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【全国510人調査】年収とグランピング予算の意外な関係|高所得層ほどコスパ重視?

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RASA JAPAN

全国でグランピング事業を展開する株式会社Dot Homes(https://dot-homes.jp/が実施した意識調査で、年収とグランピング予算の関係に意外な傾向が明らかになりました。高所得層(1000万円以上)の42.4%が中価格帯(15,000円〜19,999円)を選択し、必ずしも最高額を求めない「コスパ重視」の消費行動を示しています。一方、「価格重視派」の中心は中所得層で、従来の所得別消費行動の常識を覆す結果となりました。

高所得層の「適正価格」志向と中所得層の「価格重視」傾向は、グランピング市場の成熟化と消費者の目利き力向上を示す重要なシグナルといえるでしょう。

※今回の調査では、平均年収以下である年収400万円を基準に、低・中・高と記載しております。

目次

調査サマリー(3つの主要発見)

発見1:高所得層は「適正価格」を重視、最高額選択は意外に少ない

年収1000万円以上の高所得層における予算選択は、一般的な「高所得=高額消費」の図式とは大きく異なる結果となりました。

  • 年収1000万円以上の世帯:中価格帯(15,000円〜19,999円)が42.4%で最多

  • 20,000円以上の最高額選択:21.2%に留まる

  • 「お金があるから高額を選ぶ」という単純な構図ではない

特に注目すべきは、年収1500万円以上の超高所得層でも、この傾向がより顕著に現れていることです。年収1500-2000万円世帯では約60.0%が中価格帯を選択し、年収2000万円以上世帯でも約50.0%が同価格帯を選んでいます。これは、所得の増加に比例して支出も増加するという従来の消費理論に疑問を投げかける重要な発見です。

発見2:価格重視派の中心は中所得層、低所得層との逆転現象

従来「価格重視=低所得層」と考えられてきた消費行動パターンに、興味深い逆転現象が見られました。

  • 価格を最重視する層:年収400-600万円の中所得層が32.4%で最多

  • 低所得層(400万円未満):価格重視は32.6%だが、絶対数では中所得層が上回る

  • 高所得層(1000万円以上):価格重視は18.2%と大幅に減少

この現象の背景には、中所得層特有の「一定の可処分所得があるが制約も感じる」という微妙な立ち位置があります。「良いものを手頃な価格で」という強い願望が、価格比較行動を最も活発化させているのです。

発見3:年収とグランピング経験率に明確な相関、経験が予算観に影響

グランピング体験の有無が、予算感覚に大きな影響を与えていることが判明しました。

  • 高所得層の経験率:75.6%

  • 中所得層の経験率:56.6%

  • 低所得層の経験率:45.5%

高所得層と低所得層の経験率には30.1%ポイントもの差があり、この経験格差が予算観の違いを生み出しています。経験豊富な高所得層ほど「適正価格」の判断基準が明確で、過度な高額選択を避ける傾向が強いのです。

詳細データ分析

年収別予算分布の詳細分析

超高所得層(1,500万円以上)の特異な傾向

最も注目すべきは、超高所得層でも中価格帯への集中が見られることです。

  • 1,500-2,000万円世帯:15,000円〜19,999円が60.0%

  • 2,000万円以上世帯:15,000円〜19,999円が50.0%、20,000円以上が50.0%

  • 超高所得層でも中価格帯への集中が顕著

これは「価格に対する感度の鈍化」ではなく、むしろ「経験に基づく適正価格の認識」を示しています。多くの選択肢を経験した結果として、最適解が中価格帯にあると判断していると考えられます。

中所得層の価格分散パターン

中所得層は最も「標準的」な価格感覚を持つ層として位置づけられます。

  • 400-600万円世帯:10,000円〜14,999円が43.5%で最多

  • 600-800万円世帯:10,000円〜14,999円が44.6%で最多

  • 中所得層は標準価格帯に最も集中する傾向

この価格帯(10,000円台前半)は、グランピング市場の「標準価格」として機能しており、中所得層がこの市場の価格形成をリードしていることがわかります。

低所得層の二極化現象

低所得層内でも、予算に対する考え方が二極化していることが明らかになりました。

  • 200万円未満世帯:5,000円未満(26.2%)と10,000円〜14,999円(34.4%)に分散

  • 200-400万円世帯:比較的分散が少なく、標準価格帯への集中

年収200万円未満の世帯では、「できるだけ安く」派と「標準的な体験を求める」派に分かれており、同じ低所得層でも価値観に大きな違いがあることが分かります。

施設選択時の重視ポイント分析

年収別重視ポイントの明確な違い

所得層によって、グランピング施設を選ぶ際の優先順位が劇的に異なることが判明しました。

高所得層(1000万円以上)の重視ポイント:

  • 施設の清潔さ・快適さ:48.5%(圧倒的最多)

  • 価格:18.2%

  • アクセスの良さ:12.1%

  • アクティビティの充実度:6.1%

  • 食事の質・バーベキュー体験:12.1%

高所得層では価格よりも品質を重視する傾向が明確です。特に「施設の清潔さ・快適さ」への関心が約半数を占めることは、時間価値を重視する高所得層の特性を表しています。

中所得層(400-800万円)の重視ポイント:

  • 価格:30%

  • 施設の清潔さ・快適さ:30%

  • アクセスの良さ:20%

  • アクティビティの充実度:8%

中所得層では価格と品質のバランスを重視する傾向が見られます。価格への関心は高いものの、品質も同程度に重視しており、「コストパフォーマンス」を最も意識する層といえます。

低所得層(400万円未満)の重視ポイント:

  • 価格:32.6%

  • 施設の清潔さ・快適さ:28.8%

  • アクセスの良さ:18.9%

  • 食事の質・バーベキュー体験:6.1%

低所得層では価格重視の傾向が最も強く現れていますが、意外なことに「施設の清潔さ・快適さ」も28.8%が重視しており、単純な「安さ重視」ではないことが分かります。

体験希望コンテンツの年収別嗜好

高所得層の体験重視傾向

高所得層では、より積極的で充実した体験を求める傾向が明確に現れています。

  • 本格BBQ:68.3%

  • アスレチック・アクティビティ:45.1%

  • サウナ体験:34.1%(低所得層より9%ポイント高い)

  • ラグジュアリーな宿泊体験:41.5%

  • 焚き火体験:36.6%

  • 天体観測:37.8%

特に「本格BBQ」への関心の高さ(68.3%)は、高所得層が単なる宿泊ではなく、能動的な体験を重視していることを示しています。また、「サウナ体験」への関心が他の層より高いのは、リラクゼーションと健康志向の表れと考えられます。

中所得層のバランス型嗜好

中所得層では、各コンテンツへの関心が比較的均等に分散しています。

  • 本格BBQ:67.1%

  • 天体観測:49.7%(最も高い)

  • アスレチック・アクティビティ:42.8%

  • 焚き火体験:37.6%

  • ラグジュアリーな宿泊体験:32.9%

  • サウナ体験:27.7%

中所得層では「天体観測」への関心が49.7%と他の層より高く、教育的価値や家族での共有体験を重視する傾向が見られます。

低所得層の堅実嗜好

低所得層では、基本的で確実に楽しめる体験への関心が中心となっています。

  • 本格BBQ:50.0%(他層より低い)

  • 天体観測:46.2%

  • ラグジュアリーな宿泊体験:39.4%

  • アスレチック・アクティビティ:33.3%

  • 焚き火体験:32.6%

  • サウナ体験:25.0%(最も低い)

低所得層では「本格BBQ」への関心が50.0%と他の層(67-68%)より大幅に低く、より堅実で確実性の高い体験を好む傾向が見られます。

深層心理分析:なぜ高所得層はコスパ重視なのか?

経験値による適正価格判断

高所得層の「コスパ重視」行動の背景には、豊富な経験に基づく冷静な判断があります。

  • 高所得層のグランピング経験率75.6%

  • 経験豊富さが「適正価格」の判断基準を形成

  • 「高い=良い」ではなく「価値に見合った価格」を重視

高所得層の4分の3以上がグランピング経験を持つことで、価格と価値の関係について実体験に基づく判断基準を持っています。この経験値が、感情的な高額選択ではなく、合理的な価格判断を可能にしているのです。

時間価値の重視

高所得層が価格よりも重視するのは「時間価値」です。

  • 高所得層ほど「施設の清潔さ・快適さ」を重視(48.5%)

  • 価格よりも体験の質と効率を優先

  • 移動時間や準備時間の最適化を求める傾向

高所得層にとって重要なのは「費用対効果」ではなく「時間対効果」です。限られた休暇時間を最大限有効活用するため、準備に時間がかからず、快適で効率的な体験を求めます。価格差よりも、到着後すぐにリラックスできるか、設備に不満を感じずに済むかといった「時間の無駄」を避けることが優先されるのです。

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体験内容や価格帯など、こだわりに合わせて選べる施設がたくさん掲載されています。
まずはグランピング特集のTOPページをチェックしてみてください。

https://www.mingla.jp/

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調査概要

調査期間:2025年5月1日

調査機関(調査主体):RASA JAPAN Inc.

調査対象:日本在住者

有効回答数(サンプル数):510

調査方法(集計方法、算出方法):インターネット調査

会社概要

株式会社Dot Homes

所在地:〒171-0022 東京都豊島区南池袋1-16-15 ダイヤゲート池袋5階

代表者:代表取締役社長 留田 紫雲

主要株主:株式会社ブルーインキュベーション(西武グループ)

設立日:2015年11月

事業内容:リゾートホテル・グランピング施設の開業支援、運営受託、コンサルティング

コーポレートサイト:https://dot-homes.jp/

RASA JAPAN Inc.

所在地:〒225-0011 神奈川県横浜市青葉区あざみ野1-27-1 G-201

代表取締役:喜多 克(Masaru Kita)

設立:2019年2月21日

事業内容:マーケティングオペレーション(MOps)の構築支援・マーケティングBPO・デジタルマーケティング支援

コーポレートサイト:https://rasa-jp.co.jp/

みんぐらサービス一覧

みんぐらメディア:https://mingla.jp/

グランピング診断公式LINE「みんぐら君」:https://lin.ee/TGV9o4tx

みんぐらInstagram:https://www.instagram.com/mingla.jp/

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年8月13日 11時00分)

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