岡山県

国際芸術祭「森の芸術祭 晴れの国・岡山」は、岡山県北部の12市町村(津山市、高梁市、新見市、真庭市、美作市、新庄村、鏡野町、勝央町、奈義町、西粟倉村、久米南町、美咲町)を舞台に、2024年9月28日(土)から11月24日(日)までの58日間にわたり、初めて開催し、12の国・地域から42組43人のアーティストを迎え、5市町(津山市、新見市、真庭市、鏡野町、奈義町)の21会場にアート作品を展示しました。来場者数は、想定の2倍以上となる延べ52万人を超え、盛況のうちに閉幕を迎えることができました。
次回開催は2027年に決定。8月4日(月)に開催した実行委員会総会において、長谷川祐子氏の起用を決定しました。長谷川氏には、前回に引き続き、森の芸術祭のアートディレクションを行っていただきます。
なお、開催時期やアート作品設置エリアについては、今後決定していく予定です。
また、次回開催に向けて機運醸成を図るための様々な関連イベントを実施していきます。
<長谷川祐子アートディレクターのコメント(次回開催に向けての想い)>
■ 新しい場所、新しい発見を!
現在、調整中であるが、アート設置をする新しい場所が生まれれば嬉しい。また、同じ場所であっても、新しい発見が生まれるようにしたい。
■ 次回も「食」をテーマのひとつに!
前回開催で好評だった「ハレノクニ弁当」、「森のいろどりパフェ」、「生命(いのち)の雫 柿ゼリー」、「特製パン(森パン、桃パン)」。次回においても「食」をテーマのひとつにしたい。
■ 何名かのアーティストは続投予定!
「森芸にまた参加したい」というアーティストもおり、次回開催でも、引き続き何名かのアーティストには続投をお願いしたいと思っている。
(今も鑑賞できるパーマネント作品)


(前回開催の食への取組)


アートディレクター:長谷川 祐子(はせがわ ゆうこ)/PROFILE
京都大学経営管理大学院 客員教授/国際文化会館アート・デザイン部門プログラムディレクター/総合地球環境学研究所 客員教授/犬島「家プロジェクト」アーティスティック・ディレクター/東京藝術大学 名誉教授/前金沢21世紀美術館館長/「森の芸術祭 晴れの国・岡山」2024アートディレクター
キュレーター/美術批評
京都大学法学部卒業、東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了、水戸芸術館学芸員、ホイットニー美術館客員キュレーター、世田谷美術館学芸員、金沢21世紀美術館学芸課長及び芸術監督、東京都現代美術館チーフキュレーター及び参事、金沢21世紀美術館館長を経て現職。
文化庁長官表彰(2020年)、フランス芸術文化勲章シュヴァリエ(2015年)、ブラジル文化勲章(2017年)、フランス芸術文化勲章オフィシエ(2024年)を受賞。

主な企画展・国際展に、第7回イスタンブール・ビエンナーレ「エゴフーガル」(2001年)、第 4 回上海ビエンナーレ (2002年)、第 29 回サン・パウロ・ビエンナーレ(2010年)、第11回シャルジャ・ビエンナーレ「Re:Emerge Towards a New Cultural Cartography(リ・イマージ: 新たな文化地図をもとめて)」(2013年)、第7回モスクワ・ビエンナーレ「Clouds⇆Forest」(2017年)、第2回タイランド・ビエンナーレ(2021年)など。またフランスで日本文化を紹介する「ジャパノラマ:日本の現代アートの新しいヴィジョン」、「ジャポニスム 2018:深みへ―日本の美意識を求めて―」展を含む数々の国際展を企画。
主な著書に、『キュレーション 知と感性を揺さぶる力』(集英社)、『破壊しに、と彼女たちは言う:柔らかに境界を横断する女性アーティストたち』(東京藝術大学出版会)、『ジャパノラマ : 1970年以降の日本の現代アート』(水声社)、『新しいエコロジーとアート「まごつき期」としての人新世』(以文社)など。
■「森の芸術祭 晴れの国・岡山」公式ホームページ
※写真をご使用いただく場合、クレジット表記をお願いいたします。
【本件に関するお問い合わせ先】
「森の芸術祭 晴れの国・岡山」実行委員会(事務局:岡山県産業労働部観光課内)
メール press@forestartfest-okayama.jp / TEL 086-226-7843