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猛暑で新たな“ダニ”リスクも 都市部の害鳥駆除依頼が東京都で2.8倍に【ミツモア調査】

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株式会社ミツモア

業者を比較して選べるオンライン見積もりプラットフォーム「ミツモア」を運営する株式会社ミツモア(本社:東京都中央区、代表取締役:石川彩子)は、害鳥駆除の見積もり依頼数の変化を調査しました。その結果、2025年7月は東京都の害鳥駆除の見積もり依頼が前年同月比2.8倍に急増し、愛知県でも2.1倍を記録していることがわかりました。

猛暑が続く今年の夏は、都市部を中心に害鳥被害が深刻化しており、春から夏の繁殖期に伴ってマンションのベランダで鳩によるフン害や巣作りが相次いでいます。

さらに猛暑の影響で鳥に寄生するダニの繁殖も加速し、巣立ち後に居所を失ったダニが室内に侵入するリスクも高まっており、特に小さなお子さまがいる家庭では注意が必要です。

【調査要約】

・2025年5~7月の害鳥駆除見積もり依頼は前年の1.5倍と増加傾向

・都市部を中心に依頼が急増、2025年7月単月では東京都で前年の2.8倍、愛知県では2.1倍

・害鳥の種類は7割が鳩、被害場所は4割がベランダ

  ・都市部と郊外の比較

  ・衛生問題から近隣トラブルに繋がることも

・夏季はダニの繁殖も広がる時期であり、鳥→ダニの二次被害に注意

・効果的な対策のポイント

目次

2025年5~7月の害鳥駆除見積もり依頼は前年の1.5倍と増加傾向

2025年5~7月の害鳥駆除見積もり依頼は、全国で前年同期比1.5倍となりました。依頼数はここ数年増加傾向にありましたが、2025年は特に突出した伸びを示しています。背景には、猛暑による被害の深刻化や、都市部を中心とした生活環境への影響拡大があると考えられます。

7月単体では東京都が前年同月比2.8倍、愛知県では2.1倍

特に都市部での増加が顕著で、東京都では前年同月比2.8倍、愛知県では2.1倍を記録しています。兵庫県でも2.4倍と大幅な増加を示しており、都市部での害鳥駆除ニーズの高まりが明確に表れています。

全国平均(1.5倍)を大きく上回るこれらの数値は、都市部特有の環境要因が影響していると考えられます。こうした背景については、後ほど詳しく解説します。

都市部の被害は71%が鳩によるもの、被害場所は39%がベランダ・バルコニー

害鳥と言われる鳥の種類と駆除依頼割合

ミツモアの口コミを分析したところ、都市部では鳩の被害が71.3%を占め、郊外の54.0%と比較して17.3ポイント高いことがわかりました。

参考:土鳩の幼鳥の写真(出典:日本ペストコントロール協会)

一方、郊外も鳩被害が件数としては一番多いものの、ムクドリ(25.6%)の、スズメ(8.5%)、ツバメ(6.8%)など多様な鳥種による被害が確認されています。

被害発生場所の駆除依頼割合

「都心部では木の枝だけでなく、巣にハンガーなども使うケースも」(日本救急サービス)

被害場所は、都市部では「ベランダ・バルコニー」が39.1%と最も多く、郊外の30.3%を8.8ポイント上回っています。これは集合住宅が多い都市部の住環境が反映された結果と言えます。一方、郊外では「屋根・軒下」での被害が20.0%と都市部(12.6%)よりも高く、戸建住宅が多い地域特有の傾向が表れています。

また、都市部ではベランダ以外にも、室外機の裏や下、空調ダクト、換気扇など、様々な場所での巣作りが確認されています。さらに排水溝目皿付近のように、くぼんで卵が落ちにくい場所も巣作りに選ばれやすいため注意が必要です。

衛生問題から近隣トラブルにも

鳥の糞によるベランダの汚染状況(写真提供:日本救急サービス)

鳥の糞により、自宅の被害のみでなく近隣トラブルへ発展することも。現場の害虫駆除業者へ話を伺いました。

「依頼はマンションのベランダが圧倒的ですね。ベランダに住み着いた鳥による被害は、やはり糞が多いです。溜まるとダニの繁殖につながってしまい、非常に不衛生です。暑い夏は匂いもひどいですしね。また自分で清掃しようとして、汚水が隣家に流れてクレームになったという話もよく聞きます。」(害鳥駆除専門業者・日本救急サービス)

「過去には、ベランダの様子に無関心で何年も放置していた結果、ベランダに糞と小枝が山積みになり、45リットルのゴミ袋7袋分になった事例もありました。近隣の方からも苦情が出たようで、集合住宅では大きな問題となります。」(害鳥駆除専門業者・エミテラスサービス城東)

8階や9階など、高層階でも被害に注意

「高いから鳥が来ないということはありません。8~9階でも駆除の相談を受けたことは何度かあります。」(日本救急サービス)

都市部での増加の背景

都市部で害鳥駆除依頼が増加している背景として、都市部特有の生活環境や、鳥の行動に関連する要因が考えられます。

「ベランダをなかなか見ない生活をしている場合、鳥も邪魔されないので安心して巣を作ってしまいます。夜勤の方などは鳥の存在に気づくのが遅く、駆除依頼も多い印象です。

鳩などは知恵がついていて、人間にアイコンタクトをして、近づいても大丈夫かどうか確認してから巣作りするケースも。鳥は賢いので都心部に限りませんが、都会のほうが人が多いため人慣れしてる分その傾向があるかもしれません。」(害鳥駆除専門業者・日本救急サービス)

夏はダニの繁殖時期!猛暑期特有の被害拡大に要注意

今年のような猛暑では、通常の害鳥被害に加えて、夏場特有の二次被害に注意する必要があります。気温の上昇は、鳥に寄生する各種ダニや害虫の繁殖サイクルを大幅に加速させ、被害の範囲と深刻度を拡大させます。

7-9月はダニの繁殖もピークに

一般に、ダニの発生は8月前後がピークといわれています。ミツモアの見積もり依頼でも「ダニ・トコジラミ・キクイムシ駆除」は例年7~9月に集中しており、特に気温が高い年は6月頃から依頼が増加する傾向が確認できます。

「暑くなってくると昆虫の増殖スピードがかなり上がります。だいたい梅雨明けから7、8、9月にかけて、ダニなどが相当な数まで繁殖するんです。」(日本救急サービス)

鳥に寄生するダニが人間の生活空間に侵入

参考:トリサシダニ(出典:名古屋市公式ウェブサイト)

生き物の生息や死骸などが住居の傍にあると、そこに住み着いたダニが夏場大量に繁殖し、依存先を求めて家の中などに移動してくる可能性が高まります。

「鳥は大体数週間で育ってしまい、育ったらどこかに行ってしまいます。その短期間でダニが大量発生し、育った後のダニたちの依存先は家の中などになってきます。ダニが室内に入ってきて、1か月くらい駆除に苦戦したという事例もあります。」(日本救急サービス)

「動物が運んでくるダニやノミは、動物が死ぬと血を吸えなくなり、人間や他の動物を刺すようになります。これがアレルギーの原因にもなるため、動物についているものは比較的被害が深刻になりがちです。」(エミテラスサービス城東)

ミツモアの依頼でも「ムクドリの死骸と一緒にダニも大量発生していた」といったコメントも寄せられており、早期対応の必要性が伺えます。

深刻な健康被害も報告、小さなお子さんがいる家庭は特に注意を

鳥からの直接的な被害ではないものの、ミツモアに寄せられるダニ駆除の依頼でも深刻な健康被害が報告されています。

利用者からは「1日に40箇所以上刺される」「かゆみがひどく眠れない」といった症状で日常生活に支障をきたすケースや、「赤ちゃんが刺された」という報告もあり、特に小さなお子さんがいるご家庭では注意が必要です。

鳥からダニ被害に繋がらないよう、家に住み着く害獣・害鳥は早めに対処することが大切です。

効果的な対策のポイントは?事前対策・再発防止策

効果的な対策のポイント

  • 定期的なベランダチェック(月1回、春~夏は週1回程度)

  • 防鳥ネットによる完全密閉

  • 定期的なメンテナンス

害鳥被害の拡大は、まず「気づくのが遅い」ことが主因です。現場のプロからも「ベランダに行かず放置して糞がたまった状態に気づく」ことが多いとの声がありました。特に春から夏にかけての巣作りシーズンは週1回程度のチェックが欠かせません。

剣山のような防鳥の「スパイク」をおいても効かないことも(写真提供:日本救急サービス)

また、鳥はわずかな隙間からも侵入してくるため、防鳥ネットによる完全密閉が効果的です。鳥は回帰本能があり、一度対策をしても2~3か月は近くをうろついているため、再発する危険があります。ネットなどを張っても安心せず、たまに見に行くなど定期的なメンテナンスを行いましょう。

害鳥に困ったら

調査の結果、都市部での鳥駆除依頼は増加しており、ミツモアのデータによると都市部で顕著に増えていることがわかりました。

害鳥駆除は資格が必要な専門分野のため、困ったときには適切に業者に対応してもらう必要があります。

ミツモアでは簡単な質問に答えるだけで、最大5つの害鳥駆除業者から、無料で見積もりが届きます。依頼前にチャットでやり取りもできるのでお悩みの方は一度ご相談ください。

【調査概要】

調査対象期間:2021年5月〜2025年7月

調査対象:「ミツモア」で行なわれた害鳥駆除の見積もり依頼

調査件数:全8,190件

【関連サービス】

害鳥駆除(鳩・カラスなど):https://meetsmore.com/services/harmful-animal-removal

コウモリ駆除:https://meetsmore.com/services/bat-removal

害虫駆除・害獣駆除全般:https://meetsmore.com/t/terminator

【調査協力・写真ご提供・引用】

日本救急サービス株式会社: https://meetsmore.com/p/XMvIztQ6zS9Zqj7t

エミテラスサービス城東:https://meetsmore.com/p/ZDJRm8n4fNFdJcxE

日本ペストコントロール協会:https://pestcontrol.or.jp(ドバトのひなの写真)

名古屋市公式ウェブサイト:https://www.city.nagoya.jp(イエダニ)

※コメント箇所・写真ご提供のみご協力いただきました。その他の内容は、すべてミツモア独自の調査結果に基づくもので、協力会社様は関与しておりません。

【記事等でのご利用にあたって】

本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。

・引用元が「株式会社ミツモア」である旨の記載

・ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。

URL:https://meetsmore.com/services/harmful-animal-removal/media/264216


オンライン見積もり比較&発注サービス「ミツモア」について

最短1分で、最大5社のプロからオンラインで見積もりが届き、比較して依頼、決済までが完結する日本最大級のオンライン見積もり比較&発注サービスです。ハウスクリーニングや引っ越し、水道工事から写真撮影、動画制作まで、約600種類の多岐にわたるサービスが登録され、依頼者は、複数の質問に回答するだけで複数の見積もりを比較・検討することができます。また、依頼者と事業者がチャットを通じてサービス上でやりとりをすることも可能です。見積もり比較から依頼、決済まで、日常生活による頼み事をオールインワンで解決するサービスです。

https://meetsmore.com/

株式会社ミツモアについて

サービス産業の生産性向上を通じて、ミッションである「日本のGDPを増やし 明日がもっといい日になる と思える社会に」の達成を目指すスタートアップ企業です。2017年2月創業以来、オンラインで見積もり比較から受発注までワンストップで完結するサービス「ミツモア」や、現場業界特化のオールインワンSaaSサービス「プロワン」を開発・提供をしています。経済産業省主催の「日本スタートアップ大賞2023」にて経済産業大臣賞(ダイバーシティ賞)を受賞。また週刊東洋経済が主催する「すごいベンチャー100」2023年版にも選出されました。

https://meetsmore.com/company

出典:PR TIMES

本プレスリリースの内容や詳細についてのお問合せは以下までご連絡ください。

企業プレスリリース詳細へ (2025年8月21日 13時00分)

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