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SideとRazer、世界初のハイブリッド・プレイテストによるAI活用型ゲームデバッグソリューションを発表

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ポールトゥウィンホールディングス株式会社

~『Sideが技術支援するRazer Cortexプレイテストプログラム』は、10万人以上のプレイヤーのプレイテストを容易にする~

ポールトゥウィンホールディングス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:橘鉄平、証券コード:3657)の連結子会社であるSide International Holdings Limited(本社:英国ロンドン、CEO:デボラ・カーカム、以下「Side」)は、Razer Inc.(本社:米国カリフォルニア州及びシンガポール、共同創業者兼CEO:ミン・リャン・タン、以下「Razer」)と、ゲーム開発者向けのオールインワン テスト ソリューションツール「Sideが技術支援するRazer Cortexプレイテストプログラム」(Razer Cortex: Playtest Program – Powered by Side)を発表しましたので、お知らせいたします。

本日、受賞歴のあるゲームサービス会社Sideと、世界を代表するゲーマー向けライフスタイルブランドのRazerは、全く新しいプレイテストツールを発表しました。Side独自のAI技術を活用することで実現され、プレイテストのデータは品質保証の向上にも同時に活用されます―これは業界初の試みです。主要なプレイテストプロバイダの価格比較に基づいて、場合によってはプレイテストのコストを80%削減できる可能性があります。

『Sideが技術支援するRazer Cortexプレイテストプログラム』(Razer Cortex: Playtest Program – Powered by Side)は、従来のプレイテスト機能とデバッグを大規模に組み合わせており、定性的と技術的なフィードバックの両方を求める開発会社にとって、初の一括対応型のテストツールとなりました。この新ツールは、全世界で5,000万人以上の利用者を持つRazerのPCゲームランチャーであるRazer Cortex内で提供され、開発会社が実際のプレイヤーを対象に、大規模かつターゲットを絞ったプレイテストを実施できるようになります。

参加条件を満たしたゲーマーは、Razer Cortexを通じてプレイテストに直接参加することができます。ランチャー上で秘密保持契約(NDA)に署名し、ゲームビルド用の専用ダウンロードキーを受け取ることで、安全かつ機密性の高いアクセスが保証されます。プレイ中、Cortexはプレイ時間やパフォーマンスデータを記録します。特定の条件を満たすと、プレイヤーは定性的なアンケートを通じてフィードバックを提出し、Razer Silverの報酬を受け取ることができます。これらの報酬はゲームや周辺機器と交換可能で、参加への意欲を高める仕組みとなっています。

収集されたゲームプレイデータと感情データは、Sideの独自AIによって分析され、重複データが除去されます。最終的に、Sideの専門デバッグチームによってレポートが解釈・検証され、低コストで大規模かつ実用的なプレイテストデータ及び分析結果の提供が可能になります。

■ Side CEO デボラ・カーカム  コメント

「ゲーム業界におけるイノベーションはプレイヤーと開発者側の密接なリレーションが不可欠です。私たちはRazerとのパートナーシップにより、『Sideが技術支援するRazer Cortexプレイテストプログラム』を通じてその流れを積極的に促します。私たちの情熱は、クライアントの物語を正確に世界に届けることにあり、熱心なプレイテスターからのフィードバックを最大限に活用することにより、それを最高の形で実現することを目指します。

物語を届けることが我々のビジネスであるなら、プレイテスターはまさに大切な株主のような存在です。私たちの独自のソリューションは、最も熱心な支持者である株主に発言の場を提供し、IPへの初期投資を育てて、最終的にはリリース時の売上につなげることを可能にします。さらに、プレイテスト中に収集されたデータを活用して、タイトルの品質保証(QA)も向上させます。プレイヤー、開発者、そして私たちSideにとって、まさに“三方よし”の仕組みです。」

<プレイテストの新時代>

プレイテストは、ゲーム開発において最も重要でありながら、非常に多くのリソースを必要とする工程のひとつです。従来の方法では、多くのコストをかけて募集された少人数のプレイテスターと、時間のかかるアンケート調査に依存しており、得られる分析結果は限られているにもかかわらず、コストは高くなりがちです。

『Sideが技術支援するRazer Cortexプレイテストプログラム』は、Razerの広大なグローバルコミュニティと、Cortexのゲーム起動ツールとしての内蔵機能を活用し、プレイヤーのゲームへの関わり方や興味、プロフィールに基づいて、プレイテスターの事前選定を行います。これにより、開発会社は従来の採用プロセスにおける障壁を回避し、より多様で適切なテスター層に効率的にアクセスできるようになります。

Razer VP クエン クアック氏  コメント

「『Sideが技術支援するRazer Cortexプレイテストプログラム』は、当社のゲームランチャーに新たに追加された機能で、開発会社が低コストで大規模なプレイテストを実施できる手段を提供します。SideのソリューションをRazer Cortexに統合することで、ゲームビルドの配布を簡素化し、ターゲットプレイヤーの選定を可能にし、構造化されたデータ収集もサポートします。この連携により、開発会社は意欲的なプレイヤーとつながり、有意義なフィードバックを得ることで、より良い開発判断を支援することができます。

開発会社は、プレイヤーのゲームプレイの傾向や経験、さらには将来的にはより広範なユーザー層の洞察に基づいて、対象となるプレイヤーグループを選定することができます。これにより、将来的にはプレイヤー主導によるローカライズテストの実施も可能になるかもしれません。」

<仕組み>

<人間が介在するAI>

ほとんどのAAAタイトルでは、デバッグチームは5〜6人で構成され、完全に安全な環境で作業を行います。ゲームのテスト方法はさまざまですが、楽しみやクリアを目的とするプレイテスターとは異なり、デバッグチームはプレイヤーが最も関わる可能性の高い重要な場面やエリアに集中し、あえてゲームを“打ち破る”ことを目的としてテストを行います。このデバッグ業務に関しては今回の新しいプログラムがスタートしても違う目的として残り続けます。

『Sideが技術支援するRazer Cortexプレイテストプログラム』は、ゲームを純粋に楽しむ目的でプレイしているユーザーから収集したデータを活用し、同じデバッグチームに強力な支援を提供します。これにより、Sideの専門チームは、ラボ環境では見逃されがちなバグを発見することが可能になります。たとえば、あるセクションでクラッシュが複数報告された場合、テスターはその箇所にバグが潜んでいる可能性があると判断し、調査を開始します。

このツールの開発は、Sideがテクノロジーに人間の創造性を融合させるというコミットメントを反映しています。このようなレベルのプレイテスト報告書を人間のデバッグチームに提供することは、同社がAIを活用したゲームサービスソリューションに多大な投資を行っていなければ不可能でした。Sideの提供するサービスに新しいAIを組み込むことは、クライアントとチームの両方を進歩させるために不可欠であり、最近の業界調査によると、開発者の87%が既にAIを活用していると回答しています。

Side 最高技術責任者 Dr.ハーラン ビバリー  コメント

「SideとRazerのこのパートナーシップは、これまでのプレイテストのあり方を大きく変革するものです。開発会社にとっては、プレイテストの費用対効果が高まり、プレイヤーにとっては、これまで以上に開発プロセスに近づけるようになります。そしてQA(品質保証)にとっては、まったく新しい業務の役割が加わることになります。

私たちのデバッグチームやクライアントは、これまで想像もしなかったほど多くのリアルなプレイヤーからのデータにアクセスできるようになります。業界標準である『少量・高関与』から『大量・低関与』への転換により、これまで誰も実現できなかったレベルのデータ分析が可能になります。このプログラムこそが、リアルタイムでのイノベーションの真の姿です。」

<業界への影響>

Sideは、ターゲット層からのフィードバック、感情分析の強化、機能テストなどを通じて、業界標準を大きく下回るコストで、より深い分析結果を大規模に開発会社に提供できるようになります。オンタリオ大学の研究では、プレイテストによって、批評家の目に触れる前にゲームの問題点を発見できることが示されています。ニューヨーク市データサイエンスアカデミーによると、レビューは売上に大きな影響を与えることから、プレイテストは商業的成功に向けた準備において極めて重要な役割を果たします。リーズナブルなコストで大規模なプレイテストを実施し、さらに専門的なデバッグの知見を加えられる点が、このソリューションを革新的かつユニークなものにしています。

このソリューションにより、プレイヤーはこれまでにないほど業界との距離を縮めることができます。彼らは、発売前の段階で、自分が応援してきたシリーズの開発会社に直接フィードバックを届けることができるのです。これは通常、メディア関係者やインフルエンサーだけに許されていた体験です。一方、開発会社にとっては、正式なリリース前に対応や方向転換ができる貴重な確認の機会となります。

『Sideが技術支援するRazer Cortexプレイテストプログラム』は、Sideのプレイテスト・ソリューションのひとつに過ぎません。Sideのサービス・ポートフォリオには、大規模から小規模まで、さまざまなプレイテストの選択肢が揃っています。

詳細については、https://www.side.inc/ja/playtesting をご覧ください。


Side International Holdings Limitedについて  https://side.inc/ja/

Side International Holdings Limited(旧PTW International Holdings Limited)は、ロンドンに本社を置き、ゲーム開発・ゲームサービスに特化したグローバル企業で世界中の大手ゲーム開発会社やスタジオにクリエイティブなソリューションを提供しています。2009年に日本で設立し、現在では北米、ヨーロッパ、南米、アジアの14カ国20スタジオを展開する、ビデオゲーム業界における世界的な勢力へと成長しました。業界をリードするサービスとして、グラフィック開発、ゲーム開発、音声収録、品質保証、ローカライズ、ローカライズQA、プレイヤーサポート、コミュニティ管理、データセット、特注AIサービスなど、業界をリードするサービスを提供しています。


Razer について  https://rzr.to/20anni

Razer™は、ゲーマーのために、ゲーマーによって作られた、世界をリードするライフスタイルブランドです。Razerのトリプルヘッド・スネーク商標は、世界中のゲーミング及びeスポーツコミュニティで最も認知されているロゴの一つです。Razerのファンはすべての大陸に広がっており、Razerはハードウェア、ソフトウェア、サービスというゲーマーに特化した最大のエコシステムを設計・構築しています。Razerは高性能ゲーミング周辺機器やBladeゲーミングノートPCなど、数々の受賞歴を誇るハードウェアを多数提供しています。Razer が提供するソフトウェアスウィートは、Razer Chroma RGB、Razer Synapse などで構成されており、2億5,000万 人以上のユーザーを誇り、カスタマイズ、照明効果、最適化を提供します。Razerは、68,000以上のゲームに対する世界最大のゲーム決済サービスの1つであるRazer Goldと、それに付随する報酬プログラムであるRazer Silverを通じて、ゲーマー、若者、ミレニアル世代、Z世代向けの支払いサービスも提供しています。

Razerは、#GoGreenWithRazer運動を通じて持続可能な未来に向けた取り組みを行っており、環境への影響を最小限に抑えるための10年計画を策定しています。

2005年に設立されたRazerは、アーバイン(米国)とシンガポールに本極地を置き、ハンブルク(ドイツ)と上海(中国)に、リージョナルヘッドクォーターを置いています。世界19カ所にオフィスを展開しています。2025年には、ブランド施策を多数展開しながら、創業20周年を迎える予定です。


ポールトゥウィンホールディングス株式会社について  https://www.phd.inc/

ポールトゥウィンホールディングス株式会社は、グローバルでサービス・ライフサイクルソリューション事業を提供する持株会社です。グループ会社を通じて、国内ソリューション(ゲーム市場向け:ゲームデバッグ、カスタマーサポート、ローカライズ、海外進出支援、Tech市場向け:ソフトウェアテスト、環境構築、サーバー監視、データセンター運営、Eコマース市場向け:モニタリング、カスタマーサポート、バリアフリー字幕・音声ガイド制作)、海外ソリューション(ゲームデバッグ、ローカライズ、音声収録、カスタマーサポート、製品開発サポート等)を提供しています。

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年8月22日 12時02分)

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