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株式会社CaTe シリーズB 1stクローズで15.8億円の資金調達

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株式会社CaTe

スパークス・アセット・マネジメント、みずほキャピタルをリード投資家として、資金調達を実施。心臓リハビリプログラム医療機器の検証的治験を開始し、社会実装を通じて健康的な社会の実現を目指す。

株式会社CaTe(本社:東京都文京区、代表取締役:寺嶋 一裕、以下「CaTe」)は、2025年8月、シリーズBラウンド・1st クローズとして、未来創生3号ファンド(スパークス・アセット・マネジメント株式会社)、みずほキャピタル株式会社をリード投資家として、JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社、株式会社トーカイ、未来創造キャピタル株式会社(みずほリース株式会社CVC運営会社)、きらぼしキャピタル株式会社、株式会社フジタ・イノベーション・キャピタル、既存株主の株式会社サムライインキュベート、ジャフコ グループ株式会社、東京ウェルネスインパクトファンドを引受先とした第三者割当増資により、合計15億8千万円の資金調達を実施しました。

創業以来の累計資金調達額は22億円となり、研究費1.9億円と合計で23.9億円の資金を活用し、心臓リハビリプログラム医療機器等の研究開発を進めていきます。

目次

事業概要と進捗

CaTeは、心疾患患者に対する運動療法を始めとした心臓リハビリを自宅で行うことができる心臓リハビリプログラム医療機器の研究開発を行っています。

心疾患は国内2位・世界1位の死亡者数であり、退院後1年間の再入院率は3人に1人、死亡率は7人に1人と、重症化率の高い疾患です。心疾患患者の再入院・死亡率減少において心臓リハビリは有効ですが、特に日本においては外来心臓リハビリへの参加率は約7%と低く、結果として心疾患患者の多くが再入院を繰り返し、医療費負担が発生しています。上記の問題を解決するために遠隔心臓リハビリシステムの早期社会実装を目指し、研究開発を進めています。

2024年には本プログラム医療機器を用いた特定臨床研究が終了し、主要評価項目である6分間歩行距離ならびにPeak VO2の改善割合について、既存治療の外来心臓リハビリと比較して同等の有効性を持つ可能性が示唆されました。また安全性については本研究に関連した心血管イベントは認めず、継続率についても明確に高い結果が得られております。

資金調達の目的と今後の展望

この度調達した資金により、社会実装に向けて検証的治験を開始、組織体制の一層の強化、新規事業開発を進めます。

当社のミッション「“Exercise is Medicine”の理念と文化が浸透した、より健康的で活気ある社会を創造すること」を実現するため、挑戦を続けて参ります。

今回の引受先(*敬称略、順不同)

・新規投資家: 未来創生3号ファンド (スパークス・アセット・マネジメント株式会社)、 みずほ成長支援第5号投資事業有限責任組合(みずほキャピタル株式会社)、JICベンチャー・グロース・ファンド2号投資事業有限責任組合(JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社)、株式会社トーカイ、未来創造投資事業有限責任組合(未来創造キャピタル株式会社)、きらぼしキャピタル夢・はばたき2号投資事業有限責任組合(きらぼしキャピタル株式会社)、株式会社フジタ・イノベーション・キャピタル

・既存投資家: Samurai Incubate Fund 7号投資事業有限責任組合(株式会社サムライインキュベート)、ジャフコV7投資事業有限責任組合・ジャフコSV7-S投資事業有限責任組合(ジャフコ グループ株式会社)、東京ウェルネスインパクト投資事業有限責任組合(株式会社キャピタルメディカ・ベンチャーズ)

投資家からのコメント

<新規投資家>

スパークス・アセット・マネジメント株式会社 チーム長 柳生田 英徳氏、ヴァイスプレジデント 横松 沙弥音氏

心不全は患者数が多く、ペインの大きい領域です。心不全の病態を軽減する心臓リハビリは、死亡率や再入院率を低下させるとともに、患者のQOL向上へ貢献します。一方で、時間的・物理的制約から、リハビリの参加率の低さが課題です。CaTeは、安全で有効な、遠隔心臓リハビリを可能にする治療用アプリの開発を行っております。熱意や強い推進力を持つ経営チームに魅了され、この度出資できたことを嬉しく思います。今後、治療用アプリを通じて、より健康な社会づくりに貢献する企業となることを期待しております。

みずほキャピタル株式会社 インベストメントマネジャー 大森 啓介氏

CaTe社が開発する心臓リハビリ運動療法プログラムは、科学的根拠に基づいた有効性と、医療現場のニーズを的確に捉えた設計により、これまで運動療法へのアクセスが困難だった多くの患者様に新たな選択肢を提供します。疾患と向き合う患者様やそのご家族に、少しでも早く、安心して取り組める医療を届けるべく、熱意を持って日々開発を進める当社に敬意を表するとともに、本ラウンドの資金調達にご支援の機会を頂けたことを光栄に思います。我々は寺嶋社長を中心とした素晴らしいチームの挑戦を、みずほグループ総力をあげてサポートして参ります。

JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社 ベンチャー・キャピタリスト 別府 真由美氏

日本における死因別死亡率の第2位は心疾患で、深刻な社会課題の一つといえます。

寺嶋CEO率いる㈱CaTeのメンバーは、この課題の解決に対して、強い信念を持って取り組んでいます。この信念に共感し、この度出資させて頂きました。投資後は㈱CaTeの目指す世界の実現に向けて、しっかり伴走させて頂きます。また㈱CaTeの心臓リハビリプログラム医療機器の普及を通じて、健康寿命の延伸に貢献できることを期待しております。

株式会社トーカイ 執行役員 事業開発本部長 川上 正衡氏

心臓リハビリテーション(以下、心臓リハ)はExercise is Medicineの実践です。心臓リハは急性期だけでなく、回復期から維持期に至るまで継続的に実施することが重要とされています。

近年、心臓リハの重要性や必要性が認識され、外来で心臓リハを提供できる医療機関は増加傾向にあります。しかしながら、これらの医療機関の立地には大きな偏在がみられ、患者様が通院可能な範囲に心臓リハ施設を備えた医療機関が十分に存在しないという課題が顕在化しています。CaTeのシステムは、在宅での心臓リハを提供する革新的なソリューションであり、将来的には医療インフラの一翼を担うと確信しています。

弊社は、中期事業計画で在宅高齢者支援をテーマの一つに掲げており、CaTeと連携しながらにその実現に向けて歩みを進めてまいります。

未来創造キャピタル株式会社(みずほリース株式会社CVC運営会社)代表取締役 松山 敏彦氏

心臓リハビリの継続支援は、心疾患患者の再入院率減少により医療費を削減でき、患者自身のQOL向上に直結する重要な取り組みです。現役循環器内科医である寺嶋CEOをはじめとするCaTeの皆さんの高い専門性と情熱に基づく研究開発は、超高齢社会における医療・介護分野の様々な社会課題の解消に寄与すると確信しております。今回の出資にとどまらず、未来創造キャピタル㈱の親会社みずほリース㈱の事業ノウハウやネットワークを活かした販路開拓など、今後、ビジネスパートナーとしてCaTeの事業成長を積極的に支援してまいります。

きらぼしキャピタル株式会社 ヴァイスプレジデント 石原 祐太氏

心不全入院患者数が増加の一途を辿り、心不全パンデミックの到来も叫ばれるなか、医療逼迫を回避するための対応策は道半ばの状況です。かかる課題を解決すべく、CaTeは有効性・安全性が担保された有酸素運動を通じて、より手軽な遠隔心臓リハビリの社会実装を目指しております。CaTeのソリューションが多くの患者様の健康で豊かな生活の実現を支援し、ひいては医療現場を取り巻く課題も解決してくれることを期待しています。

株式会社フジタ・イノベーション・キャピタル 代表取締役 牧野 快彦氏

CaTeが掲げる「Exercise is Medicine」が浸透した健康社会を、私どもは「医師が各個人に最適な運動を処方する社会」と捉えております。

このような未来像を、CaTeチームの皆様ならびに先見性をお持ちの投資家の皆様と共に実現へと歩みを進められることを、大変光栄に存じます。

前回の資金調達以降、アプリ開発、エビデンスの構築、組織体制の強化において着実に成果を重ねられていることを確認し、今回も出資をさせていただきました。

CaTeが描く新しい社会の実現に向け、藤田学園の医療総合力(病院・大学・研究施設)を最大限に活用し、全力で支援してまいります。

<既存投資家>

ジャフコ グループ株式会社 チーフキャピタリスト沼田 朋子氏、シニアアソシエイト山崎 由貴氏

心強い投資家の皆さまと共に、前回ラウンドに引き続き、CaTe社へ追加出資をさせていただきました。

これまでのラウンドを通じて、チーム体制は着実に強化され、プロダクト開発もスピード感を持って進んでいます。心疾患は、日本を含む世界で最も多い死因の一つであり、CaTe社が開発する、安全で手軽かつ有効な心臓リハビリアプリが社会にもたらす価値と影響は、極めて大きいと確信しています。

引き続き、寺嶋さんをはじめとするチームの皆さまとともに、10年後の日本の医療を大きく前進させるべく、全力で支援してまいります。

株式会社サムライインキュベート Partner 會 義貴氏

シード期からご一緒させていただき、本ラウンドで3回目の出資となります。代表の寺嶋さんは現役の臨床医として医療に真摯に向き合い続けています。安全で効果的な運動療法を患者さまに届けたいという強い情熱が求心力となり、素晴らしいチームを築き上げ、事業を着実に前進させていると実感しています。

心疾患リスクを管理し、「Exercise is Medicine」という考え方を体現できるプロダクトを世に送り出そうとするCaTeの大きなチャレンジを他の投資家の皆さまと共に引き続き支援してまいります。

東京ウェルネスインパクトファンド・虎ノ門インパクトキャピタル合同会社・株式会社キャピタルメディカ・ベンチャーズ ディレクター 後町 陽子氏

当ファンドは2023年にCaTe社へ出資して以来、そのチャレンジを間近で拝見してきました。CaTe社は、有効な運動療法を本当に必要としている患者さんに届けるために徹底的に探究を重ね、アウトカムを最優先に取り組む企業です。

このような社会課題解決の本質に向き合う姿勢が社会を変えていく力になると信じ、このたび追加出資に至りました。引き続き、当社が目指す「『Exercise is Medicine』の考えと文化が浸透し、より健康的で活気ある社会の創造」の実現に向けて、CaTe社のさらなる前進を応援してまいります。

株式会社CaTe CEO 寺嶋一裕、CFO 宮崎友騎のコメント

このたび、既存株主の皆様に加え、新たな投資家の皆様からも多大なるご支援を賜り、CaTeはシリーズBラウンドの1st Closeを達成することができました。ご支援いただきました皆様に心より御礼申し上げます。

今回の資金調達は、当社へのご期待の証であると同時に、心疾患を抱える患者様により良い治療をお届けすることの重要性を、私たち自身があらためて深く認識する機会となりました。

CaTeは『Exercise is Medicine』の理念と文化が浸透した、健康的で活気ある社会を創造することを目指しています。今回の資金調達を通して、多くの方々からいただいた力強い後押しを糧として、世界中の患者様の健康と幸せの実現に向け、挑戦を一層加速してまいります。

会社概要

会社名:株式会社CaTe(CaTe Inc.)

代表者:代表取締役 寺嶋 一裕

所在地:【東京本社】〒113-0033 東京都文京区本郷5-25-13 スカイビジョンビル5階

    【名古屋本社】〒466-0064 愛知県名古屋市昭和区鶴舞1丁目2番32号 STATION Ai 内

設 立:2020年3月18日

取得許認可:第二種医療機器製造販売業(13B2X10514)

URL:https://cate.co.jp/

関連情報

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年8月27日 12時00分)

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