株式会社Jitera
株式会社Jitera(本社:東京都港区、代表取締役:栁澤 直、以下「当社」)が提供する開発AIエージェント「Jitera」は、Excel形式の仕様書や設計書を、AIが正確に理解しやすいHTML形式に変換して取り込める「Excelインポート機能」の提供を開始しました。
本機能により、多くの開発現場で利用されているExcelの設計書や仕様書を「Jitera」へ直接取り込むことが可能になります。これにより、既存のドキュメントに基づいたAIコーディングを実現し、開発プロセスの効率化に貢献します。

◼️「Excelインポート機能」開発背景と目的
SIerや受託開発をはじめとする開発現場では、多くの場合仕様書や設計情報をExcel形式で管理しています。Excel形式の仕様書等には、行や列にまたがる情報や図形、色分けなど複雑な構造が組み込まれているため、AIが内容を正確に読み取ることが困難でした。
これまでExcel形式のドキュメントをインポートしたい場合は、マークダウン形式を用いる必要があり、情報の欠落やフォーマットの崩れといった課題が生じていました。特に複雑なレイアウトのファイルでは、より手間や工数が増え、AIの活用による開発効率の向上を期待するどころか、負担が増加してしまう現状でした。
このように、Excelが慣習的に活用されている現場におけるAI活用の妨げとなっていた課題を解決するために、ExcelファイルをAIがそのまま読み取れるよう「Excelインポート機能」を開発しました。
◼️「Excelインポート機能」概要
本機能を活用することでExcel形式の設計書などを「Jitera」内にインポートし、それをもとにAIチャットやAIコーディングを行うことができます。また、今回採用したHTML形式は、マークダウン形式よりも表現力が高く、表やレイアウトなどの見た目を保持することが可能なため、Excelと同様のレイアウトで各種ドキュメント管理を行うことも可能になります。

<機能の主な特徴>
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複雑なExcelファイルに対応:
SIerなどで利用される複雑な設計ドキュメントを、変換精度の高いHTML形式でインポートし、AIでも読み込みやすい状態に整備
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マークダウン形式から表現力の高いHTML形式へ:
表現力の高いHTML形式を採用することで、情報の抜け落ちやレイアウト崩れを防ぎ、Excel同様のレイアウトを「Jitera」内で再現
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インポートしたドキュメントをすぐにAI活用へ:
インポートされた設計情報などをもとに、「Jitera」上でAIとチャットを行い、コードの生成や仕様の調整等へ即座に活用可能
◼️今後の展望
今後はPowerPointやWordといった、その他のOffice形式の文書にも対応を拡大する予定です。当社は今後も、日本の開発現場に寄り添いながら、よりスムーズなAI活用が実現できる開発体験の実現を目指してまいります。
◼️開発AIエージェントJiteraとは

開発AIエージェント「Jitera」は、システム開発・システム改修を自動化するプラットフォームです。既存のシステムのソースコードを読み込み、システム構造を分析。高精度な設計書を自動生成し、システム開発・改修を効率化、コスト削減に繋げます。
「Jitera」の詳細はこちら:https://jitera.com/ja
◼️株式会社Jiteraに関するお問い合わせ先
株式会社Jitera
代表取締役 栁澤 直
所在地:東京都港区西新橋1丁目2-9 日比谷セントラルビル 14階