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新潟県佐渡市が「佐渡総合病院」のスポットワーク活用における人的・金銭的支援を開始

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株式会社Matchbox Technologies

~基幹病院への柔軟な働き方の導入により「へき地医療」の労働力不足解消へ~

 株式会社Matchbox Technologies(本社:新潟県新潟市中央区、代表取締役社⻑:佐藤 洋彰、以下当社)が提供した、自治体公式就業プラットフォーム「さどマッチボックス」を運営する新潟県佐渡市(市長:渡辺竜五)は、この度、佐渡市最大の病院である「新潟県厚生農業協同組合連合会 佐渡総合病院(所在地:新潟県佐渡市)」を「さどマッチボックスモデル企業」として選定し、地域課題の解決に向け自治体主導によるスポットワーク活用の人的、金銭的支援を開始しました。

 佐渡市と当社は「さどマッチボックス」を通じて、柔軟な働き方の推進、「セルフソーシング(※1)」によるスキルや資格を持つ人材のスポット採用支援、さらに現場負担や法的リスクを軽減する運用支援などを行い、へき地医療における深刻な人手不足の解消と、地域医療現場の持続的な体制強化をめざします。

さどマッチボックス:https://matchbox.jp/niigata/sado

※1 セルフソーシング:企業が自社独自の人材データベースを構築し、過去の就業経験者や登録制アルバイト、退職者(OBOG)、現役従業員などを登録、必要な時に自社データベース内の人材に向け、直接求人を募集できる仕組みです。当社はこの仕組みについて、アウトソーシングと対比した「セルフソーシング」という名称で商標を取得しました。また、商標のほかにも、労働者保護をはじめ、安心・安全なセルフソーシング文化を推進するための独自機能に関する16件の特許群を取得しています。

目次

■地元住民を中心に2,500名以上が登録する「さどマッチボックス」

「さどマッチボックス」は、雇用機会の拡充とサスティナブルな就労環境の実現を目的に、2023年6月に佐渡市が開設した自治体公式のスポットワークプラットフォームです。佐渡市内の事業者が無料でスポットワーク求人を掲載することができ、全国の求職者は、市内を就業地とする求人に1日・数時間単位で応募することができます。

 2025年6月末時点で、200を超える事業所と2,500名を超える働き手が登録しており、7,800件以上の採用実績があります。

■マッチボックスモデル企業プロジェクトについて

「マッチボックスモデル企業」とは、自治体公式マッチボックスを積極的に活用し、地域課題の解決に向けた先進的な事例を生み出す事業者のことです。マッチボックスモデル企業プロジェクトでは、プラットフォームを運用する地方自治体がモデル企業を選定し、人的支援・告知支援・費用支援の三位一体で包括的にサポートすることで、安定的な運用と活用事例の創出につなげます。

 現在当社が運用支援を行っている9府県58市町村の17プラットフォームの中で、初めて「さどマッチボックス」がモデル企業を選定しました。

佐渡総合病院への支援内容

人的支援:運営事務局(当社)の専任担当が伴走し、病院スタッフへの運用サポートを継続的に支援

告知支援:院内に掲示するポスター等を作成するほか、さまざまな施策で認知度向上と利用促進を図る

金銭的支援:固定費用の6か月分を佐渡市が負担し、病院側の費用負担を軽減

さどマッチボックスモデル企業の役割

・実践例や成功パターンなどのノウハウを発信するロールモデルとしての役割

・地域における安定的な雇用創出、地域活性化などへの貢献

・「さどマッチボックス」の信頼性向上

■佐渡市の医療現場における深刻な人手不足 

 佐渡市をはじめとする離島やへき地では、急速な人口減少と高齢化、アクセスや公共交通において都市部と比べて選択肢が限られる生活環境などを背景に、医師や看護師をはじめとした医療スタッフの慢性的な人手不足が続いています。佐渡市の医療現場においても、医師の高齢化や人材難などによる病院の閉院や診療機能の縮小が相次いでおり、医療機関の病床数が2021年の約515床から2025年度には約350床まで減少する見込みです(※2)。

 佐渡総合病院でも、慢性的な看護師不足に直面しており、ハローワーク等の従来の求人募集だけでは応募が集まらず、地域医療の維持そのものが危機的状況にあります。こうした状況を受け、佐渡市は当社と連携し、自治体主導でデジタル技術や柔軟な働き方を導入することで、多様な人材の確保と医療現場の負担軽減を図る新たな取り組みを開始しました。

※2 新潟日報「島の医療圏再編へ始動 病床維持 介護と連携」2025年3月27日 朝刊11ページ

■佐渡総合病院での初期成果と今後の展望

 佐渡総合病院では、「さどマッチボックス」への求人掲載開始からわずか翌日にはマッチングが発生し、掲載から1週間程度で10件以上のマッチングが成立しています。求人内容は、ベッドメイキングや食器洗浄など無資格でも応募できる業務から看護師資格が必要な業務まで幅広く、一部の業務ではマッチングが成立しており、早期から具体的な成果が表れています。これまで応募がほとんどなかった医療補助や事務補助などの職種にも関心が寄せられているほか、資格や経験の有無を問わず20代~70代までの幅広い世代の応募者が集まり、地域に新たな就労機会を生み出すきっかけとなっています。

 今後は、佐渡総合病院が「さどマッチボックス」を最大限に活用し、持続的かつ主体的に医療現場の人手不足を解消していく体制を構築できるよう、佐渡市と共に支援してまいります。特に、有資格者の過度な業務負担の軽減や多様な人材の参画をめざし、従来の募集方法では採用できなかった潜在的就業希望者との積極的なマッチングを実現していきます。また、佐渡総合病院における成功事例や成果を、全国の離島・へき地医療現場における実効的なモデルケースとして確立し、地域医療体制の強化や人材確保の新たなスタンダードを創出していけるよう、佐渡市やJA新潟厚生連と連携しながら、持続可能な地域循環型社会の実現をめざしてまいります。

「さどマッチボックス」のサイト内に専用のバナーを作成

■各所コメント

佐渡市 地域振興部 地域産業振興課

 

 地域医療の人材不足は、どこにおいても課題であると思いますが、特に離島においては、市民生活に直結する非常に大きな課題です。佐渡市では、「さどマッチボックス」を活用し、地域課題解決のため、積極的に取り組んでいきます。

佐渡総合病院 事務長 梅澤源之様

 

 自治体・企業・医療機関が一体となった今回の取り組みは、全国の地域医療現場にとっても大きな希望になると考えています。

佐渡総合病院 総務課長 玉木和彦様

 業務内容を絞り短時間勤務での求人内容とすることで多くの方々から応募いただいており、人材不足による現場スタッフの負担軽減につながっております。 

 私たちマッチボックステクノロジーズは、デジタル技術を活用し、「誰もが柔軟に働ける社会」の実現をめざしています。今後も地方自治体と連携し、地域の人材課題の解決に貢献してまいります。

                                            以上

「matchbox(マッチボックス)」について

「マッチボックス」は、スポットワークの管理内製化を可能にするセルフソーシング®︎型のHRプロダクトです。現役従業員に加え、アルムナイ(退職者)や登録制アルバイト、一度雇用したスポットワーカーなどを、企業に合わせて開発したシステム内にメンバー登録することで、自社独自の人材プールを構築し、採用にかかる時間やコストを大幅に削減します。また、採用から給与労務までの全ての工程を、システムを通じて簡単に一元管理することができるため、業務の効率化にも最適です。事業所側が信頼できる人材を選定することを可能としたほか、求職者側への配慮として休業手当の支給や企業への与信調査などを行うなど、企業側と働き手の双方に対してフェアで安全なサービスをめざしております。マッチボックスは、企業と働き手の信頼関係をベースとしたコミュニティの構築により、あらゆる人が柔軟に働ける環境を実現させています。

「マッチボックス」サービスページ:https://business.matchbox.jp

「Matchbox Technologies」について

  私たちは「雇用主も従業員も無理なく、自分らしく働けるセカイ」の実現をめざし、「企業の柔軟な職場環境づくりを、テクノロジーで実現する」というミッションのもと、企業や自治体の抱える人材課題の解決を支援しております。2020年から、企業や自治体が簡単に独自のスポットワークプラットフォームを構築し、1日単位・数時間での柔軟な働き方を実現するクラウド型システム「matchbox」の展開を開始し、これまでに10,846の事業所に導入しています。また、新潟県や大阪府をはじめとする9府県58市町村に、自治体独自のスポットワークプラットフォームとして提供しています。私たちは、資本力の差による競争に巻き込まれるのではなく、本来注力すべき「社会課題の解決」に注力し続けたいという思いから、知財戦略を重視しています。現在、スポットワークおよびセルフソーシングに関する特許を国内外に40件以上出願しており、基本特許を含む16件の特許を取得済みです。Matchbox Technologiesは、スポットワークの柔軟性と信頼できる人材コミュニティの構築を両立させる新しい働き方のスタンダードを、世の中に広く伝えていきます。またその第一人者として、今後ともコンプライアンスを遵守した安心安全なサービスの研究開発を進め、社会課題の解決に努めてまいります。

企業ページ:https://www.matchboxtech.co.jp/about-us

「マッチボックス」関連ニュースレター:https://b.mxbx.jp/matchbox_newsletter_ss

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年8月7日 11時00分)

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