株式会社 明日香
~出生率1.15時代、業界連携による子育て支援の新モデルとは~
株式会社明日香(本社:東京都文京区、代表取締役:萩野 吉俗、https://www.g-asuka.co.jp/index.htm)が運営する子どもと未来、そしてすべての人がConnect(繋がり、結びつき)する保育研究プロジェクト「子ねくとラボ(https://konnect-labo.jp/)」は、小学校就学前の子を持ち、現在働いている親109名を対象に、育児休業×教育費統合保険商品ニーズ調査を実施しましたので、お知らせいたします。

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01|育児休業期間中の生活費負担について、8割以上の保護者が「負担に感じる」と回答
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02|87.1%が、お子さまの教育費の準備について「不安」を実感
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03|「育児休業期間の所得保障」と「子どもの教育費積立」を統合した保険商品に、72.4%が利用意向
本調査のダウンロードはこちら:https://bit.ly/3JtpoO3
■調査概要
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調査名称:育児休業×教育費統合保険商品ニーズ調査
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調査方法:IDEATECHが提供するリサーチマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
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調査期間:2025年7月18日〜同年7月19日
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有効回答:小学校就学前の子を持ち、現在働いている親109名
※合計を100%とするため、一部の数値について端数の処理を行っております。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がございます。
≪利用条件≫
1 情報の出典元として「子ねくとラボ」の名前を明記してください。
2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
■80.8%が、育児休業期間中の生活費が「負担に感じる」と回答
「Q1.あなたは、育児休業期間中の生活費負担について、どのように感じますか。」(n=109)と質問したところ、「かなり負担に感じる」が30.3%、「やや負担に感じる」が50.5%という回答となりました。

・かなり負担に感じる:30.3%
・やや負担に感じる:50.5%
・あまり負担に感じない:11.9%
・全く負担に感じない:0.9%
・わからない/答えられない:6.4%
■育児休業期間中の生活費負担が重いと感じる理由、「子どもの医療費や育児用品の支出が予想以上に多い/多そうだから」が65.9%
Q1で「かなり負担に感じる」「やや負担に感じる」と回答した方に、「Q2.育児休業期間中の生活費負担が重いと感じる理由を、具体的に教えてください。(複数回答)」(n=88)と質問したところ、「子どもの医療費や育児用品の支出が予想以上に多い/多そうだから」が65.9%、「育児休業給付金だけでは生活費が不足する/しそうだから」が43.2%という回答となりました。

・子どもの医療費や育児用品の支出が予想以上に多い/多そうだから:65.9%
・育児休業給付金だけでは生活費が不足する/しそうだから:43.2%
・住宅ローンや家賃などの固定費の負担が大きい/大きそうだから:42.0%
・配偶者の収入だけでは家計を維持できない/できなそうだから:42.0%
・将来の教育費への不安から節約を強いられる/強いられそうだから:25.0%
・職場復帰後の収入減少への不安がある/ありそうだから:17.0%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:0.0%
■「ボーナス分もマイナスになるし、物価高でどんどん色んなものが値上がりしてるから」や「一時保育や習い事をさせているので、その負担が大きい」などの声も
Q2で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q3.Q2で回答した以外に、育児休業期間中の生活費負担が重いと感じる理由があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=88)と質問したところ、「ボーナス分もマイナスになるし、物価高でどんどん色んなものが値上がりしてるから。」や「一時保育や習い事をさせているので、その負担が大きい」など40の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
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食費がかかる。
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収入がへるし、住民税が多いから。
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ボーナス分もマイナスになるし、物価高でどんどん色んなものが値上がりしてるから。
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一時保育や習い事をさせているので、その負担が大きい。
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子供が生まれた上に、収入が下がるため生活が苦しくなる。
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今は物価高で食費が大変。上の子の習い事の月謝もあり。
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収入は減っても毎月の固定費はかわらないから。
■約9割が、子どもの教育費の準備について「不安」を実感
「Q4.あなたは、お子さまの教育費の準備について、どのように感じていますか。」(n=109)と質問したところ、「非常に不安を感じている」が30.3%、「やや不安を感じている」が56.8%という回答となりました。

・非常に不安を感じている:30.3%
・やや不安を感じている:56.8%
・あまり不安を感じていない:9.2%
・全く不安を感じていない:0.9%
・わからない/答えられない:2.8%
■子どもの教育費準備に不安を感じている理由、約半数が「現在の収入では十分な教育費を準備できないから」と回答
Q4で「非常に不安を感じている」「やや不安を感じている」と回答した方に、「Q5.お子さまの教育費準備に不安を感じている理由を、具体的に教えてください。(複数回答)」(n=95)と質問したところ、「現在の収入では十分な教育費を準備できないから」が49.5%、「教育費がどのくらいかかるのか見当がつかないから」が46.3%、「将来の収入に不安があるから」が43.2%という回答となりました。

・現在の収入では十分な教育費を準備できないから:49.5%
・教育費がどのくらいかかるのか見当がつかないから:46.3%
・将来の収入に不安があるから:43.2%
・教育費の積立方法がわからないから:38.9%
・他の支出(住宅ローンなど)との両立が困難だから:32.6%
・インフレや物価上昇で教育費が高くなる不安があるから:27.4%
・子どもの進路や希望に応じた準備ができるか不安だから:24.2%
・その他:1.1%
・わからない/答えられない:0.0%
■「将来の経済状況、子どもの希望が分からない」や「初めての子供、子育てなので、どれくらい費用がかかるのか分からない」などの理由も
Q5で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q6.Q5で回答した以外に、お子さまの教育費準備に不安を感じている理由があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=95)と質問したところ、「将来の経済状況、子どもの希望が分からないため」や「初めての子供、子育てなので、どれくらい費用がかかるのか分からない」など41の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
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塾代や他の習い事代の負担が大きい。
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物価が高いから。
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複数の習い事による費用増。
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将来の経済状況、子どもの希望が分からないため。
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準備するためのお金がない。今の生活で手一杯。
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住宅ローンの金利がどんどん上がっていっているから。
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今の状態で教育用の貯金ができていないから。
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初めての子供、子育てなので、どれくらい費用がかかるのか分からないからです。
■保険会社が販売している、育児休業期間中の所得保障を行う保険商品について、8割以上が「知らない」
「Q7.現在、大手損保会社では、育児休業期間中の所得保障を行う保険商品を企業向けに販売しています。あなたは、このような保険商品について知っていましたか。」(n=109)と質問したところ、「全く知らない」が43.2%、「聞いたことはあるが詳しくは知らない」が37.6%という回答となりました。

・全く知らない:43.2%
・聞いたことはあるが詳しくは知らない:37.6%
・なんとなく知っている:11.9%
・詳しく知っている:7.3%
■7割以上が「育児休業期間の所得保障」と「子どもの教育費積立」を統合した保険商品に利用意向
「Q8.あなたは、『育児休業期間の所得保障』と『子どもの教育費積立』を統合した保険商品があれば、利用したいと思いますか。」(n=109)と質問したところ、「非常に利用したい」が18.3%、「やや利用したい」が54.1%という回答となりました。
(※育児休業期間中に一定額の所得保障を受けられ、同時に子どもの教育費を積み立てられる商品をイメージしてください。)

・非常に利用したい:18.3%
・やや利用したい:54.1%
・あまり利用したくない:10.1%
・全く利用したくない:2.8%
・わからない/答えられない:14.7%
■統合保険商品を利用したいと思う理由、「子どもの教育費を計画的に準備できるから」や、「一つの商品で複数の不安を解消できるから」が上位
Q8で「非常に利用したい」「やや利用したい」と回答した方に、「Q9.このような統合保険商品を利用したいと思う理由を、具体的に教えてください。(複数回答)」(n=79)と質問したところ、「子どもの教育費を計画的に準備できるから」が57.0%、「一つの商品で複数の不安を解消できるから」が45.6%、「保険商品として安心感があるから」が38.0%という回答となりました。

・子どもの教育費を計画的に準備できるから:57.0%
・一つの商品で複数の不安を解消できるから:45.6%
・保険商品として安心感があるから:38.0%
・育児休業期間の経済的不安を軽減できるから:34.2%
・現在の教育費準備方法よりも効率的だから:30.4%
・将来の収入減少リスクに備えられるから:21.5%
・家計管理がシンプルになるから:11.4%
・その他:1.3%
・わからない/答えられない:0.0%
■「習い事や、遊びに行ったりするお金に充てられるから」や「少額でも出来るのなら、今からでも貯めておきたい」などの回答も
Q9で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q10.Q9で回答した以外に、このような統合保険商品を利用したいと思う理由があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=79)と質問したところ、「習い事や、遊びに行ったりするお金に充てられるから」や「少額でも出来るのなら、今からでも貯めておきたい」など32の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
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あれば安心。
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便利そう。
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習い事や、遊びに行ったりするお金に充てられるから。
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少額でも出来るのなら、今からでも貯めておきたい。
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収入保障の詳細が分からないが、とてもいいと思う。
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存在自体知らなかったが、金額にもよるが内容を詳しく知りたいと思った。
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不安なので。
■まとめ
今回は、小学校就学前の子を持ち、現在働いている親109名を対象に、育児休業×教育費統合保険商品ニーズ調査を実施しました。
まず、育児休業期間中の生活費負担について、8割以上の保護者が「負担に感じる」と回答しました。負担を感じる理由としては、「子どもの医療費や育児用品の支出が予想以上に多い/多そうだから」が65.9%で最多となり、次いで「育児休業給付金だけでは生活費が不足する/しそうだから」が43.2%、「住宅ローンや家賃などの固定費の負担が大きい/大きそうだから」と「配偶者の収入だけでは家計を維持できない/できなそうだから」がともに42.0%という結果でした。お子さまの教育費の準備については、87.1%が「不安を感じている」と回答し、その理由として「現在の収入では十分な教育費を準備できないから」が49.5%、「教育費がどのくらいかかるのか見当がつかないから」が46.3%で上位を占めました。また、育児休業期間中の所得保障を行う保険商品について、「全く知らない」が43.2%、「聞いたことはあるが詳しくは知らない」が37.6%と、認知度の低さが明らかになりました。一方で、このような「育児休業期間の所得保障」と「子どもの教育費積立」を統合した保険商品については、72.4%が利用意向を示し、その理由として「子どもの教育費を計画的に準備できるから」が57.0%、「一つの商品で複数の不安を解消できるから」が45.6%という回答が得られました。
今回の調査では、小学校就学前の子を持つ働く親が、育児休業期間中の生活費負担と将来の教育費準備の両面で大きな不安を抱えていることが明らかになりました。出生率が1.15まで低下している現代において、子育て世代の経済的不安は少子化をさらに加速させる要因となっています。このような状況下で、保育業界が保険業界と連携し、新たな子育て支援商品を提供することは、子育て世代の複合的な経済不安を解消する有効な手段となるでしょう。業界の垣根を越えた協業により、包括的な子育て支援の新モデルを構築することが求められています。
本調査のダウンロードはこちら:https://bit.ly/3JtpoO3
■「子ねくとラボ」について

「子ねくとラボ」は、「子ども+Nursery(保育)+Education(教育)・Entertainment(エンターテインメント)+Creation(創造)+Trend(トレンド)」の要素から構成された、子どもと未来、そしてすべての人がConnect(繋がり、結びつき)する保育研究プロジェクトです。子育てや保育に関する「調査レポート」や「ニュース/記事」、また「子ねくとラボ」が提供しているサービスについて発信しております。
事業名 :子ねくとラボ
事業責任者 :末廣 剛
サービス内容:・選ばれる園づくりコンサルティングサービス
・保育施設向け研修&巡回サービス
・保育専門実証実験 コーディネートサービス
・スタートアップ支援サービス
■会社概要
会社名 :株式会社 明日香
設立 :1994年8月30日
代表取締役:萩野 吉俗
所在地 :東京都文京区小石川5丁目2番2号 明日香ビル3F
事業内容 :■保育室の設置・運営(院内保育室、企業内保育室、認可保育所)
■地方自治体と連携した子育て支援事業
(児童館、放課後児童クラブ、子育て支援拠点、こども広場等の運営)
■保育に関わる人材の派遣・紹介
(保育士・幼稚園教諭・看護師・栄養士など)
■訪問型子育て支援
(ベビー・キッズシッターサービス、家事代行サービス、地方自治体の委託業務)
■保育施設向け研修・巡回支援
■新規保育事業の開発及びコンサルティング