特定非営利活動法人G-net
人材課題を感じている地域中小企業の経営者・人事担当者、地域の人材不足に対して解決策を模索している自治体や支援機関、「地域の人事部」や地域ぐるみの人材活用に関心がある方対象イベント
地域の中小企業にとって、労働力人口の減少や採用活動の難しさはますます大きな課題となっています。特に、採用したい人材がなかなか見つからず、定着しないという悩みは、多くの経営者や担当者が抱える問題です。
地域の人口減少や中小企業の人材確保が深刻さを増す中、「地域の人事部」が果たすべき役割や、そこから生まれる可能性と価値を、専門家だけでなく地域に根ざす若者たちも交えて語り合うパネルディスカッションを行います。
分科会では、「地域の人事部」を立ち上げてきた先駆者たちのリアルな実践や、多様な担い手が関わる地域づくりのプロセスを紹介。短期的な成果だけでなく、未来を見据えた長期的なビジョンを共有しながら、持続可能な地域づくりに向けて新たな連携の芽を共に育んでいきます。

セミナー概要
日時:2025年8月30日(土)13:00~18:00
場所:神宮会館 大講堂(三重県伊勢市宇治中之切町152)
〔オンライン(Webex)※13時00分~14時20分〕
参加費:無料
申込締切:2025年8月28日(木)17:00
※オープニングからパネルディスカッションはオンライン配信いたします。また当日セミナーにご参加になれない方もアーカイブにて内容をご覧いただけます。オンライン配信、もしくはアーカイブ視聴希望でお申し込みください。
タイムテーブル(予定)
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12:30~13:00 受付
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13:00~13:20 ◆オープニングセッション
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開会挨拶
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地域の人事部とは!?
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三重で「就域」に取り組むわくわくスイッチ10年の軌跡
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13:20~14:20 ◆パネルディスカッション
地域の未来を担う人材を、どう地域ぐるみで採用・育成していくか。「地域の人事部」という視点でその可能性を探る本セッションでは、若者のキャリア研究の第一人者・古屋星斗氏をはじめ、地域の事業者として人材育成に取り組むIXホールディングス株式会社の浜田吉司氏、そして実際にUターンして地元で働く20代の若者が登壇。多様な立場から、地域と若者がともに成長する仕組みづくりについて議論を深めます。当事者のリアルな声を交えながら、これからの地域と人材の関係性を問い直します。
【登壇者】
・ リクルートワークス研究所 主任研究員 古屋 星斗 氏
・ IXホールディングス株式会社 代表取締役社長 浜田 吉司 氏
・ 株式会社グローセンパートナー 小副川 楓 氏(Uターン者)
・ 一般社団法人わくわくスイッチ 代表理事 中村 憲和 氏
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14:20~14:35 休憩&移動
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14:40~15:40 ◆分科会セッション
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【1】地域の人事部づくり分科会
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先輩地域の人事部に聞きたい!こんな時どうしてる?これどうやって進めたの?
地域の人事部に挑戦する初心者向けに、先輩実践者が壁の乗り越え方や課題を共有。現場のリアルを聞き、参加者同士で学び合う交流型セッションです。
【対象】地域の人事部これから始める・始めたばかりの方向け(地域企業・コーディネート団体・自治体など)
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【登壇者】
· NPO法人 MEGURU 代表理事、塩尻商工会議所 地域人材コーディネーター、
信州大学キャリア教育・サポートセンター アドバイザー 横山 暁一 氏
· 桑名の人事部 エイベックス株式会社 柘植 大輝 氏
· 三条市経済部 部主幹 大森 裕一 氏
· 株式会社御祓川 能登の人事部コーディネーター 斉藤 雄大 氏
· NPO法人G-net 理事、株式会社人と土 代表取締役 田中 勲 氏
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【2】地域の生態系づくり分科会
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東海学生アワードに学ぶ!地域の若者応援の仕掛けと仕組み どうやって始めて、どう続ける?
東海学生アワードは、地域の大人と若者が共に挑戦し成長する仕組みです。本分科会では、応援が連鎖する仕掛けや地域に根づく仕組みの秘密に迫ります。
【対象】地域出身の若者たちを支援・応援する取り組みをこれから始めたい方、または実施しているがうまくいっていない方(地域企業・コーディネート団体・自治体・教育機関など)【登壇者】
・一般社団法人わくわくスイッチ 理事 白木 邦貞 氏
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【3】早活人材(高卒採用)づくり分科会
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「早活」型高校生就職――高卒就職の人材をどう採用しどう育成するのか?
「早活」は、18歳成人が早期に社会と関わり、キャリアを築く新しい高卒就職の形。働きながら学ぶ「アプレンティスシップ」制度とその実践例を紹介します。
【対象】高校生と地域企業との新しい繋がり方を模索している方・高校生向けキャリア教育を通じた社内人材育成をしたい方(地域企業・コーディネート団体・自治体・教育機関など)【登壇者】
・一般社団法人アスバシ 代表理事、NPO法人アスクネット 創業者・顧問 毛受 芳高 氏
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15:40~16:00 休憩&移動
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16:00~16:15 ◆クロージングセッション
・ネクストアクション宣言!
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16:15~17:00 ◆交流セッション
・参加者同士による大交流セッション
登壇者プロフィール

リクルートワークス研究所 主任研究員 古屋 星斗 氏
2011年経済産業省入省。産業人材政策、法案作成、福島の復興・避難者の生活支援、政府成長戦略策定に携わる。2017年より現職。労働市場分析、未来予測、キャリア研究を専門とする。内閣官房地域働き方・職場改革等推進会議構成員、早稲田大学兼任教員、大阪府学校教育審議会審議員なども務める。著書に「なぜ『若手を育てる』のは今、こんなに難しいのか」(日本経済新聞出版)など。岐阜県出身。

IXホールディングス株式会社 代表取締役社長 浜田 吉司 氏
三重県伊勢市出身。大学卒業後、大手証券会社勤務を経て伊勢に戻り、(株)伊勢萬、(株)マスヤなど家業を順次継承。2001年に持ち株会社である(株)マスヤグループ本社(現:IXホールディングス(株))を設立して社長に就任。その後も継承と起業を重ねて、現在10社、従業員数 約530名からなるマスヤ/IXグループの代表を務める。2023年に29年間務めた(株)マスヤの社長を後進に譲り、同社の会長に就任。2009年に、三重大学地域イノベーション学研究科大学院の設立時に一期生として入学し、2015年に学位(博士)を取得。2019年に同大客員教授。2024年に同大地域創造教育センター教授。

株式会社グローセンパートナー Uターン者 小副川 楓 氏
1996年生まれ、三重県熊野市出身。近畿大学卒業後、関西の通信制高校サポート校で勤務し、研修企画なども担当。コロナ禍を機に「自分らしい働き方」を見直し、2022年に熊野へUターン。山奥のシェアハウスで暮らしながら地域に関わる中、現職のグローセンパートナーと出会い入社。現在は完全リモートで、研修企画やファシリテーションに携わる。NVCに共感し、内省支援や感情の探究を通じて、人が軽やかに働ける社会を目指している。

NPO法人MEGURU 代表理事/塩尻商工会議所 地域人材コーディネーター/信州大学キャリア教育 サポートセンターアドバイザー 横山 暁一 氏
1991年生まれ、静岡県沼津市出身、長野県塩尻市在住。名古屋大学卒業後、インテリジェンス(現:パーソルキャリア)に入社。2019年からはパーソルキャリアと兼業する形で長野県塩尻市の地域おこし協力隊として、塩尻商工会議所の地域人材コーディネ-ターに着任。2020年には並行して「地域の人事部」をテーマとしたNPO法人MEGURUを設立。産官学金のコレクティブインパクトによる地域の人材課題解決に挑戦中。

桑名の人事部プロジェクトリーダー 柘植 大輝 氏
1987年生まれ、三重県伊賀市出身、桑名市のエイベックス株式会社に勤務。大手調剤薬局で店長、営業を経験した。2018年にエイベックス株式会社に入社。総務・経理・人事を担当し、研修講師や企業支援も行う。2024年に桑名市を中心に地域の人事部プロジェクトを開始。自らの経験を活かし「企業の現役担当者が集い、作り上げる人事部」をテーマに「桑名の人事部 KUWANAまちHR」を立ち上げる。「人が集まる企業・地域づくり」を目標に活動中。

三条市 経済部 部主幹 大森 裕一 氏
2007年に経済産業省入省。2022~2023年に同省にて地域一体で人材課題の解決に取り組む「地域の人事部」事業を推進。2024年7月から新潟県三条市に出向し、三条版「地域の人事部」の誕生を目指している。

株式会社御祓川 能登の人事部コーディネーター 斉藤 雄大 氏
静岡県出身。静岡の中間支援NPO職員・理事として約5年活動後、令和6年能登半島地震を機に来能。民設民営のボランティア拠点立ち上げ支援を経て、現在は能登半島のまちづくり会社・株式会社御祓川にて「能登の人事部」コーディネーターとして、地域の復興に関わる人材支援を担当。

一般社団法人わくわくスイッチ 理事/株式会社ドリームエージェント 代表取締役 白木 邦貞 氏
三重県伊勢市出身。青山学院大学卒業後は(株)インテリジェンスに入社しITアウトソーシング事業に従事。三重にUターンしたのちに起業。自治体やNPOのプロジェクトに多数参画する。インターンシップや東海学生AWARD等を通し、チャレンジ精神豊富な若者のサポートを行う。内閣府主催「世界青年の船」参加を機に、国際交流やグローバル人材育成にも携わる。

一般社団法人アスバシ代表理事/NPO法人アスクネット創業者・顧問 毛受 芳高 氏
名古屋大学大学院修了。在学中に、若者が夢や目標、アイデンティティを持てない日本の教育に危機感をもち、卒業後にNPO法人アスクネットを創設。学校と地域の間をつなぎ、キャリア教育などの教育プログラムを学校で実施する「教育コーディネート」を全国に先駆け事業化。
2007年より、経済産業省のキャリア教育推進の中心となり、全国へと波及させ、キャリア教育コーディネーターの認定制度へとつなげる役割を担った。内閣府、経済産業省、愛知県など、政府・自治体の諮問委員会を歴任。現在は、愛知県内の公立私立38の高校にて、3000名を超える高校生のインターンシップを普及している他、令和時代の高卒就職の新しい形「高卒プロフェッショナルキャリア」を提唱し、推進している。

一般社団法人わくわくスイッチ 代表理事 中村憲和氏
大阪市出身。大学卒業後、飲食業での店舗運営・立ち上げ業務を経験。「なぜ、この国は夢や自信のない若者ばかりが溢れているのか?」と日本の未来に絶望し、教育から未来を変えることを決意。
約10年間、大阪・新潟・仙台・岐阜・広島など各地でのインターンシップ事業や採用支援事業の立ち上げに関わり、2015年三重県にて、秘密結社一般社団法人わくわくスイッチを創業。
「わくわくで世界征服」をビジョンに掲げ、課題解決手法ではなく、わくわくを中心に考える「わくわく中心アプローチ」をコンセプトに、地域企業や若者の可能性が爆発する装置「わくわくスイッチ」を設計。これまでに約100件の事業開発&組織開発のプロジェクトコーディネートや、年間約500名の若者向けキャリア開発企画を実施。2030年の課題開発目標SGD’sを超えた先にある、2050年のわくわく開発目標WDG’s(わくでぃーじーず)実現に向け爆進中。

NPO法人G-net 理事/株式会社人と土 代表取締役 田中 勲 氏
1984年5月4日生まれ、岐阜大学工学部社会基盤工学科卒業。
2012年11月よりG-net入社。長期実践型インターン業務を担当しつつ、採用・就職支援事業の開発に携わる。2015年6月理事就任。
これまで200社程度の中小企業の採用支援に携わる。38社へ115名が入社をし(G-net経由のみ)3年定着率は80%程度。
2016~25年:中部経済産業局 人材確保支援事業等、2023年、2025年:九州経済産業局 地域の人事部事業アドバイザー等、2023年:関東経済産業局 地域の人事部セミナー登壇、2024年:経済産業省 地域の人事部対談動画掲載中
※本セミナーは、令和7年度「中部経済産業局における地域中小企業人材確保支援等調査・分析」の委託を受け、NPO法人G-netが運営しています。
お問合せ先
【主催】中部経済産業局 地域経済部 地域振興・人材政策課
【委託先】NPO法人G-net (担当:南田・谷合)
住所:〒500-8844 岐阜県岐阜市吉野町6-2 ブラザービル2階
電話:058-263-2162 /FAX:058-263-2164
メール:entry@chubu-jinzai.meti.go.jp
URL:https://www.chubu.meti.go.jp/b32jinzai/event_2025/20250812/index.html