NPO法人結び手
グルグラムの路上生活者60名を調査。無就学82%、女性スマホ21%、平均収入11,355INR。制度からの排除と都市貧困の実像を分析した報告を公開。
NPO法人結び手(代表理事:福岡洸太郎/本部:東京)は、インド・ハリヤナ州グルグラム市「Institutional Area, Sector 32(通称:路上生活者ベルト)」で、路上生活者・路上商人60名を対象に聞き取り調査を実施し、分析報告を公開しました。全文・図表・写真は以下のNoteでご覧いただけます。
👉 調査全文・図表:https://note.com/musubite/n/nce64247fbd56

メディア向けハイライト(引用歓迎)
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教育の断絶:無就学・ほぼ就学歴なしが82%。中退理由は貧困/学校不在/早婚等。
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所得の脆弱性:収入のある回答者の平均月収11,355INR。物乞い9,000INR、ストリートベンダー19,000INR。貯蓄ありは1名のみ。
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デジタル格差:スマホ保有38%(女性21%)。全国世帯普及率(約85.5%)との大きな乖離。
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身分証の壁:Aadhaar所持67%。住所・証明書欠如により社会保障アクセスからの排除が発生。
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支援の実態:調査対象者に政府支援の経験なしが多数。教育・文具は結び手等のNGOに依存。
調査の背景
都市労働者の多くが非正規部門で働くインドにおいて、露店商や路上労働者は都市経済に寄与しながらも、法的保護・社会サービスから取り残されがちです。本調査は、「都市の包摂性」を測る一次データとして、教育・収入・デジタルアクセス・身分証・支援の有無を横断的に可視化しました。

方法(概要)
期間:2025/6/18–7/26|場所:Institutional Area, Sector 32(グルグラム)
対象:路上生活者・路上労働者60名(回答率88%|平均年齢29.3歳|男性57%/女性43%)
項目:教育歴/中退理由/路上生活年数(平均12年)/職種・収入・支出/スマホ/家族構成/支援経験 ほか
※匿名化・同意取得済、統計的代表性は保証せず。詳細はNoteにて。

代表コメント(要約・引用可)
「数字の背後には、人がいます。都市の“見えない層”を政策・企業・市民が同じ地図で見られるよう、一次データを公開しました」(代表理事・福岡洸太郎)
取材のポイント
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データで語れる都市貧困:紙面・番組用に主要グラフと匿名ケースを即提供
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政策・CSRの論点化:Aadhaar未所持層の排除/女性のデジタル格差/就労の脆弱性
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現場同行・オンラインブリーフィング可(日英対応/事前調整)
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本文・図表・写真(高解像度)
調査全文・主要図表・Noteに掲載:
https://note.com/musubite/n/nce64247fbd56

ミッション:「外部環境が原因で努力できない人をゼロにする」
インド各地で教育支援・女性支援・災害支援を展開。
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