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セブの農家の子どもたちに教育と希望を。あきらめと貧困の連鎖を断ち切るためのクラウドファンディングを本日8月20日開始

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NPO法人DAREDEMO HERO

プロジェクト期間は9月30日まで。子どもたちが当たり前に教育を受け、自らの力で未来を切り拓けるようになるための挑戦です。

セブ島で貧困層の子どもたちに教育支援を行うNPO法人DAREDEMO HERO(理事長:内山順子)は、セブの農家の子どもたちに確実に教育の機会を提供するため、8月20日から9月30日までの期間、クラウドファンディングを実施します。

■クラウドファンディング概要

目次

夢をあきらめるのが、当たり前になってしまう場所

セブ島Taptap地区は、農業収入が極めて低く、多くの世帯が借金を抱える中で、学用品や制服はもちろん、その日のお弁当さえ用意できず、学校に通えなくなる子どもたちがいます。

そんな子どもたちは、次第に「仕方ない」と夢を持つことすらあきらめてしまいます。

その背景には、いくつもの構造的な課題が折り重なっています。

  1. 化学肥料への依存と価格の高い種子

    多くの農家は適切な農業知識がないまま化学肥料を使い続け、その結果、土壌は痩せ、収穫量は年々低下。雨が降るたびに表度が流出。収穫量が安定せず、化学肥料の価格も高騰を続けています。また、野菜を栽培するために必要な種子は、都市部に比べて流通量が少ないため、価格が1.5-2倍近くになるケースも。これらが農家の利益率を圧迫しています。

  2. 努力が「捨てられる」構造
    収穫した野菜は、仲買人のバイクやトラックに無造作に山積みにされ、市場までの数時間の道のりで、実に3〜5割が潰れて売り物にならなくなることも。 農家の努力は、市場に届く前に捨てられてしまいます。

  3. 教育水準と情報アクセスの壁
    Taptap地区の農業従事者のうち、86%が中等教育を修了していません。

    ※2023年8月に当団体が実施した聞き取り調査より

    スマートフォンやインターネットの普及も限定的で、自らの生活を向上させるための情報にアクセスする手段がない世帯が多くいます。

私たちが実施する「3つのステップ」

ステップ1|生産コストを下げ、利益を増やす

まずは、農家の収益構造を根本から変えます。その鍵は「コスト削減」です。

  • 有機種子の自家採種

「Global Seed Savers」の協力のもと、この土地に適した種を農家自身が採取できる技術を導入します。これにより、高価な種を毎回購入する必要がなくなります。

  • 有機農法への緩やかな転換

セブで長年オーガニック野菜の生産・販売を指導してきた「Communities for Alternative Food Ecosystems Initiative(CAFEi)」と共に、「有機コンポスト」活用などを推進。

化学肥料への依存から脱却し、豊かで持続可能な土壌を育てながらもコスト削減を実現する農法技術を広めます。

ステップ2|新しい農法を実証するモデルファームの運用へ

DAREDEMO HEROでは、2025年5月からモデルファームとなる農地を耕し始めました。
ここは、新しい農業技術を実証し、地域の農家が集う学びの拠点です。

このファームの中心にいるのが、日本から来た農業インターンと、Taptap地区で生まれ育ち、農業を生業としてきた現地リーダーの若者三人です。

彼らを中心に、これまでTaptap地区では栽培されてこなかったハーブや、食用花、さらには養蜂や養鶏など、この土地の可能性を最大限に引き出すための実証を繰り返します。

ステップ3|モデルファームの成功を、100世帯の農家へ

このモデルファームで得た知識、技術、そして成功体験を地域の農家へ。

定期的な農業研修会や収穫祭、農家同士が学び合うグループ作りを通じて、今後3年間で地域農家100世帯に対しての組織化をしながらノウハウを広げ、地域全体の所得向上を目指します。

寄付金の活用方法

皆様からいただいたご支援は、この挑戦の拠点となるモデルファームの整備と、プロジェクトの拠点である小屋「Casa Japonesa」(日本人の家)を整備するために、以下の費用として大切に活用させていただきます。

  • モデルファームの拠点整備費 (50万円)

    • 家賃や雇用スタッフの人件費など

  • モデルファームで様々な農法を実証するための農業資材購入費(30万円)

    • 新しい農業資材(破砕機など)や修繕費(小屋・農具など)

  • タプタプ地区農家への農業研修と組織化にかかる費用(20万円)

    • 研修実施費や雇用スタッフの人件費など

モデルファームの拠点整備費

50万円

家賃や雇用スタッフの人件費など

モデルファームで様々な農法を実証するための農業資材購入費

30万円

新しい農業資材(破砕機など)や修繕費(小屋・農具など)

タプタプ地区農家への農業研修と組織化にかかる費用

20万円

研修実施費や雇用スタッフの人件費など

メッセージ

あきらめなくていい未来を、一緒につくりたい。

この土地には、今までにも多くの支援が訪れては去っていきました。けれど、4年にわたって共に歩み、今もこの山に通い続けているのは、私たちだけだと地域のキャプテンは言います。

「僕たちは“かわいそうな農家を助ける”のではない。“ともに立つ”未来をつくる。」

この信念のもと、農家の力だけでは解決できない現実を打開し、持続可能な農業の未来を築いていきたいと考えています。

一人、また一人と、灯火(ともしび)のように想いが集まり、今、Taptapに希望の風が吹いています。

私の夢は、今はまだ小さな子どもたちが、少し照れくさそうに、でも誇らしげにこう報告してくれることです。

「あの時の支援のおかげで、大学に行けることになったよ」。

この挑戦を一人でも多くの方とともに実現したいと考えています。ぜひ、応援をお願いいたします。

夢を、未来を、あきらめなくていい社会を、ここセブの山から。

クラウドファンディングの概要

実施期間:2025年8月20日(水)~9月30日(火)

目標金額:1,000,000円

URLhttps://congrant.com/project/daredemohero/18597

支援金の使途:モデルファームの拠点整備費、モデルファームで様々な農法を実証するための農業資材購入費、Taptap地区農家への農業研修と組織化にかかる費用

本プロジェクトは「ケイズハウスNPO助成プログラム」の認定プロジェクトです。

「ケイズハウスNPO助成プログラム」では、寄付決済時に発生する決済手数料を株式会社ケイズハウスが協賛することで、寄付者の想いがこもった大切な寄付金を全額NPOに届けます。さらにクラウドファンディングの目標金額を達成した団体には追加助成を実施予定です。日本国内の難民・在留外国人の生活や日本国外の困難を抱える外国人の生活をサポートし、 世の中が少しでも良くなることに貢献することを目指します。

ケイズハウスNPO助成プログラム特設サイト

https://congrant.com/jp/corp/kshouse/index.html

株式会社ケイズハウス

ケイズハウスは「旅人にとって、快適・便利・お得な宿」をコンセプトにしたホステルグループです。

まだ日本でホステルが一般的ではなかった2003年に京都でオープンして以来、白馬・東京・富士河口湖・広島・伊豆伊東・高山・箱根・金沢・北海道と日本各地にホステルをオープン。外国人旅行者に日本の魅力を伝える旅の拠点となってきました。

URL:https://kshouse.jp/index.html

【採用情報】

ケイズハウスでは一緒に働くスタッフを募集しています。

詳細はこちらからご確認ください。

https://kshouse.jp/employment.html

NPO法人DAREDEMO HEROについて

フィリピンの貧困問題の根本解決のために、貧困がゆえに勉強ができない子どもたちに教育支援を行い、この国の未来を変えるリーダーを育成しているNPO法人です。さらに日本とフィリピンでの交流を通じて、日本のユースに向けたSDGsプログラム等も提供しています。

【団体概要】

団体名:NPO法人 DAREDEMO HERO

代表者:理事長 内山順子

設立:2019年

所在地:兵庫県西宮市羽衣町7-30 夙川グリーンタウン3F

主な活動:フィリピン・セブ島の貧困層の子どもたちへの教育支援、地域支援事業、日比交流事業等

公式サイト:https://daredemohero.com


【お問い合わせ先】

NPO法人 DAREDEMO HERO

Email:info@daredemohero.com

Tel:050-6865-6966

公式サイトお問い合わせフォーム:https://daredemohero.com/contact/

出典:PR TIMES

本プレスリリースの内容や詳細についてのお問合せは以下までご連絡ください。

企業プレスリリース詳細へ (2025年8月20日 09時00分)

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