富士急行
~伝統を継承し、次なる100年を見据えた新デザインへ~

富士急グループの富士ミネラルウォーター株式会社(本社:東京都渋谷区)は、2025年8月18日に創業96周年を迎えるにあたり、ビジュアル・アイデンティティ(VI)をリニューアルいたします。そして、来る2029年の創業100周年、さらにその先の持続的な成長を見据え「伝統の継承」と「未来への進化」を融合させた新たなブランド体験を創造してまいります。
当社は、まだ「水を買って飲む」という慣習が無かった1929年、日本で初めて炭酸を含まないミネラルウォーターの製造・販売を開始いたしました。以来、その豊かなミネラルバランスで飲みやすい「まろやかな軟水」は、全国の著名なホテルやレストランをはじめ、国賓・公賓を招く公式の席でもお選びいただいており、「日本を代表する名水」として広く認められております。今回のVIリニューアルは、単なるデザイン変更に留まらず、ミネラルウォーター市場を切り拓いてきたパイオニアとしての誇りを胸に、次なる100年へ向けた新たなブランドストーリーを紡ぎ出すための第一歩となるものです。
なお、新しいVIは2025年1月29日に発売を開始した「富士ミネラルウォーター アルミボトル缶」をはじめ、一部先行して使用しておりますが、今後商品ラベルやパッケージ、各種広報物等へ順次展開していく予定です。
新シンボルマークについて:受け継がれる伝統と新たな一歩
今回のVIリニューアルの核となるのは、富士ミネラルウォーターの象徴であり、パッケージデザインにも採用されてきた「アーチ越しの富士山」のシンボルマークです。この長年親しまれてきた意匠を大切に継承しつつ、現代の感性に響く新たなデザインへと昇華させました。
伝統の継承と未来への視点
これまで時代と共に微細に変化してきたデザインを、当社のアーカイブから徹底的に「歴史を解剖・再構築」するアプローチで深掘りいたしました。
「アーチ」の表現の深化
特に、主役である富士山を際立たせる「額縁」としての役割を担う「アーチ」は、柱からこぼれる光が空間に奥行きをもたらす様を表現すべく、すべての線をゼロから緻密に描き直しました。これにより、より洗練された奥行きと品格が加わっています。
フォントと色彩の刷新
「FUJI MINERAL WATER」のロゴタイプは、モダンで洗練されたフォントに変更。さらに、日本の伝統色である「紅色」をベースとすることで、「日本を代表する名水」としての揺るぎない品質と誇りを視覚的に表現しています。
■今までのシンボルマークの一例とリニューアル後のシンボルマーク

■新たなVIの主な組み合わせパターン

新タグライン「人をもてなす。」に込めた想い
VIリニューアルと合わせ、タグラインとして「人をもてなす。」を掲げました。この言葉には、富士ミネラルウォーターが創業以来紡いできた、お客様との特別な絆と役割が凝縮されています。
高級ホテル、こだわりのレストラン、洗練されたバー、そして国際会議といった特別な「おもてなし」の場で当社製品は選ばれ続けてきました。単なる「水」としてではなく、人と人との大切な時間や絆を豊かにし、空間に彩りを添える「添え花」として、陰ながら「おもてなし」の心を支えてきた当社の使命と誇りを、このタグラインに込めています。
環境配慮型新商品「アルミボトル缶」での先行導入
新たなVIは、2025年1月29日に発売を開始した「富士ミネラルウォーター アルミボトル缶」にて先行導入されています。繰り返し再生可能な循環型素材であるアルミボトル缶には、新VIの特徴である「アーチ越しの富士山」が美しく表現され、その環境配慮面での貢献度とデザイン性の高さは、市場から高い評価をいただいております。
当社は、この新たなVIを、今後、商品ラベルやパッケージ、各種広報物等へ順次適用してまいります。

会社概要
社名:富士ミネラルウォーター株式会社
代表者:久保田 晃輔
設立:1929年8月18日
所在地:東京都渋谷区初台1丁目55番7号
事業内容:ミネラルウォーターの製造販売、ワインビネガーの製造販売
株式:非上場