サントリー食品インターナショナル株式会社

サントリー食品インターナショナル(株)は「サントリー天然水」の新たな防災備蓄啓発活動として、9月の防災月間に先立ち8月22日(金)より、「ちょ備蓄」プロジェクトを始動します。
「サントリー天然水」は国内清涼飲料市場No.1ブランド※1であると同時に、インフラとしての役割も持つミネラルウォーターであることから、防災備蓄を啓発することを責務と考え、これまでも日頃から備えておくことの大切さをお伝えしてきました。
今回新たに始動する「ちょ備蓄」プロジェクトは、備蓄への心理的ハードルや固定観念をなくし、“できることを、いつもを、ちょっとずつ”始めることから、もしもの備えにつなげていくという提案です。
「いつも使っているものをちょっと多めに買っておく」「子どもが好きなお菓子をちょっと買い足しておく」「おうちのちょっとしたスペースも備蓄に有効活用してみる」など、ちょっと意識を変えるだけで、日常の行動が備えにつながり、それを継続することでもしもの時にも自分や大切な人を守り、社会の混乱も防ぐ力につながると考えています。
同プロジェクトでは備蓄に関する実態調査を実施するとともに、「ちょ備蓄」の概念を提案し、具体的な実践方法を特設サイトや公式SNS、店頭などで発信していきます。
※1 当社調べ
■「ちょ備蓄」プロジェクトの背景
「ちょ備蓄」プロジェクトは、防災備蓄への心理的ハードルや固定観念があることに着目し、“できることを、いつもを、ちょっとずつ”始めることから、もしもの備えにつなげていくという提案です。
本プロジェクト始動に当たり、防災備蓄に関する実態調査※2を実施したところ、73.1%の人が「日用品などを多く買い置く習慣がある」と答えている一方、自宅の備蓄が「十分にある」と答えた人はわずか2.9%にすぎませんでした。その背景には「備蓄をするなら必要な量や内容を揃えるべき」(85.0%)という意識があり、普段使うものと備蓄は全く別物、備蓄は“特別なもの”でなくてはいけないという思い込みや心理的なハードルがあることが推察されます。
本プロジェクトにより、こういった備蓄への固定観念を変え、日常から始められるちょっとした行動を提案することで、防災備蓄をより前向きに進めるきっかけをつくっていきたいと考えています。
※2 「防災備蓄の実態調査」(当社調査)
調査対象:全国の20~60代の男女2,301名/調査手法:インターネット調査/調査時期:2025年7月11日(金)~7月24日(木)
■「ちょ備蓄」プロジェクト活動内容
本プロジェクトの始動に当たり、以下4つの施策を展開します。
①防災備蓄の実態調査
防災備蓄に関する実態や意識を明らかにするべく、全国の20~60代の男女2,301名に調査を実施しました。調査結果から見えた防災備蓄に対する心理的ハードルや、家庭内の備えの実態などを、今後の「ちょ備蓄」プロジェクトの活動に活かしていきます。
▼「防災備蓄の実態調査」リリース
https://www.suntory.co.jp/softdrink/news/pr/article/SBF1604.html
・調査対象:全国の20~60代の男女2,301人
・調査手法:インターネット調査
・調査時期:2025年7月11日(金)~7月24日(木)
②「ちょ備蓄」特設サイト公開


8月22日(金)より特設サイトを新たにオープンし、「ちょ備蓄」の考え方をお伝えするとともに、防災心理学者・木村玲欧氏や、防災士・松永りえ氏などが提案する日常の行動で取り入れやすいアイデア「ちょ備蓄メモ」を公開します。また、「みんなの備蓄大調査」として、備蓄調査結果から見えた備蓄実態を紹介します。
▼「ちょ備蓄」プロジェクトサイトURL
https://www.suntory.co.jp/water/tennensui/chobichiku
③公式SNSによる発信
「ちょ備蓄」を広く提案していくため、8月22日(金)より「サントリー天然水」公式Xアカウント(@suntory_tennen)で日常の行動で取り入れやすいアイデア「ちょ備蓄メモ」を発信していきます。
また、9月1日(月)防災の日より、SNSキャンペーンも実施予定です。
④「ちょ備蓄」店頭活動
日常のお買い物の際に無理なく防災備蓄を意識していただけるよう、スーパーなどの店頭において「ちょ備蓄」を訴求する売り場作りを順次展開していきます。

〈防災心理学者・木村玲欧氏コメント〉
木村玲欧(きむら れお)氏:兵庫県立大学環境人間学部 大学院環境人間学研究科教授。専門は防災心理学、防災教育学、社会調査法。内閣府 防災教育チャレンジプラン実行委員会委員長などを務める。著書多数。

●“防災備蓄は特別なもの”と思い込んでいることが大きな課題
多くの家庭では、すでに日常の買い置きやまとめ買いをしていても、それが防災用の備蓄になると気づいていなかったり、意識していなかったりします。そのため「防災備蓄は十分にできている」という自覚が極めて低いのが現状です。“防災備蓄は特別なもの”と、日常生活と防災備蓄を切り分けて考えてしまうことで、備蓄が始められない、あるいは始めても継続できない人が多く見られます。この状況を打破するためには「意識改革・行動変容」が重要となります。
●「ちょ備蓄」による意識改革・行動変容が備蓄に対する不安から生じる“緊急買い”など社会の混乱を防ぐことにつながる
「実は既に防災備蓄を始めている」と気付くことで安心感が生まれるかもしれません。例えば「水を1本多く買った」という小さなステップでも、「備蓄が一歩進んで防災力が高くなった」と自分を褒めてあげることが自己効力感を高め、備蓄行動をさらに促します。今回の「ちょ備蓄」プロジェクトはまさに、「今までやっていたこんなことも備蓄だったんだ!」「これくらいなら自分でもできそう!」といった気付きを与え、防災行動を前向きに進めるきっかけになると考えます。
さらには、こういった取り組みが社会全体の防災備蓄力を高めることに寄与し、備蓄への不安から生じる“緊急買い”などの社会の混乱を防ぐことにもつながると思います。
「サントリー天然水」は、生活必需品でありインフラとしての役割も持つミネラルウォーターのブランドとして、今後も防災備蓄を積極的に啓発していくとともに、安定供給のための取り組みに一層注力していきます。
▽本件に関するお客様からの問い合わせ先
サントリーお客様センター https://www.suntory.co.jp/customer/
以上