小松DMC

「Komatsu Creative Days:小松の、創作的な日々をつくる」をコンセプトに掲げ、長らく地域に親しまれてきた歴史的な建物2棟を宿として再生。小松市ならではの魅力を発信し、地域経済活性化と産業発展への貢献を目指します。

官民連携まちづくり事業「NIPPONIA 小松」の第一弾開発プロジェクトとして取り組んだ古民家分散型宿泊施設「Komado with NIPPONIA」が、9月13日(土)に開業を迎えます。
本施設の企画・開発は、まちづくりの推進役として地域で設立した株式会社小松DMC(所在地:小松市 代表取締役:石﨑 陽之)が担います。
この取り組みは、小松市が掲げる2040年ビジョンの実現に向け、2024年2月に、石川県小松市(市長:宮橋 勝栄)、株式会社NOTE(代表取締役:藤原岳史)、西日本旅客鉄道株式会社(執行役員金沢支社長:石原利信)、株式会社JR西日本イノベーションズ(代表取締役社長:門間洋介)、ジェイアール西日本コンサルタンツ株式会社(代表取締役社長:加藤勇樹)が締結した「小松市の地域活性化に向けた持続可能なまちづくりに関する連携協定」に基づくものです。
また、今秋には市内の安宅エリアにて、北前船主の屋敷を改修した古民家宿泊施設「安宅ノ宿 沖with NIPPONIA」の開業も予定しており、各施設を起点に小松市の活性化事業を面的に展開していきます。
「NIPPONIA小松」事業とは
NIPPONIAとは「なつかしくて、あたらしい、日本の暮らしをつくる」をビジョンに掲げて株式会社NOTEが手がける、歴史的資源を活かした地域活性化事業の総称です。遊休化した歴史的建築物を宿泊施設や飲食店として再生することで、地域に新しい生業を作り出し、それにより土地の暮らしや歴史、文化を次世代に継承することを目指しています。
2025年8月1日時点で全国33地域にてNIPPONIAの事業を展開しています。

今回の「NIPPONIA小松」プロジェクトは、小松市内で「Komatsu Creative Days」というコンセプトを掲げて取り組む官民連携のまちづくり事業です。従来のNIPPONIA事業の幅を広げ、事業推進の中核となる小松DMCが、物件の開発事業のみにとどまらず多岐にわたる関係者と連携し、小松市の地域活性化事業を長期的に展開する、NIPPONIA事業の中でも新しい挑戦となります。

「NIPPONIA小松」事業の背景と今後の展望
小松市は人口10万人を擁し、北陸工業地帯の一翼を担う製造業が盛んな一方で、豊かな自然資源と、江戸時代から続く城下町の歴史や伝統文化が今も息づいています。
今回の「NIPPONIA小松」事業は、小松市が掲げる2040年ビジョン「ウラ日本からの新たなまちづくりへの挑戦/小松を明るく、にぎやかに!」の達成を目指し、官民連携による取組を推進します。小松市がこれまで取り組んできた起業家育成や駅前整備の成果、株式会社NOTEが持つまちづくり事業のノウハウ、そしてJR西日本グループの観光誘客や地域経済活性化に向けた取組等とも連動しながら、今回の歴史的建築物の活用を皮切りに、今後は以下の取組を実施していく予定です。
【具体的な取り組み予定】
① 市内の空き家や遊休施設の再生・滞在施設整備
小松駅前こまつ町家や安宅の北前船主の屋敷など空き古民家を再生し滞在施設として整備。
② 小松の地域資源を活かしたガストロノミーツーリズム事業
九谷焼、小松で紡がれてきた食文化、町衆文化など小松の創作的な日々の暮らし文化を発信するツアー事業やイベントを企画・実施。今秋には旅行業登録を行い、インバウンド富裕層や国内観光客の誘客を実施予定。
③ ものづくり産業や食産業の活性化に資する産業振興施策の企画・実施
小松市が進める起業家育成事業の運営支援を起点に、2040年ビジョンでも掲げる「ものづくり産業+新産業」の創出に貢献するような場づくりやエコシステムの構築などを通した産業振興施策に官民連携で取組予定。また、食と工芸の分野においても②と連動し、ツアー造成事業者や旅行会社と連携した九谷焼の産地ブランディング・産地マネージャー業務の実施を予定。
今後も小松DMCが主体となり、空き家再生による市内の賑わい・関係人口創出、工芸や食文化・町衆文化など小松らしさを活かしたローカルガストロノミーツーリズム事業の本格化、ものづくり産業の活性化に資する産業振興施策に継続的に取り組んでいきます。
開業施設概要

名称 |
Komado with NIPPONIA |
安宅ノ宿 沖 with NIPPONIA |
開業日 |
2025年9月13日 |
2025年11月頃予定 |
予約開始 |
2025年8月26日 |
2025年10月下旬予定 |
住所 |
石川県小松市龍助町29番地1 |
石川県小松市安宅町ワ35 |
建築時期 |
昭和初期 |
江戸後期 |
延床面積 |
270㎡ |
559㎡ |
活用用途 |
カフェ・物販・ホテル3室 |
ラウンジ・ホテル3室 |
客室数 |
1棟3室 |
1棟3室 |
収容人数 |
2名/室×1室 3名/室×1室 |
4名/室×1室 6名/室×1室 |
公式WEBサイト |
準備中 |
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準備中 |


企業概要

開発事業者:小松DMC
・会 社 名 株式会社小松DMC
・設 立 2024年6月26日
・代 表 石﨑 陽之
・資 本 金 61万円
・出 資 者 石﨑 陽之、佐藤 文洋、草鹿 升
・所 在 地 石川県小松市龍助町29番地1
・公式HP https://nipponia-komatsu.com/
・Instagram https://www.instagram.com/nipponia_komatsu/
・事業内容
小松DMCは、前述の「小松市の地域活性化に向けた持続可能なまちづくりに関する連携協定」の趣旨を鑑み設立した、「Komatsu Creative Days:小松の、創作的な日々をつくる」をコンセプトに小松のまちづくり事業を担う組織です。市内外の様々な住民・事業者と連携し、空き家再生やガストロノミーツーリズム、産業振興など様々な切り口でまちづくり事業に取り組んでいきます。

運営事業者:小松企画
・会 社 名 株式会社小松企画
・設 立 2025年4月18日
・代 表 石﨑 陽之
・資 本 金 100万円
・出 資 者 株式会社小松DMC、株式会社NEWLOCAL
・所 在 地 石川県小松市龍助町29番地1
・事業内容
小松企画は、小松DMCとまちづくりベンチャーである株式会社NEWLOCAL(代表取締役:石田 遼)が共同で設立しました。小松DMCが持つ地域ブランディングとコンテンツの編集の知見・ビジョン、そしてNEWLOCALの日本全国でのまちづくりの知見を融合させることで、宿やカフェの運営を核に、小松DMCと連携したまちづくり事業を加速させていきます。