株式会社ジャパンM&Aインキュベーション
生成AI活用による最高峰のアドバイザリーの実装とスタートアップM&A支援の強化

2025年6月、株式会社ジャパンM&Aインキュベーション(本社:東京都港区、代表取締役:由良匠・坂本拓馬、以下「当社」)は、グローバル・ブレイン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:百合本 安彦)を引受先とする第三者割当増資により、総額3億円の資金調達を実施いたしました。
資金調達の背景と目的
M&Aや資本政策、組織強化等のアドバイザリー業務は、専門性が高く、従来は一部の熟練されたプロフェッショナル人材に依存した“属人性の高い業務”として認識されてきました。他方で、生成AIの進展により、調査・分析・仮説構築といった業務プロセスは大幅な効率化と精度向上が可能になりつつあります。
しかし、クライアントの本質的な意思決定に寄り添う「判断」や「信頼」は、依然として“人の力”が担う領域です。今後のアドバイザーに求められるのは、「テクノロジーを補助輪とする、プロフェッショナルサービスの高品質化と民主化の仕組み」だと、私たちは考えています。
2024年の創業以来、当社は時価総額数千億規模の上場企業や国内外の著名ファンドをクライアントとし、M&Aや成長戦略の策定・実行をご支援してまいりました。創業初年度から多数のプロジェクトに恵まれ、チームとして「人の力」を鍛えてきた上で、生成AI活用による「仕組み」との融合が可能なフェーズに入ったと確信し、本ラウンドの実行に至りました。
本ラウンドにより当社は以下の2軸を掲げ、アドバイザリー業務の革新を一層進めてまいります。
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プロフェッショナルファーム人材の持つ高度かつ属人的であった知見を、生成AIの活用により集約し、誰でもアクセスできるプラットフォームを構築すること
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スタートアップのM&Aの支援を強化すること
1. 生成AIプラットフォーム構築
M&A・事業戦略・組織強化といった各領域の経験・専門的な知見を、生成AIによって言語化・構造化し、社内外で再利用可能な知識資産として体系化いたします。それにより、属人化されたハイレベルな支援を「誰でも使える経営支援インフラ」として開放していきます。
2. スタートアップM&A支援強化
グロース市場の上場維持基準の見直しが進み、スタートアップにおけるM&A活用の推進は今後数年間で大きな経済成長のドライバーとなります。本ラウンドでの調達資金により、スタートアップM&A支援の体制強化に加え、当該領域ならではの支援を高度化し、サービス拡充への投資を進めてまいります。
これらの取り組みにより、「最先端のテクノロジー×プロフェッショナルの経験知」をサービスに落とし込み、よりハードル低くアクセスできるサービス基盤を整えてまいります。
CEO コメント:由良 匠
事業・資本・組織の各領域でのアドバイザリーは、求められる専門性・情報のセンシティビティゆえに、一流のプロフェッショナルのサービスが言語化されてこなかった、依然として属人性が高い領域です。創業以来当社は、「誰しもがアクセスできる最高峰の経営支援インフラ」をビジョンとして掲げ、その仕組み化を追求し続けてきました。今回の資金調達を通じ、AI技術と人の知恵の融合による「開かれたプロフェッショナルサービス」を社会実装してまいります。
グローバル・ブレイン コメント:General Partner 梶井健
日本のM&A市場は件数・金額ともに過去最高を更新し続けており、事業承継ニーズだけでなく、スタートアップのEXIT、大企業・中堅企業による成長戦略としてのM&Aなど、市場構造の変化も起きている状況です。
ジャパンM&Aインキュベーションは、まさにその変化の中心である中堅・中小M&Aに、FAにとどまらず、戦略構築からPMIまでを一気通貫で正面から支援する企業です。テクノロジーも活用しながら、知見の産業装置化を通じて「企業の非連続的な成長」の実現を目指しています。
戦略コンサル・投資銀行・PEなどで経験を積んだ経営陣による大胆な意思決定やスピード感溢れる仮説検証などを通じ、創業1年目ですでに素晴らしい事業成長を遂げつつあります。魅力的な市場環境と卓越した経営陣を兼ね備えた同社をご支援できることを、心より楽しみにしております。
会社概要
社名:株式会社ジャパンM&Aインキュベーション
所在地:東京都港区虎ノ門2-2-1住友不動産虎ノ門タワー19階
代表者:代表取締役 由良匠・坂本拓馬
設立:2024年5月
本件に関するお問い合わせ先
株式会社ジャパンM&Aインキュベーション
電話番号: 03-4500-2806
E-mail: contact@jmai.co.jp
FAX: 03-4500-6255