イケア・ジャパン株式会社
全国24の施設・支援活動への商品提供等を通じて、社会的・経済的に脆弱な立場にある方々を支援

「より快適な毎日を、より多くの方々に」をビジョンとするスウェーデン発祥のホームファニッシングカンパニー イケアの日本法人イケア・ジャパン株式会社(本社:千葉県船橋市、代表取締役社長 兼 Chief Sustainability Officer:ペトラ・ファーレ)は、2023年4月から2024年3月の期間中に実施された、お客さまのIKEA Familyカードの提示による募金活動を通じて、2025年度*の活動に向けた積立金額が総額68,806,002円となり、これまでに全国24の施設・支援活動**への商品提供等を通じて社会的・経済的に脆弱な立場の方々をサポートしたことを発表しました。
イケアは、よりよい家が毎日の暮らしをもっと豊かにすることを知っています。しかしながら、すべての人が快適な暮らしを実現する家を手にしている訳ではありません。それは、誰もが持つ権利であるにもかかわらず。そこで私たちは、社会的・経済的に困難な状況下にある、またはその危機にさらされている子どもたちやそのご家族が、安心して暮らせる家にアクセスできるよう、イケア店舗近隣で活動する支援団体をサポートしています。
イケア・ジャパンは、2015年9月より「IKEA Family 子ども募金」として活動を開始し、お会計時にお客さまにIKEA Familyカードをご提示いただくごとに、10円を子どもたちのために積み立ててきました。この募金は、イケア店舗周辺の子どもたちの成長を支える施設などを対象として、インテリアデザインのプランニングから商品の提供、商品の組み立てなどを通じて活用されています。そして2024年度からは、地域社会から寄せられるさまざまなニーズを踏まえ、支援の対象の幅を広げるとともに、活動名称を「IKEA Family募金」へと改めました。これにより、より社会的・経済的に脆弱な立場にある子どもやそのご家族が、安心して暮らせる家(居場所)にアクセスできるよう、支援団体などと連携して取り組みを進めています。また支援団体などと協力しながら、困難な状況にある子どもや若者が、未来に希望を持ち、自らの可能性を信じられるような、支援活動も展開しています。支援の対象施設には母子生活支援施設、児童養護施設、子ども病院、家庭で居場所を見つけることのできない若者向けのシェルターなどが含まれます。さらに、子どもたちが安心して過ごせる「第三の居場所」として、子ども食堂や学校図書館なども対象としています。
今年度(2025年度)*、積み立てた活動資金(2023年4月から2024年3月)は68,806,002円でこれまでにイケア店舗周辺の全国24の施設・支援活動**へ支援を行い、300名以上のコワーカー(従業員)が参加しました。
また来年度(2026年度)の活動に向けて、2024年4月から2025年3月までの期間に積み立てられたIKEA Family募金の総額は73,396,130円となりました。IKEA Familyカードの提示を通してIKEA Family募金にご協力いただいているお客さまに感謝するとともに、これからも地域の皆さんの声に耳を傾けながら、より多くの方々によりよい「家」をお届けできるよう、支援を続けます。
*2025年の事業年度(FY25)は 2024年9月1日から2025年8月31日です。
**2024年9月1日から2025年7月末までの間に支援した施設・活動の数です。
■2025年度の支援活動の事例(一部抜粋)
下記の事例においては、それぞれのイケア店舗のコワーカーが各施設の皆さんのニーズを伺いながら、インテリアデザインのプランニングから商品の提供、組み立てなどの支援活動を行いました。


店舗: IKEA仙台
施設名: NPO法人ワンファミリー仙台 若年困窮女性の支援付き住宅
支援詳細:さまざまな理由で困窮してしまう若年女性が安心して過ごせる場所を提供できるよう、今回の物件をサポートしました。一時保護した女性の再スタートを応援し、前向きに進んでいけるような空間をイメージしてプランニングを行い、1棟のアパートのうち6部屋分にベッドやデスク、チェアなどの家具から時計、寝具、ラグ、カーテンなど約250点の組み立て・設置を行いました。


店舗: IKEA新宿
施設名:豊島区児童相談所 一時保護所
支援詳細: 子どもたちの活動に活用される屋外スペースや共有スペースの整備を目的として、使用する場面や人数に応じて柔軟に活用できるよう工夫された、移動可能なテーブルやチェア、収納などの家具を組立・設置し、環境改善をサポートしました。


店舗: IKEA Tokyo-Bay
施設名:児童養護施設 恩寵園
支援詳細:家庭環境により保護者と同居できない幼児から大学生までが生活する養護施設にて、子どもたちがより快適で温かい日々を送れるように各個室の改装を行いました。レイアウト検討の段階から子どもたちも参加し、個性や「らしさ」が部屋に反映されるようにカーテン、布団カバー、ラグ、収納ボックスなどの色や柄は、子どもたち自身に選んでもらいました。家具の組み立てと設置は温かい雰囲気の中で行われ、新たな空間が完成しました。

店舗: IKEA新三郷
施設名:母子生活支援施設 ポルテあすなろ
支援詳細: 開設以来の願いであった「子どもたちが『自分の居場所』と感じられる空間づくり」。学童室の改修にあたり子どもたちのニーズを直接ヒアリングしたことで、入口をよりワクワクするものにし、フロアにはリラックスして体を預けられる家具を、そしてパーテーション等で個人のスペースを確保しました。



店舗: IKEA横浜
施設名:ファミリーホーム べテル好士
支援詳細:子どもたちの健やかな成長と自立を支援するこちらの施設では、当初は16畳程度の洋室をパーテンションで区切って使っていました。ファミリーホームの特性上、利用者の年齢、性別が変わる頻度が高く、仕切り方や家具の変更が自由にできることを希望されていました。中高生の子どもたちが少しでもプライベートな時間を持てるように設計。低学年の子どもは一人で眠ることが難しい様子だったため、本人の希望を丁寧に聞きとり、安心して一人で眠ることができるような部屋づくりを行いました。

店舗: IKEA前橋
施設名:群馬県立赤城特別支援学校 群馬大学医学部附属病院内教室
支援詳細:入院中の小学生・中学生が病室から通う院内学校にて、病気治療中の子どもたちがより前向きな気持ちで学習できるよう、明るく機能的な空間づくりを提案しました。

店舗: IKEA長久手
施設名:南ヶ丘Rinのおうち
支援詳細:何らかの理由で学校に行くことができない子どもや、さまざまな困難や不安を抱える子ども、同じく困難を抱えるご家族にとってほっとできるような居場所を目指し、子どもたちの意見も取り入れてレイアウトから一緒に考えました。


店舗: IKEA鶴浜
施設名:就労移行支援事務所「ダイバーシティキャリア大阪」
支援詳細:マイノリティ性と障がいという複合的な背景を持つ方々が、自分らしい働き方を見つけられるよう支援をしている就労移行支援施設です。実際にこちらの施設の利用者の方々が働き始めた際に、施設と勤務先の空間の違いによってストレスを感じる事を最小限に抑えられるよう、落ち着いた色味を基調とした空間デザインを行い安心して過ごせる環境づくりにも配慮しました。



店舗: IKEA福岡新宮
施設名:新宮町そぴあしんぐう
支援詳細: 新宮町の住民の皆さまとコミュニケーションを取ったり、勉強をしたりする場として座席数の増加と明るい空間にしたいというご要望を叶えました。1人用デスクと2人掛け/4人掛けダイニングテーブルを組み合わせ、座席数は設置前の2.2倍の広さとなる36席となり、よりたくさんの皆さまの憩いの場となりました。
その他、さまざまな施設を支援しています。詳細は以下をご覧ください。
https://www.ikea.com/jp/ja/this-is-ikea/sustainable-everyday/swipe-and-donate-pubd95b6f70
※IKEA Family とは入会金・年会費無料のメンバーシップクラブです。IKEA Familyについて詳しくは、https://www.ikea.com/jp/ja/ikea-family/ をご覧ください。
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