Honoo
3DCGと手描き作画の融合による革新的なアニメ表現の創出
Honoo株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役：鈴木洋平、読み：ホノオ、以下Honoo）は、株式会社StudioGOONEYS(本社：東京都中野区、代表取締役：斎藤 瑞季、以下StudioGOONEYS)と共同で、長編アニメーション映画『アズワン / AS ONE』を制作しました。
3DCGと手描き作画の融合で、“新たなアニメ表現”を切り拓く
本作では、キャラクターの身体表現やダイナミックなカメラワーク、迫力あるアクションシーンを3DCGで構築。一方で、キャラクターの表情や繊細な感情描写には手描き作画を用い、背景美術にも手描き技法を取り入れることで、深みのある世界観を表現しました。
この手法により、3DCGの持つ圧倒的な迫力と、手描き作画および背景美術の独特なニュアンスを高精度に融合させ、従来にない独自の映像表現を実現しています。
3DCGパートは、映像制作およびコンポジット（複数の映像素材を組み合わせて最終映像を構築する工程）で高い評価を得るStudioGOONEYSが担当。確かな技術力と豊かな表現力により、新しいアニメーション表現の可能性を切り拓きました。
手描き作画と背景美術はANIME JOBSを活用
手描き作画および背景美術の制作には、Honooが運営するギグワーク型アニメーションスタジオ『ANIME JOBS』を通じ、プロジェクトに最適なクリエイターを選定。制作は完全デジタルかつオンラインで行われ、日本各地から集結した優秀なクリエイターたちが、作品世界を鮮やかに描き出しています。
さらに、コンセプトアートには『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』などで知られる大屋和博氏（ANIME JOBS登録クリエイター）が参加。重厚かつ鮮烈なビジュアルを提示することで、作品世界を力強く表現するとともに、3DCGと手描き作画の融合による新たな映像表現の方向性を示しました。
安定した品質と緻密な映像美を生み出す制作プロセス
本作では、3DCGを基盤としたアニメ制作ワークフローを採用。身体動作やカメラワークを3DCGで構築することで、安定した品質と効率的な制作進行を実現。さらに、顔の表情のみを手描き作画で合成するハイブリッド手法により、繊細な感情表現と制作効率の両立を可能にしました。異なる技術の長所を融合させることで、緻密さと独自性を兼ね備えた新しい映像表現を生み出しています。
原作 星と翼のパラドクス
© SQUARE ENIX, SUNRISE
© ASONE製作委員会
映画AS ONE 公式サイト
Honoo株式会社について
Honooは、アニメクリエイターが才能を最大限に発揮できる、持続可能な創作環境を提供する企業です。代表的なプロダクト「Honoo」では、クリエイターとファンを直接つなぐ仕組みを構築し、作品発表とファン支援を通じて、自立した創作活動を可能にしています。さらに、AIを活用した背景美術原画生成ツール「Anime BG」や、ギグワーク型アニメーションスタジオ「ANIME JOBS」を展開し、多様な働き方と効率的な制作環境を実現。次世代のアニメ制作のあり方を切り拓いています。