株式会社つくばウエルネスリサーチ
~育児を “一人でがんばらない社会(包摂的な社会)” を目指し産官学が連携、ママたちの健幸と笑顔を支える環境づくり~
産前産後の女性のこころとからだのコンディションを整えるための専門家チーム連携型プログラム「MOM UP PARK(マムアップパーク)」はこのたび、「第19回キッズデザイン賞(主催:特定非営利活動法人キッズデザイン協議会)」を受賞いたしました。
MOM UP PARKは、筑波大学や全国の自治体・NPO・企業、保健師・助産師・運動指導士などの専門家と連携し、産前産後の女性たちに「運動」「子育ての学び」「専門家とのつながり」の 3 本柱で包括的に支援する場を提供するもの。オンラインと対面を組み合わせた柔軟な参加形態により、子育て中のママが自分のライフスタイルに合わせて参加できることも特徴です。
今回の受賞は、「すべての人にやさしい社会のデザイン」を評価するキッズデザイン賞において、ママたちのウェルビーイング向上や社会課題解決への実践的なアプローチが評価された結果です。 今後もMOM UP PARKでは、育児を“ひとりでがんばらない社会(包摂的な社会)”を目指し、ママたちの心身の健やかさと笑顔を支える環境づくりを産官学連携で進めてまいります。
<全国14の自治体やNPO等が協働し、社会実装を目指すMOM UP PARK>
産前産後の女性の心身の不調を軽減し、楽しく子育てに向かえるように設計された専門家協働型サポートプログラム。筑波大学を中心に全国14の自治体やNPO等と連携し、国家的な課題解決を目指す「内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」の一環として、2023年から科学的根拠に基づいた産官学の支援体制で取り組む、不定愁訴や疲労、孤立を含む心身の負担に悩むママに寄り添う「ポピュレーションアプローチ(集団全体を支える予防型支援)」による新しい子育て支援モデルです。 企業の福利厚生や健康経営等のメニューとして展開するモデルも、開発中です。

<確認された効果>
■ 参加者の満足度が非常に高い!
■ 1か月間の継続でこころもからだも元気に!
■ 肩こりや腰痛、むくみなどの気になる症状が改善!
■「ほかの子の成長ぶりを嬉しく感じた」など寛容性も向上!
◆ MOM UP PARK(マムアップパーク)の背景
以下のような社会構造の変化を背景にMOM UP PARKは開発されました。国家的課題の解決とその社会実装を目的とした「内閣府SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)」にも採択されています。
① 働く女性が70%を超え、そのうちの約3人に2人が産後も継続就業している。子育てと仕事を両立する女性が急増する中、 子育て支援等のサービスが行き届きにくくなっている。
② 子どものいる世帯が減少し、ママ同士の交流機会が激減している上、周囲の人たちの子育てに対する社会的寛容性が低下している。
③ 運動習慣が乏しい若い女性が妊娠・出産、家事・育児、仕事に追われ、自分のケア時間が確保できなくなっている。
* 本技術開発には、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「包摂的コミュニティプラットフォームの構築」JPJ012248の研究開発資金を一部充当し、開発を推進しています。
◆ 世の中ちょっと良くする部
内閣府が主導するSIP(戦略的イノベーション創造プログラム)は、社会課題を解決するための国家プロジェクト。そのテーマの一つである「包摂的コミュニティプラットフォームの構築」は、誰もが安心して関われる社会づくりのための“場”や“仕組み”をつくる取り組みです。その実現に向けた活動を「世の中ちょっと良くする部」と名付け、さまざまな領域で具体的なアクションを進めています。
~キッズデザイン賞とは? ~
キッズデザイン賞(主催:特定非営利活動法人キッズデザイン協議会)」は、子どもや子育てに関わる優れた製品・サービス・活動を表彰する内閣府後援のデザイン賞です。「子どもたちの安全・安心に貢献する」「創造性と未来を拓く」「子育てをしやすい社会をつくる」という目的を掲げ、社会課題に向き合い、すべての人にやさしい社会をデザインする取り組みを評価する、信頼と権威のある賞として広く認知されています。
――――【お問い合わせ先】 ―――――――――――――――――――――
株式会社つくばウエルネスリサーチ 「ママもまんなか」プロジェクト事務局
TEL 04-7197-2360 / e-mail info.bansou@twr.jp
マムアップパークURL https://www.mamamo-mannaka.jp/momup-park/
つくばウエルネスリサーチURL https://www.twr.jp/maternity
*概要や成果については、こちらも参照ください。
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