フォーバル GDXリサーチ研究所
~GXやDX、ESG経営についてのラウンドテーブルを実施~
Green(グリーン)とDigital(デジタル)を活用した中小企業の変革を目指すフォーバル GDXリサーチ研究所(本社:東京都渋谷区、所長:平良学)は、「激動の時代を生き抜くための中小企業戦略とは」をテーマに「第4回FOR SOCIAL VALUE CONSORTIUM」を開催いたしました。
『For Social Value Consortium』では、参加者は約500名を超えました。豪華な登壇者を迎え、第一部のカンファレンス、第二部の懇親会ともに盛況のうちに終了いたしました。

「FOR SOCIAL VALUE CONSORTIUM」とは
「FOR SOCIAL VALUE CONSORTIUM」は、次世代経営に真剣に向き合い、中小企業が輝く未来を創る活動に賛同していただいた中小企業経営者を対象とした、GDXリサーチ研究所が主催する年に一度のイベントです。2025年で4回目の開催となり、GXやDX、ESG経営に関する講演やパネルディスカッションを通じて、中小企業経営者が、変化の激しい次世代を生き抜くために必要なものは何かを考え、明日からの経営のヒントを得ていただくことを目的としています。本イベントは、経営者の方であればどなたでもご参加可能です。
開催概要
第一部:カンファレンス
登壇者
<特別ゲスト>
衆議院議員 環境大臣政務官兼内閣府大臣政務官 勝目 康 氏
経済産業省 省エネルギー・新エネルギー部長 伊藤 禎則 氏
一橋大学 CFO教育研究センター長 名誉教授商学博士 伊藤 邦雄 氏
株式会社キャリアドライブ 代表取締役 田村 嘉規 氏
花王株式会社 特命フェロー 一般社団法人グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン 理事
一般社団法人エコシステム社会機構 理事 小泉 篤 氏
一般社団法人中小企業個人情報セキュリティー推進協会 統括本部長
横溝 勇仁 氏
日揮ホールディングス株式会社 サステナビリティ協創ユニット インキュベーショングループ SAF事業チーム プログラムマネージャー(兼 SAFFAIRE SKY ENERGY 最高執行責任者COO)
西村 勇毅 氏
株式会社イトーキ取締役常務執行役員人事本部長 山村 善仁 氏
<フォーバル>
株式会社フォーバル 代表取締役会長 大久保 秀夫 氏
株式会社フォーバル 代表取締役社長 中島 将典 氏
<ファシリテーター>
株式会社日本総合研究所 理事 山田 英司 氏
第二部:懇親会
「FOR SOCIAL VALUE CONSORTIUM」の様子
キーノートスピーチ ⼤久保 秀夫(フォーバル代表取締役会⻑)
「激動の時代を生き抜くために中小企業経営者に必要なこと」をテーマに、①激動の時代を生き抜くために中小企業経営者が持つべき「在り方」、②「在り方」の実践のために不可欠な「求心性」と「遠心性」について語られました。令和に入り、さまざまな「在り方」が大きく変わろうとしている中でのESG経営の重要性についてお話されました。

基調講演 伊藤 禎則(経済産業省 省エネルギー・新エネルギー部長)
「エネルギー基本計画」の下でのGX・DXの新しい潮流」と題し、政策動向と中小企業に求められることについてお話しされました。また、エネルギーやデジタル化、地方の活性化などの社会課題を解決することを成長のエンジンとする新しい資本主義の考え方についても語られました。
※急遽会場での参加が難しくなったため、ビデオメッセージによる基調講演となりました。

基調講演 伊藤 邦雄(一橋大学 CFO教育研究センター長 名誉教授商学博士)
「ビジネスと人権~人権問題は、企業にとって今、ここにある危機~ESGの真相」というテーマで、様々な例をもとにビジネスと人権問題についてお話しされました。人権問題と無縁の企業はないという姿勢で人権問題をとらえることが、組織のリスクマネジメントという点で必須だと語られました。

基調講演 西村 勇毅(日揮ホールディングス株式会社サステナビリティ協創ユニット インキュベーショングループ SAF事業チーム プログラムマネージャー[兼 SAFFAIRE SKY ENERGY 最高執行責任者COO])
「国内初となる国産SAF サプライチェーンの構築」というテーマで、企業規模の異なる企業間のパートナーシップによって生み出される影響力の大きさについてお話しされました。

基調講演 山村 善仁(株式会社イトーキ取締役常務執行役員人事本部長)
「エンゲージメントを経営戦略のど真ん中に~経営トップと並走で挑む変革~」というテーマで、人的資本経営は経営戦略との連動や独自性が重要とお話しされました。また、オフィスは優秀人材の確保・定着、モチベーションへの影響が大きいと語りました。

基調講演 勝目 康(衆議院議員 環境⼤臣政務官兼内閣府⼤臣政務官)
「変化の時代だからこそ、中小企業の経営戦略に脱炭素の視点を!」というテーマで、形式主義ではなく、脱炭素がどのように国や会社、社員の真の利益につながるのか、という実質に着目し、考え抜いた上で着実に取り組む必要性についてお話しされました。

ラウンドテーブル
ファシリテーターに日本総研の山田氏を迎え、環境省伊藤氏をはじめ、キャリアドライブ田村氏、株式会社日揮西村氏、SP2横溝氏、フォーバル代表中島など様々な分野の有識者により、激動の時代において中小企業がどのように発展していくのか、として以下のテーマに沿ったディスカッションを実施。中小企業のリアルな実態と課題について多角的で熱い討論が交わされました。
<テーマ>
①激動の時代 ②激動の時代を生き抜くための中小企業戦略
中小企業が激動の時代を生き抜くためには、まずは可視化をし、強みを見つけてを外部に発信していくことが重要だと熱く語られました。

総括 フォーバル GDXリサーチ研究所所長 平良 学
最後にフォーバル GDXリサーチ研究所所長の平良より、第一部:カンファレンスのまとめとして総括を行いました。フォーバル GDXリサーチ研究所所長の平良より、『中小企業経営者の実態 For Social Value ブルーレポート』の第7冊目を2025年5月16日に発刊したと報告されました。

第二部:懇親会の様子
懇親会では、経営者様同士の名刺交換や情報交換だけではなく、会⻑講演、基調講演、パネルディスカッションで得た気づきなどを語りあい、コミュニケーションを図る有意義な時間となりました。


フォーバル GDXリサーチ研究所所長 平良 学
フォーバル GDXリサーチ研究所所長
平良 学(たいら・まなぶ)
■経歴
1992年、株式会社フォーバルに入社。九州支店での赤字経営の立て直し、コンサルティング事業の新規立ち上げ、全体統括を経て、2022年に新たに発足した中立の独立機関「フォーバル GDXリサーチ研究所」の初代所長に就任。
中小企業経営の実態をまとめた白書「ブルーレポート」の発刊、全国の自治体と連携し、地域の中小企業経営者に向けたDX、GXの講演、中小企業経営者向けのイベントの企画などを通じて、中小企業のGDXを世に発信している。

■コメント
4回目の「 FOR SOCIAL VALUE CONSORTIUM 」を開催しました。
株式会社フォーバル、フォーバルグループのお客様、ならびに普段当初の中小企業経営実態調査にご協力いただいている経営者の皆さま方のおかげで無事に開催することができましたこと、厚く御礼申し上げます。
今回は、過去最大の500名を超えるお客様にご参加いただきましたが、これまでと異なるのが参加者様の属性です。自治体関係者様、金融機関関係者様、そして大学関係者様・学生の方々のご参加もございました。中小企業経営者向けのイベントですが、取り巻く関係者の方にも注目をいただける会になったのでは、と思います。
今回のテーマは「激動の時代を生き抜くための中小企業戦略とは」。物価高や人手不足、トランプ2.0といった変化の激しい激動の時代を中小企業は生き抜く必要があります。そのためのヒントとして、行政から、大手企業、中小企業や一般社団法人の有識者の方々をゲストにお招きし、講演やラウンドテーブルを通じて様々な情報を発信させていただきました。ご参加いただいた経営者の方にとって、学びや気づきになれば幸いです。
フォーバル GDXリサーチ研究所は今後も中小企業経営における実態調査や研究を行い、ブルーレポートや研究レポートによる情報発信、中小企業経営者への場や機会の提供を行いつつ、「中小企業の持続可能な発展を支える研究機関としてなくてはならない存在」を目指し活動してまいります。
■フォーバル GDXリサーチ研究所とは
日本に存在する法人の99%以上を占める中小企業。この中小企業1社1社が成長することこそが日本の活力につながります。中小企業が成長するための原動力の1つにGreen(グリーン)とDigital(デジタル)を活用し企業そのものを変革するGDX(Green Digital transformation)があります。
フォーバル GDXリサーチ研究所は、中小企業のGDXに関する実態を調査し、各種レポートや論文、報告書などをまとめ、世に発信するための研究機関です。「中小企業のGDXにおける現状や実態を調査し、世に発信する」をミッションに「中小企業のGDXにおいてなくてはならない存在」を目指し活動していきます。
