キユーピー株式会社
2025年9月上旬以降、順次切り替え予定
キユーピー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役 社長執行役員:髙宮 満、以下キユーピー)は、380mlサイズの市販用ドレッシング類※1全10品について、100%再生PET樹脂※2を使用したボトルを採用し、9月上旬以降、順次切り替えます。これにより、年間で新たなプラスチック使用量を約1,600トン削減、CO2排出量を約1,400トン削減できる見込みです(前年出荷実績に基づく当社試算)。

※1 ドレッシングおよびノンオイル等のドレッシングタイプ調味料
※2 主に清涼飲料水用のペットボトルを回収し、粉砕・洗浄後、高温下で一定時間処理し、汚れを除去する方法「メカニカルリサイクル(物理的再生法)」で再生したPET樹脂。
約9割の市販用ドレッシング類が再生PETを含むボトルに
近年、飲料では再生PET樹脂を使用したボトル(以下、再生PETボトル)の利用が広がっています。キユーピーでは、油や酢など幅広い原材料を含む調味料でも安全に再生PETボトルを使用するため、食品4社での共同研究や独自の検証を重ねてきました。安全性を確認し、これまでにテイスティおよび機能性表示食品ドレッシングに再生PET100%ボトルを、180mlサイズの市販用ドレッシング類に再生PET30%ボトルを採用してきました。
今回さらに対象を拡大し、380mlサイズ全10品を再生PET100%ボトルに切り替えます。180mlに比べて1本当たりのプラスチック使用量が多く、出荷本数の多い380mlの切り替えにより、新たなプラスチック使用量の削減見込みは年間で約1,600トンと、キユーピーが進めてきたドレッシングの再生PET化の中では最大規模です。切り替え後には、順次パッケージに独自のecoラベルを付与し、環境に配慮した容器であることをお客さまに訴求していきます。
キユーピーは、グループのサステナビリティ目標に「2030年度にプラスチック排出量削減率30%以上(2018年度比)」を掲げています。380mlサイズの切り替えで、市販用ドレッシング類の約9割が再生PETを含むボトルとなり、目標達成へ大きな前進です。2024年には日清オイリオグループ株式会社と協働で使用済み油付きPETボトル回収の実証実験を行いました。将来的には油を使用した商品のPETボトルが資源として生かせる社会を目指して取り組みを加速し、循環型社会の構築に貢献していきます。

サステナビリティサイト「プラスチックの削減・再利用」
https://www.kewpie.com/sustainability/eco/plastic/
【参考】キユーピー ドレッシングにおける再生PETボトル採用の取り組み

※3 表中の商品画像は実施当時のものです。