株式会社バカン
AI技術で混雑を可視化し、「人と空間を、テクノロジーで優しくつなぐ。」をミッションに、施設・エリアを支えるプラットフォームを活用したサービスを提供する株式会社バカンは、第27回参議院議員選挙において、投票所の空き状況をリアルタイムに配信しました。閲覧数は、延べ49万1,377PVを記録し、混雑緩和に貢献したことをお知らせいたします。
■取り組みの詳細
今回の第27回参議院議員選挙(2025年7月4日〜7月20日)において、首都圏を中心に40自治体の154箇所の投票所の混雑を可視化し、専用のWEBページ(VACAN MapsやVACAN Pages)にて配信することで、有権者の投票行動の最適化に貢献しました。
【アクセス実績】
今回が初の導入となった、神奈川県横浜市(18行政区中5区で導入)では、合計PV数:62,080PVを記録しました。また、最もアクセスが多かった港北区の投票所では、24,318PVを記録し、期日前投票者数(60,185人)との比較では約40%に相当します。
【混雑状況可視化実施投票所】
横浜市:期日前投票所(11箇所)
練馬区:期日前投票所(7箇所)
板橋区:期日前投票所(13箇所)
北区:期日前投票所(6箇所)
目黒区:期日前投票所(7箇所)
埼玉県全域:期日前投票所 34自治体(90箇所)
三重県四日市市:期日前投票所7箇所、当日投票所13箇所(計20箇所)
期日前の投票所は上記の各自治体で開いている投票所のすべてを可視化しました。
また、三重県四日市市では、期日前のみならず、当日の投票所のすべての混雑情報の可視化を行いました。
サービスのメリット
1. 待ち時間の短縮とスムーズな投票体験
混雑を回避して空いている時間帯に投票所を訪れることができるため、長時間並ぶ必要がなくなります。
特に、仕事や家庭の都合で限られた時間しか投票に行けない忙しい現代人にとって、計画的な訪問が可能となります。
2. 分散投票による混雑緩和と運営の効率化
多くの人がリアルタイム混雑情報を参考にすることで、特定時間帯の集中投票の減少に寄与し、投票所の職員の負担軽減や運営効率の向上にもつながります。
3. ご高齢の方・体の不自由な方・子連れの投票を支援
長時間立って待つことが難しい人々も、空いている時間を選んで安心して投票でき、子ども連れの方にとっても、スムーズに済ませられる時間を選べることはメリットになります。
4. 心理的ハードルの低下
「混んでいそうだからやめておこう」という心理的なブロックを取り除き、投票率の向上が期待されます。特に若年層など、投票行動が不安定な層に対して効果的です。
■混雑情報可視化の仕組み
混雑情報の可視化にはバカンが提供しているリアルタイム空き情報配信プラットフォーム「VACAN」を活用します。VACANには混雑情報をマップ上に表示する「VACAN Maps」(https://vacan.com)という機能があり、今回は、Pagesという混雑情報のみを配信するWEBページでの配信も行いました。
空きや混雑を検知するには様々な方法がありますが、本取り組みでは、ボタン型の専用IoTデバイスを用いて、混雑情報を検知し、専用のWEBページ上で混雑状況をリアルタイムに可視化しました。

■株式会社バカンについて
会社名:株式会社バカン
代表者:河野剛進
所在地:東京都千代田区麹町2-5-1 WeWork 半蔵門 PREX South 3F
設立:2016年6月
バカンは、経済産業省「J-Startup 2019」選定企業です。「人と空間を、テクノロジーで優しくつなぐ。」をミッションとして、 AIで混雑の可視化に加え、まちと暮らしをアップデートするプラットフォームを構築しています。
空間の体験をスマートにアップデートする「混雑・人流マネジメント」や「施設・エリアマネジメント」サービスの提供。トイレ個室内メディア「アンベール」の運営などを行っています。