株式会社帝国データバンク
【公式動画解説】2025年上半期の企業倒産動向と今後の見通し
企業信用調査を手がける株式会社帝国データバンク(本社:東京都港区、代表取締役:後藤信夫)は、公式ホームページにて2025年7月の全国企業倒産集計の解説動画を公開いたしました。
本動画では、2025年7月の企業倒産件数、負債総額、大型倒産事例、主な注目点、そして7月以降の見通しについて約4分で解説します。倒産の背景や今後のリスク、企業の抱える問題点について、最新のデータをもとにわかりやすくお伝えします。

【動画概要】
■タイトル :倒産集計2025年7月報 ~倒産、今年最多 8カ月ぶりに上場企業が倒産
■公開日時:2025年8月18日(月)会社HPにて公開
■動画URL:https://www.tdb.co.jp/report/economic/20250818-movie-bankruptcy202507/
2025年7月の倒産件数は956件(前年同月920件、3.9%増)と2カ月連続で増加し、今年最多となりました。負債総額は1,664億7,300万円で、東証グロース上場の「オルツ」や、パワー半導体向けウエハー製造の「JSファンドリ」、EV向け二次電池検査システムメーカー「片岡製作所」などの大型倒産がありました。
今後の注目すべき倒産パターンとしては、トランプ関税やコロナ借換保証を含む「ゼロゼロ融資」、粉飾決算、人手不足、円安を要因とした倒産が挙げられます。2025年の企業倒産は1万件突破も視野に、緩やかな増加が続く見通しです。
■動画の目次
0:08 Point1 2025年7月の倒産について
0:51 Point2 負債総額の動向について
1:43 Point3 注目すべき倒産事例は
2:29 Point4 7月に倒産が目立った分野は
3:18 Point5 今後の注目ポイントは
解説動画の注目点

2025年7月の倒産について
2025年7月の倒産件数は956件(前年同月920件、3.9%増)と2カ月連続で増加し、今年最多となった。倒産件数自体は依然として高水準が続いており、先行きは楽観視できない。

8カ月ぶりに上場企業が倒産
7月の大型倒産を振り返ると、「(株)オルツ」(東証グロース)が民事再生法の適用を申請し、8カ月ぶりに上場企業が倒産した。そのほか、「JSファンドリ」「片岡製作所」などが目立った。

2025年の見通し
2025年後半にかけても、企業を取り巻く経営環境が好転する兆しは乏しい状態で、2025年の企業倒産は年間1万件突破も視野に、緩やかな増加が続く見通し。
◆動画解説者について

内藤修(ないとう・おさむ) 2000年入社。
本社情報部、産業調査部、横浜支店情報部長、情報統括部 情報取材課長を経て、2023年10月から現職。
25年間で約3000社の「倒産した会社」と「倒産しそうな会社」を取材。入社以来一貫して、倒産企業の取材、倒産動向のマクロ分析とともに、注目業界の動向やトピックをまとめた調査レポートの作成を担当。
専門は、倒産動向分析、企業再生研究。横浜市出身。
▼動画はこちらからご覧いただけます
https://www.tdb.co.jp/report/economic/20250818-movie-bankruptcy202507/
▼全国企業倒産集計2025年7月報結果ページはこちら
https://www.tdb.co.jp/report/bankruptcy/aggregation/20250808-bankruptcy202507/
▼全国企業「倒産リスク」分析調査(2025年上半期)