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肺線維症治療への新たなアプローチの可能性 MicroRNA-4516を豊富に含む当社MSC-EVの作用メカニズムを解明し国際誌に発表

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株式会社EXORPHIA

報道関係者各位

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肺線維症治療への新たなアプローチの可能性

MicroRNA-4516を豊富に含む当社MSC-EVの作用メカニズムを解明し国際誌に発表

株式会社EXORPHIA(エクソーフィア、本社:東京都)は、順天堂大学医学部呼吸器内科学講座との共同研究により、当社独自製法で製造したMSC(間葉系間質細胞)由来の細胞外小胞(Extracellular Vesicles: EV)に豊富に含まれるMicroRNA-4516が肺線維症の進展を抑制する仕組みを解明しました。本成果をまとめた論文は、幹細胞・再生医療分野のトップクラスの学術誌のひとつである Stem Cell Research & Therapy に掲載されました。

肺線維症は、肺組織が硬化して呼吸機能が低下する進行性の難治性疾患で、患者の予後は不良です。既存治療薬は進行抑制に限定的な効果しか示さず、根治療法は存在しません。このため、新しい治療アプローチの開発は喫緊の課題となっています。

本研究では、当社がEVの製造・特性解析および動物モデルでの有効性評価を担当し、順天堂大学が作用メカニズム解析を実施しました。その結果、MicroRNA-4516が線維化に関わるシグナル経路を制御し、肺線維症の進行を抑えることを初めて明らかにしました。動物モデルにおいても肺線維化の抑制効果が示され、臨床応用に向けた基盤となる科学的根拠を提示しました。

さらに、MicroRNA-4516は、臨床製造を想定した当社独自製法のMSC-EVに豊富に含まれることが確認されており、当該MSC-EVは国際出願公開WO2024/242132として特許出願中です。本成果は新しい治療アプローチの可能性を開くと同時に、当社のEV創薬基盤の優位性を裏付けるものです。

  • 掲載論文:Stem Cell Research & Therapy(2025年8月15日オンライン掲載)

  • タイトル:MicroRNA-4516 in extracellular vesicles-derived mesenchymal stem cells suppressed integrin αV-mediated lung fibrosis.

  • 論文リンク:https://rdcu.be/eAZkj

  • DOI:https://doi.org/10.1186/s13287-025-04559-0
    Stem Cell Research & Therapy, (2025)16:442

当社独自のEV製造法は、従来法に比べて再現性・品質の安定性が高く、臨床応用を見据えたGMP対応製造プロセスを前提としています。また、EV内に含有される特定のマイクロRNA(例:MicroRNA-4516)の定量・品質評価を指標化することで、標準化されたEV創薬を実現しています。

当社は今回の成果を基盤として、肺線維症をはじめとする炎症性・線維化疾患を対象としたEV医薬品開発を加速いたします。また、大学や製薬企業との共同開発や提携を通じて適応拡大を図り、責任ある形での事業化を推進してまいります。

会社名:株式会社EXORPHIA(エクソーフィア)
所在地:東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル6F Inspired.Lab
代表者:代表取締役CEO 口石 幸治
事業内容:EVを用いた医薬品等の開発・製造・販売
設立:2019年
ウェブサイト:https://www.exorphia.com

問い合わせ先: 株式会社EXORPHIA 広報担当
Email: inquiry@exorphia.com
TEL: 03-6824-0550

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年8月19日 14時01分)

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