カテゴリー

【高島屋史料館TOKYO】企画展 「闇市と都市」ーBlack Markets and the Reimagining of Tokyo

  • URLをコピーしました!

株式会社髙島屋

会  場: 高島屋史料館TOKYO 4階展示室 (東京都中央区日本橋2-4-1 日本橋高島屋S.C.本館)

会  期: 2025年9月13日(土)〜2026年2月23日(月・祝)

開館時間: 午前10時30分〜午後7時30分

入 館 料: 無料

休   館: 火曜:祝日の場合は開館して翌日休館、年末年始:12月31日(水)〜1月2日(金)

主  催: 高島屋史料館TOKYO

監  修: 石榑督和(都市史・建築史/関西学院大学建築学部准教授)

グラフィックデザイン: 原田祐馬、山副佳祐(UMA /design farm)

展示デザイン: 板坂留五(RUI Architects)

担当学芸員: 海老名熱実(高島屋史料館TOKYO)

展示概要

変化し続ける都市・東京。それは、昨日や今日に突然立ち現れたものではありません。ターミナル駅やその周辺、街にひかれた道路やささやかな路地、歓楽街の喧騒さえも、すべては歴史の堆積による必然の産物と言えるでしょう。

戦後80年を迎える今年、本展が取り上げるのは戦後の闇市です。その中でも、闇市の形成に重要な役割を果たした東京23区の空地に焦点をあてながら、とりわけ、闇市を起源として新興の盛り場へと発展した新宿に注目してみたいと思います。

戦中、空襲による延焼を防ぐために実施された「建物疎開」は、住宅密集地の家屋を強制的に解体撤去し、空地を生み出しました。この空地や戦争の焼け跡、さらには路上などが、戦後の混乱期において、暫定的・時限的に仮設の市場へと変貌します。これが、いわゆる闇市です。その後、役割を終えた闇市は、徐々に姿を消していきました。

戦争は都市の破壊者でもありましたが、同時に更新者でもありました。皮肉なことに、それは都市における物理的な新陳代謝を加速させた側面があったといえるでしょう。そして戦後に生まれた闇市は、やがて使命を終えつつも、その痕跡を都市の中に刻みました。東京の街並みを注意深く観察してみると、今日においてなお、かつてあった闇市の名残を随所に見出すことができます。

戦後、東京はどのように再生したのでしょうか。また、戦後の高度経済成長は、都市をどのように刷新させたでしょうか。本展では、戦後闇市を単なる「不法占拠」といったイメージを超え、闇市を経由して、猥雑なまでの活力を育んだ都市空間の形成過程に迫りたいと思います。

イベント開催のご案内

「闇市と都市」展 オープン記念トーク:石榑督和(本展監修・関西学院大学建築学部准教授)

【事前申し込み要】日時:9月13日(土)14:00〜15:30  高島屋史料館TOKYO 5階旧貴賓室にて

企画展「闇市と都市」オープンに際し、記念トークイベントを開催します。

本展を監修した石榑督和さんに、9月13日よりはじまったばかりの「闇市と都市」展について詳しく解説していただきます。副題「Black Markets and the Reimagining of Tokyo」に込めたのは、都市の再定義、あるいは都市風景の再構築でした。闇市=不法占拠といったイメージを超えた、現代に連なる都市形成のお話を伺えると思います。

*詳細は、WEBサイトをご覧ください。

会期中、その他トークや新宿街歩きイベントの開催を予定しています。

詳細が決定次第、当館WEBサイト/SNSでご案内します。

*イベント内容が変更となる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

展示内容(一例)

1)東京23区内の建物疎開跡地に形成されたマーケットの分布(「帝都疎開事業一般図」1944年に2025年加筆)

2)日本橋の中央通りに並ぶ露店(1946年3月, 東京大空襲・戦災資料センター提供)

3)有楽町の露店(撮影/菊池俊吉, 1946年3月)

4)銀座4丁目付近の露店(衣川太一コレクション, 1940年代後半)

5)和田組マーケット(1940年代後半, 東京都公文書館提供)

6)和田組マーケット露店部の整理とその後の記録写真(1950年頃, 東京都公文書館提供)

7)新宿駅東口駅前の火災保険特殊地図 (都市整図社, 1951年)

<高島屋史料館TOKYO>

■ HP     https://www.takashimaya.co.jp/shiryokan/tokyo/

■ X      @shiryokantokyo

■ Instagram @takashimayashiryokantokyo

■ LINE    高島屋史料館TOKYO

<お問い合わせ>

高島屋史料館TOKYO コンタクト:https://www.takashimaya.co.jp/contact/shiryokantokyo/

TEL:03-3211-4111(日本橋高島屋 代表)

出典:PR TIMES

本プレスリリースの内容や詳細についてのお問合せは以下までご連絡ください。

企業プレスリリース詳細へ (2025年8月21日 15時55分)

大手通販サイトのあらゆる商品の価格を比較、最安値を検索!

まずはお好きなキーワードや商品名を入力して探してみましょう
×
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次