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賃貸住宅の入居中トラブル発生数最多の季節が到来!日管協が「入居中トラブル」実態調査を発表

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日管協

夏に増えるのは“不快なにおい”と“エアコンの故障”賃貸住宅管理のプロが対策を解説

公益財団法人日本賃貸住宅管理協会(本部:東京都千代田区、会長:塩見紀昭、以下:日管協)は、暑さが厳しくなり賃貸住宅での「入居中トラブル」が増える季節に合わせ、賃貸住宅入居者を対象にした夏場に起こりやすい「入居中トラブル」やその対処方法に関する実態調査を発表します。


■ 夏は賃貸トラブル発生数最多の季節!日管協が実態を調査

暑さが厳しいこの時期、住宅においてはエアコンの故障や不快なにおいの発生など様々なトラブルの発生が考えられます。

実際、2024年4月から2025年3月までの1年間に全国の大家・入居者・管理会社から日管協にあった問い合わせのうち、賃貸住宅の入居中トラブルに関する問い合わせの件数を集計したところ、最も多かったのは2024年の8月でした。7月・9月も相対的に件数が高く、夏場は入居中のトラブルが増える時期だと言えます。

そこで日管協では、賃貸住宅の入居者を対象に、夏場に起こりやすい「入居中トラブル」やその対処方法に関する実態調査を実施しました。


調査結果サマリー

・最多は「害虫・害獣の発生」、特に夏に増えるのは「不快なにおい」と「エアコンの故障」
・最多は「管理会社・管理人・大家に相談・対応してもらった」、自分での対処と対処後の満足度に差も

■ 夏に発生した「入居中トラブル」ランキング
最多は「害虫・害獣の発生」、特に夏に増えるのは「不快なにおい」と「エアコンの故障」

「入居中トラブル」について発生した時期(春:3〜5月、夏:6〜9月、秋:10〜11月、冬:12〜2月)ごとに調査したところ、夏に発生した入居中トラブルで最も多いのは「害虫・害獣の発生」の361件で、これは年間ランキングでも1位となっています。
夏のランキングで年間ランキングより順位が上昇しているものとしては2位の「不快なにおいの発生」(193件、年間ランキングより3ランク上昇)、4位の「エアコンの故障・不調」(152件、年間ランキングより4ランク上昇)があります。
高温多湿となる夏はゴミや排水口からの臭気が発生しやすく、不快なにおいを感じやすくなります。また、エアコンの稼働時間が増えることでフィルターの目詰まりや機器の負荷が高まり、故障・不調の発生件数が増加すると考えられます。


■入居中トラブルの対処方法

最多は「管理会社・管理人・大家に相談・対応してもらった」、自分での対処と対処後の満足度に差も

入居中トラブルの対応方法については、「管理会社・管理人・大家に対応してもらった」が42.5%で最も多い結果となりました。次いで、「特に何もしていない」が36.3%、「自分・同居の家族で対処した(修理・清掃・グッズ購入など)」が26.4%、「業者(専門サービス)に依頼した」が9.7%となっています。
まずは管理会社や管理人、大家といった身近な窓口に頼ろうと考える人が多いようです。

直近に発生した入居中トラブルへの対応満足度を聞いたところ、全体で「非常に満足している」が17.1%、「やや満足している」が47.2%となり、合計で64.3%が満足しているという結果になりました。対応方法別のうち、回答割合が最も多かった「管理会社・管理人・大家に相談・対応してもらった」の満足度が計71.1%と全体より6.8%高く、「自分・同居の家族で対処した」の58.7%より12.4%高くなっています。
全体としても6割を超える方が満足している一方で、管理会社・管理人・大家に相談した場合に満足度が特に高くなっており、万が一トラブルが発生した際には、これらの相談先に頼ってみることが解決への近道といえそうです。


■日本賃貸住宅管理協会 常務理事 三戸部正治(みとべ まさはる)の コメント

今回の入居中トラブルの実態調査アンケートによって「不快なにおいの発生」と「エアコンの故障・不調」が夏に特に増加するという具体的なデータは、賃貸住宅に住む方々にとって非常に現実的な問題だと感じます。多くの人が経験しうるトラブルであり、具体的な対策の必要性を示唆していると言えるでしょう。

さらに、トラブルの対処方法について「何もしていない」を除くと、「自分・同居の家族で対処」が二番目に多いにもかかわらず、満足度が最も低いという結果は注目に値します。一方で、「管理会社・大家・管理人に相談・対応」してもらうことで満足度も最も高くなることから、やはり専門的な知識や対応が必要なトラブルにおいては、自身で試行錯誤するよりもプロに頼ることが解決への近道であり、安心感にもつながることが示されています。

もちろん、入居者ご自身の対応や心がけでトラブルの未然防止につながることもあります。例えば、ニオイ対策であれば「ゴミをこまめにすてる」「ゴミ受けに丸めたアルミホイルを入れる」、エアコン不調・故障対策であれば「フィルターを掃除する」「シーズン前に試運転しておく」などです。ただし、自分で対応できないこともあるので、何かおかしなことがあれば、日時や症状などを細かくメモ、スマホで録音・録画などをとり、管理会社やオーナーに相談しましょう。

トラブルが発生した際に焦らないためにも、日頃から予防策を講じ、いざという時に誰に連絡すれば良いのか(管理会社、大家さんなど)を把握しておくことが大切です。

三戸部 正治(みとべ まさはる) 公益財団法人日本賃貸住宅管理協会 常務理事/株式会社アーバン企画開発 代表取締役社長

■日本賃貸住宅管理協会 常務理事 三戸部正治プロフィール

 大学卒業後、神奈川県内で中堅総合建設会社に就職。施工現場管理に従事しながら、一級建築士などの資格取得。不動産に関心を持つようになり、28歳の時に父親が経営していたアーバン企画開発(神奈川県川崎市)に入社。

 公益財団法人日本賃貸住宅管理協会では、神奈川県支部幹事として研修等の企画を行い、業界発展のために精力的に活動。2024年に常務理事に就任。


■賃貸あるある漫画「くらしとかんり」SNSアカウント・情報メディアについて

日管協が運営するSNSアカウント「くらしとかんり」では、日々の賃貸ライフで感じるアレコレをイラストと共にお届け中。本調査でもランキングに入った入居中トラブル「害虫」「水回りのトラブル」の対応方法などちょっと役立つ知恵や小ネタも発信しています。

X(Twitter)アカウント:@kurashitokanri
Instgramアカウント:@jpm_kurashitokanri

また、賃貸住宅管理業の視点から、暮らしに役立つ豆知識や困りごとの対処法を、わかりやすくお届けする情報メディア「くらしとかんり」を2025年8月8日に開設。“快適な暮らし心地をつくる”ために、毎日に安心とヒントをお届けします。

情報メディア「くらしとかんり」:https://kurashitokanri.jpm.jp


■調査概要

調査期間:2025年7月15日〜2025年7月23日
調査主体:日本賃貸住宅管理協会
調査対象:現在賃貸住宅(賃貸マンション・アパート・一戸建て)にお住まいの、全国の20〜69歳の男女
調査方法:インターネット調査
※小数点第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります

■公益財団法人日本賃貸住宅管理協会について

当協会は、賃貸住宅における健全かつ専門的な運営・管理業務の確立並びに普及を通じて、賃貸住宅市場の整備・発展を図り、豊かな国民生活の実現に寄与することを目的とする全国組織です(会員2,501社:令和6年4月時点)

問い合わせフォーム:https://www.jpm.jp/press/

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年8月19日 11時00分)

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