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JTBがエリア開発事業を富士箱根で開始

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JTB

~訪日向け、地域と連携した新しい滞在型観光モデルを提案~

 株式会社JTBと、JTBグループでインバウンド(訪日)旅行を専門に扱う株式会社JTBグローバルマーケティング&トラベル(以下、JTBGMT)は、日本人だけでなく訪日旅行者からも人気の温泉地「箱根」と「河口湖」を『宿泊者起点で結ぶ、新たな滞在型観光モデル』の実証(以下、本ツアー)を2025年10月より開始します。本ツアーは、JTBGMTが運行する訪日旅行者向け国内パッケージ旅行 「サンライズツアー(SUNRISE TOURS)※」にて、本日8月22日より販売を開始します。

●商品HP(箱根発着):https://www.sunrise-tours.jp/en/plan/keyword/mtfujiconnections

●商品HP(河口湖発):https://www.sunrise-tours.jp/en/plan/detail/190SUETA010JG086S

1.本ツアー実施の背景

 本ツアーは、富士箱根エリアにおける広域にわたる回遊性の向上と滞在型観光促進を目的とした、JTBのエリア開発事業の一環です。現在、箱根エリアと河口湖エリアを一度の旅行で巡るには、レンタカーや複数の電車・バスの乗り継ぎが必要です。このような状況により、訪日旅行者にとっては経路の理解が困難かつ、移動時間が長くなっています。また、こうした交通の不便さにより、首都圏発の日帰りツアーや、どちらかのエリアのみの短期滞在が中心となり、地域全体の観光消費額の拡大が阻害されています。

 実際に箱根の宿泊施設からは「お客様は富士山にもっと近づきたいが適切な交通手段がない」、河口湖の宿泊施設からは「箱根への移動が複雑で不安」との声が多く寄せられており、両エリア間移動の潜在需要はあるものの、限られた旅行日数では効率的なルートが確保できず、十分に活用されていません。

 本ツアーでは、箱根温泉街と河口湖駅を乗り換えなしで直結させ、車窓風景やガイドによる解説により、移動自体を観光体験として設計しています。これにより世界的な人気を誇る2つの観光地を、東京を経由せず効率的に結び、宿泊を軸とした新しい広域回遊ルートと滞在スタイルが実現します。また、河口湖エリアに集中している観光需要の分散を見据え、富士急行株式会社と協力し、広域での持続可能な観光地域づくりを推進していきます。

2. 本ツアーの概要

・商品名:サンライズツアー「富士山周辺と河口湖バスツアー 英語ガイド付き」

・催行期間:2025年10月2日(木)~12月25日(木) 計39回

・催行曜日:10〜11月は毎週月〜木曜日/12月は毎週月・火・木曜日 ※祝日を除く/不催行日あり

・乗車地:箱根エリア【箱根湯本】、【小涌谷】、【強羅】、【仙石原】、河口湖エリア【河口湖駅】

・料金(税込):往復17,000円/片道9,000円

・食事:なし(昼食は大石公園周辺にて各自自由食)

・最少催行人数:2名

・言語:英語ガイド

<3つのポイント>

(1)宿泊地からの出発が可能

    箱根湯本や強羅などの温泉街に停車するので、効率よく乗車が可能です。

(2)目的地まで乗り換えなしで移動が可能

    乗り換えや待ち時間なしで移動ができ、滞在時間を有効活用できます。

(3)往復も片道も目的に合わせて自由に選べる

    観光や移動など目的に合わせて利用ができ、旅の楽しみ方が広がります。

<コース内容>

① 往復(箱根発着) 👉https://www.sunrise-tours.jp/en/plan/keyword/mtfujiconnections

箱根滞在中に富士山観光を満喫したい方向け。晴天時は展望体験、悪天候時は迫力ある映像体験を組み込み、天候に左右されず満足度の高い旅を提供します。富士山を満喫した後、夕刻に箱根の温泉街に戻ります。

② 片道(箱根発→河口湖着) 👉 https://www.sunrise-tours.jp/en/plan/keyword/mtfujiconnections

観光しながら河口湖へ移動が可能。ツーリストベース河口湖(※)で展望を楽しみ、多彩な現地体験を選択可能。

③ 片道(河口湖発→箱根着) 👉 https://www.sunrise-tours.jp/en/plan/detail/190SUETA010JG086S

河口湖から箱根まで直行し、温泉街や芦ノ湖畔の宿へアクセスがしやすく、旅の幅が広がります。

3. 今後の展望

箱根と河口湖を結ぶ本ツアーは、富士箱根エリアの広域回遊型の新たな滞在型観光モデルとなります。将来的には、広域回遊ルートを静岡東部の熱海や伊豆へと拡大し、富士山麓から海沿いまでをつなぐ“縦に伸びる”回遊ルートの構築を目指しています。こうした取り組みを通じて、旅行者が複数の拠点に宿泊しながら豊かな体験を積み重ねる新たな“滞在型観光”を構築し、同様のモデルを全国の観光地でも展開していくことを検討しています。

一般財団法人 箱根町観光協会(箱根DMO) 専務理事 佐藤 守 様からのメッセージ

箱根は日本を代表する観光地でありながら、決して順調なことばかりではありません。私たちは「官民一体ALL箱根」の体制で、地域一丸となって“豊かな箱根”を目指す観光まちづくりに取り組んでいます。そうした中、JTB様がリスクを取って本気で箱根に向き合い、事業に挑戦してくださる姿勢は大変心強く感じています。

今回の企画は、JTB神奈川西支店の皆様が宿泊施設と丁寧に対話しながら共に組み上げたもので、訪日旅行者が「箱根に泊まる目的」を見出し、旅マエから連泊を検討していただけることに期待しています。

また、期間中は箱根で働く外国人スタッフの皆さんに参加いただけるモニター体験の機会も用意されています。こうした体験は地域の魅力を再発見できる貴重な機会であり、接客や観光地で働く喜びにもつながる意義深い取り組みだと感じています。今後もJTBの皆様とともに新たな価値を創出していけることを願っています。

一般社団法人 富士河口湖町観光連盟 事業部長 山中 秀樹 様からのメッセージ

河口湖エリアには多くの訪日旅行者が訪れ、特に大石公園や新倉山浅間公園の絶景は世界的にも知られています。一方で、“日帰り観光地”と捉えられやすい一因として、周辺アクセスの選択肢が限られていることが挙げられます。たとえば車であれば1時間の距離にある箱根も、公共交通では3時間近くかかることがあり、乗り継ぎや待ち時間の多さが“行きづらい場所”という印象につながっているのが現状です。

今回のように、河口湖と箱根という人気観光地が、訪日旅行者にとって分かりやすく快適につながる仕組みが試行されることは、大きな前進です。双方向の人流が生まれ、面的な回遊が進むことを期待しています。

富士山は山梨・静岡・神奈川の三県にまたがる広域資源です。今後も企業が地域と連携し、“点から面へ”と観光地をつなぐ新しいモデルづくりに取り組んでくださることに大きな期待を寄せています。

※サンライズツアーは、1964 年の発売開始以来、延べ 800 万人以上の外国人のお客様をお迎えしてきた日本初の訪日外国人観光客向けパッケージツアーブランドです。 ※「サンライズツアー」は JTB の登録商標です。

※ツーリストベース河口湖(https://touristbase.jp/)は、JTBが運営する富士山北麓エリアの訪日旅行者向け観光拠点です。

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■一般のお客様からのお問合せ先

JTBグローバルマーケティング&トラベル エクスペリエンスサプライ部

E-mail : hq_sunrise_dial@gmt.jtb.jp

■報道関係の方からのお問合せ先

JTB広報室 TEL:03-5796-5833(東京) 06-6260-5108(大阪)

出典:PR TIMES

本プレスリリースの内容や詳細についてのお問合せは以下までご連絡ください。

企業プレスリリース詳細へ (2025年8月22日 12時00分)

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