生成AIの普及により、従来の検索エンジン（GoogleやYahoo!など）とAI検索サービス（ChatGPTやGeminiなど）が検索手段として併存する時代が到来しています。情報を探す手段が多様化するなかで、特にデジタルネイティブである20代は、それらをどう使い分け、どのように信頼し、どんな場面で活用しているのでしょうか。

そこで、SEO対策で検索結果1位(※注)の実績を持つランクエスト（https://rank-quest.jp/column/column/how-to-seo/ ）は、20代男女100名を対象にアンケートを実施。検索手段の選択理由や利用シーン、信頼度、そして項目別の利用傾向について詳細に分析しました。

AI(ChatGPTやGemini 等)と従来型検索(GoogleやYahoo! 等)、それぞれが果たす役割の違いに着目しながら、変化する検索行動の現在地を明らかにします。

※尚、本アンケート調査の内容は前編・後編に分けて公開しています。
▶ 後編はこちら

(注) 2025年1月9日に東京都新宿区で、PCブラウザーからGoogle検索を行い、その結果を測定しました。検索キーワードは「SEO対策」で、クッキーや履歴を削除した上で計測しています。なお、他の地域やデバイス、検索タイミング、検索エンジンのアルゴリズムの変更などによって、順位が変動する場合があります。

1．情報検索の際に、従来型検索エンジン（GoogleやYahoo! 等）とAI検索 　（ChatGPTやGemini 等）をどのように使い分けていますか？

1-1．従来型検索エンジンが依然として主流

• 最も多かったのは、「ほぼ従来の検索エンジンのみを使用している」という回答で、全体の49％（49人）を占めており、従来型検索エンジンが依然として主流であることがわかります。

• また、「従来型検索エンジンが主で、AI検索は補助的に使う」と回答した人も18％（18人）で、合計で67％（67人）が従来型検索を主に使っている結果となりました。

• この傾向は、従来型検索エンジンの信頼性や情報網羅性が依然として高く評価されていることを示しています。

1-2．AI検索との併用層も一定数存在

• 次に多かったのは、「検索エンジンとAI検索をほぼ同じ頻度で併用する」という回答で、17％（17人）の人々がこの方法を採用していると回答しました。

• これらのユーザーは、状況に応じてAIによる要約や文脈理解を活用しながら、従来型検索を情報の補完や裏取りとして利用していることが推察されます。このようなハイブリッド型の検索スタイルが、今後さらに増える可能性があります。

1-3．AI検索「のみ」はまだ少数派

• 「ほぼAI検索のみ」を使用していると回答したのは12％（12人）で、「AI検索が主で従来型は補助的に使う」と答えたのは4％（4人）でした。これらを合わせると、AI検索を主に利用する層は合計で16％（16人）となり、まだ少数派にとどまっています。

• AI検索が急速に進化している一方で、正確性や一次情報へのアクセスのしやすさに関する懸念があるため、AI検索単体での利用は慎重になっていると考えられます。

2．従来型検索エンジン（GoogleやYahoo! 等）とAI検索（ChatGPTや　　　　Gemini 等）、どちらの情報が信頼できますか？

2-1．信頼性に関する見解の分かれ目

• 最も多かったのは、「どちらも同程度に信頼できる」という回答で、全体の31.0％（31人）を占めました。従来型検索エンジンとAI検索を両方とも一定の信頼をおいて利用しているユーザーが多いことがわかります。

• 両者の信頼性についてほぼ同じと感じている層が存在することは、AI検索の精度向上や普及が進んでいる証拠とも考えられます。

2-2．従来型検索を信頼する層も依然として存在

• 次に多かったのは、「従来型検索の方が信頼できる」と考える層で、26.0％（26人）の回答がありました。長年使い慣れている安心感や、情報の裏付けが取りやすい点が評価されていると考えられます。

• これに対して、「AI検索の方が信頼できる」としたのは8.0％（8人）のみで、AI検索に対しての信頼性はまだ低いとする意見が多いことがわかります。AI検索は新しい技術であるため、その信頼性や正確性に対する慎重な姿勢が反映されていると考えられます。

2-3．信頼性に対する慎重な姿勢

• 「わからない／判断できない」という回答が25.0％（25人）であったことから、AI検索と従来型検索どちらの情報も一概に信頼できるかどうか判断できないと感じている層が一定数いることがわかります。

• また、「どちらもあまり信頼していない」という回答も10.0％（10人）に上り、両方の情報源に対して不安を抱くユーザーも存在することが示されました。

3．検索においてのAIチャットサービス（ChatGPTやGemini 等）活用場面 　　※複数回答可

3-1．利用していない人が過半数を占める状況

• 最も多かったのは、「特に利用しない」という選択で、全体の50.0％（50人）に達しています。検索の場面ではAIチャットを使わず、従来の検索方法に頼る人が依然として多数派であることがわかります。

3-2．利用している層は多様な場面で活用

• 一方で、活用している人たちの中で最も多かったのは、「用語や意味の確認」で17.0％（17人）が選択しました。

• 続いて、「専門分野や複雑な情報の解説」（15.0％・15人）、「最新のニュースや天気」（14.0％・14人）、「商品・サービスの口コミ」（14.0％・14人）、「アイデアや文章作成支援」（14.0％・14人）など、さまざまな用途が挙げられています。

• これらの結果から、AIチャットは単なる検索の代替手段ではなく、知識の理解や文章生成など従来型検索では補いきれない部分に活用されていることがうかがえます。また、複数の用途でバランスよく利用されていることから、AIチャットは情報整理や発想支援に強みを発揮していると考えられます。

3-3．利用目的にはばらつきも見られる

• そのほかでは、「地域の店や施設情報」や「個人的な相談やアドバイス」が13.0％（13人）とやや控えめで、「情報源や信憑性の確認」は6.0％（6人）にとどまりました。さらに「その他」は1.0％（1人）とごくわずかにとどまっています。

• このことから、AIチャットは情報の正確性や出典確認といった領域よりも、日常的な言葉の理解や文章作成といったサポート的役割に重きを置いて利用されている傾向が明らかになりました。

監修者：杉本 貴之（Takayuki Sugimoto）

株式会社ecloreにて年間120社超のSEOコンサルを担当。SEO分野で培った分析力と多数の企業との豊富なコミュニケーション経験を活かし、消費者の購買行動や市場動向を深く理解。

一次情報に基づくコンテンツの監修を通じ、信頼性が高く質の優れた情報発信を積極的に行っている。

【保有資格】SEO検定1級、Googleアナリティクス認定資格

調査概要

調査日： 2025年7月29日

調査対象地域： 全国

調査機関： Freeasy

調査方法： オンラインアンケート調査

調査対象・人数： 20～29歳の男女100名

<<調査結果の利用条件>>

1. 情報の出典元として「4,300社以上のSEO支援実績を誇るランクエスト」を明記してください。

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出典：PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ （2025年8月26日 18時28分）