G-FACTORY株式会社
制度だけでは届かない「安心」を、現場から育てる挑戦。G-FACTORYが、特定技能制度の“その先”を見据えた文化交流イベントを開催

ここで働き続けたい”と思える場とは——特定技能制度の次の一歩
2019年、労働力不足を背景に創設された在留資格「特定技能」。これは日本政府が掲げる成長戦略の一環であり、外国人材との共生によって持続可能な社会を目指す制度です。特に飲食業界では、制度の導入以降、多くのグローバル人材が第一線で活躍しています。
しかしその一方で、現場には“言葉の壁”“文化の違い”“職場での孤立”といった、制度だけでは解消しきれない課題が存在しています。制度の整備と実態のギャップに目を向け、その一歩として、私たちは特定技能人材を対象とした寿司握り体験イベントを開催します——食を通じて、文化を学び、仲間とつながり、“ここで働き続けたい”と思える場を目指してまいります。
“心の安心”を育む場をつくりたい、包括的なサポート体制を確立

飲食塾を運営するG-FACTORY株式会社は、特定技能制度の開始当初から、外国人材の受け入れと定着に正面から取り組んできました。2022年には人材紹介事業を開始し、累計5,000名以上の外国人材を紹介、離職率9.7%と、安定した定着支援に取り組んでいます。さらに通信インフラ「GF Mobile」、社宅支援「GF Estate」、外国人専用クレジットカード「GF Card」など、グローバル人材の生活を支えるインフラを多角的に展開しています。
そして今回、私たちは特定技能人材の“心の安心”を育む取り組みとして、文化体験と実務教育、そして仲間との対話を通じたイベントを企画しました。制度を現場で生かし、育てていく実践の一歩です。
1日の体験で、学び、つながり、自信が芽生える

2025年9月30日、飲食塾は特定技能ベトナム人材を対象に「寿司握り体験 × 文化交流イベント〜日本で働く仲間とつながる・学ぶ・楽しむ〜」を開催します。現場で役立つスキルや所作の学びにとどまらず、文化理解、感情の共有、仲間との出会いを通じた“心の定着支援”を目指しています。
[1] 握って学ぶ——寿司を通じて文化を体感

イベント前半では、寿司職人によるデモンストレーションの後、参加者自身が寿司を握る実習に挑戦。最初は戸惑いながらも、徐々に自分の手で形を作れるようになると、自然と笑顔が広がります。
「食を通じて文化を知る」「自分にもできる」という実感——その体験こそが、日本で働く自信と喜びに変わる時間となります。
[2] 所作に宿る“おもてなし”を知る時間
次に行うのは、守破離のカウンターでの所作講座。接客業の基本である立ち方・声のかけ方・手の所作など、日本のおもてなし文化のエッセンスを体感しながら学びます。
異文化で働く外国人にとって、こうした“当たり前”は意外と教わる機会が少ないものです。今回は、現場に根ざした指導のもと、実務と文化が交差する時間を設計しています。

[3] 声を出せる、つながりが生まれる交流の場
後半では、自身で握ったお寿司を食べながら、自由交流の時間を設け、就労に関する不安や悩みを言葉にできる機会をつくります。日本の飲食店で働く上での不安や疑問を相談できる時間にするのはもちろん、同じビザで働く仲間たちとの会話を通じて、「自分だけじゃない」と思える時間が、参加者の背中をそっと押します。
現場で感じている“言いにくい気持ち”を共有できる空気こそが、定着支援の土台となると私たちは信じています。
当社が本イベントに取り組む理由
特定技能制度は、制度として整っただけでは完結しません。実際に日本で働く外国人材が、職場や生活の中で“安心”を感じられてこそ、本当に意味のある制度になると私たちは考えています。また、飲食企業にとっても、外国人材の孤立を防ぎ、文化理解を深めることで、定着率の向上や採用後の現場負担軽減といった実務上のメリットが生まれます。制度運用を支える私たちの仕組みは、受け入れ企業にとっても持続可能な人材活用の後押しとなります。
私たちは、「教える」「つなぐ」「支える」を一体化した現場のハブとして、特定技能制度を“運用する側”としての責任と可能性を強く感じています。
制度が“人を呼び込むだけ”で終わらず、“人が育ち、安心して暮らせる仕組み”へと育っていくために。寿司という文化体験をきっかけに、学びと交流が生まれ、“ここで働き続けたい”と思えるような時間を提供したい。現場からその先の未来をつくる——その思いを込めて、私たちは本イベントを実施します。そして今後も、こうした取り組みを一つずつ積み重ねながら、特定技能人材の“安心して働ける未来”を育んでいきます。
寿司職人ならではの視点で伝える日本文化

講師を務めるのは、飲食塾・寿司職人コース専任講師の小林正規先生。
寿司職人歴20年以上。チェーン店、老舗、ホテルなどでの経験を経て、現在は3カ月でプロの寿司職人を育成。魚の特徴や旬に関する知識も豊富で、技術力と指導力の両面において高い評価を得ています。
今回のイベントでは、それぞれ異なるバックグラウンドをもつ皆さんに向けて、分かりやすく寿司と日本食、日本文化の魅力を伝えます。「おもてなしの文化は、動きや立ち姿に宿る。そこから日本の心を知ってほしい」と語ります。
【イベント概要】寿司握り体験 × 文化交流イベント 〜日本で働く仲間とつながる・学ぶ・楽しむ〜
開催日程:2025年9月30日(火)
開催時間:11:00〜14:00
会 場:飲食塾(東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB1階)
対 象:特定技能人材をはじめとする外国人 ※参加にはGFS会員(登録無料)の会員登録必須
参 加 費 :GF Card・GF mobile・GF Estateサービス利用者 無料/その他 1,000円(税込)
ご 予 約 :公式LINE (https://lin.ee/VB8vAf5)
【プログラム】
・イントロダクション:趣旨説明、自己紹介
・寿司体験:職人の実演と体験、食事交流
・カウンター所作講座:接客の基本と文化背景の共有
・お悩み相談&フリー交流:相談会/自由交流/Q&A
飲食塾について
G-FACTORY株式会社が運営する「飲食塾」は、わずか数カ月でプロの和食料理人を育成する短期集中型のスクールです。現在、寿司・焼き鳥・ラーメンの3コースを開講中。授業の一環として実店舗「守破離」での営業を行い、調理技術から店舗運営までを実践的に学びます。卒業後の開業・就職も徹底サポートし、即戦力の人材を輩出しています。
寿司職人コース(受講期間3カ月):https://gf-support.com/inshokujyuku/course/sushi
焼き鳥職人コース(受講期間2カ月):https://gf-support.com/inshokujuku/course/yakitori
ラーメン職人コース(受講期間10日):https://gf-support.com/inshokujuku/course/ramen
■G-FACTORY株式会社
本社 東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービル33階
代表者 代表取締役社長 片平 雅之
設立 2003年5月20日
資本金 55,305,000円 (資本準備金341,532,620円)
市場 東京証券取引所グロース市場(証券コード 3474)
コーポレートサイトURL https://g-fac.jp/
GF WorksサイトURL https://gf-support.com/joboffer/
メディアサイトURL https://gf-support.com/media
■本件に関するお問い合わせ
G-FACTORY株式会社
担当部署 管理本部
TEL:03-5325-6868
mail:info@g-fac.jp
