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東大鳥海研発AIベンチャー TDAI Lab、総務省「インターネット上の偽・誤情報等への対策技術の開発・実証事業」に採択

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株式会社TDAI Lab

東大鳥海研発AIベンチャー株式会社 TDAI Lab(本社:東京都中央区、代表取締役 CEO 福馬智生)は、総務省が公募した事業に採択されました。AI によりSNS上の誤情報やプロパガンダを可視化し、重要局面での情報操作を抑止、公共コミュニケーションの健全化に貢献します。

目次

1. 背景と事業概要 

従来のファクトチェックは「事実か否か」の判定を主眼としてきました。しかし実際の SNS空間では、必ずしも虚偽とは言えないものの、人々を誤解させる巧妙な情報が数多く流通しています。たとえば、相手の主張を意図的にゆがめて批判する手法や、単なる偶然の関係を「原因」と見せかける論調などです。こうした表現は一見もっともらしく見えるため、個々の認知バイアスを刺激し、社会全体の世論や行動に影響を及ぼすリスクを高めています。

総務省は、AI 時代に深刻化する偽・誤情報問題に対応するため、令和 7 年度の重点施策として本事業を公募しました。当社は、東京大学・鳥海不二夫教授の計算社会科学の知見と、炎上解析や LLM ファクトチェックで培った独自技術を統合する提案を行い、選考の結果、採択されました。本事業では、SNS上の言説を〈意味〉と〈拡散〉の両面から解析するアルゴリズムを高度化し、その成果をダッシュボードとして提供することで、報道機関や行政機関が緊急時に情報操作を抑止し、建設的な公共対話を促進できる環境を形成します。

 2. 技術と展望 

本プラットフォームは、以下の二つのコアエンジンを中核に構築します。

  •  意味分析エンジン(LLM):投稿の論理構造やプロパガンダ表現をタグ付けし、見えにくい情報操作を浮き彫りにします。

  •  情報拡散ダイナミクス分析エンジン:タグ付けされた投稿を時間軸で追跡し、発火点、主要拡散者、橋渡し役を同定します。両エンジンの結果を統合し、「何が」「誰から」「どのように」広がっているかを直感的なダッシュボードで俯瞰できるようにします。

今後はまず、報道機関や行政機関の緊急対応業務に組み込み、偽・誤情報拡散の早期検知とエビデンスベースのカウンター発信を支援します。さらに運用知見を蓄積しながら、API 連携や教育向けモジュールを順次整備し、企業のレピュテーション管理や市民のメディアリテラシー教育へと適用領域を拡大します。 

3. 代表コメント 

「これまでの偽・誤情報対策は、“真か偽か”という二分法に偏りがちでした。しかし現実に流通している情報の多くは、その間にあるグレーゾーンに存在し、発信者の意図や巧妙なレトリックが隠されています。私たちはAIを活用することで、こうした見えにくい構造や視点を浮かび上がらせ、情報過多の時代に人々が本質を見極められるよう支援します。」

TDAI Labについて

当社は2016年11月創業、東京大学大学院教授鳥海不二夫研究室(工学系研究科システム創成学専攻)発のAIベンチャーです。次世代AIの基礎研究およびその事業化を行っています。同大学院にて博士課程を修了した福馬智生が代表取締役社長を務めており、研究成果をより多くの方に活用していただけるように導入支援も行っています。

社名:株式会社TDAI Lab
代表取締役:福馬 智生
所在地:東京都中央区日本橋兜町5-1 兜町第1平和ビル3階
URL :https://tdailab.com/
事業内容:AIアルゴリズムソリューション開発

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年8月27日 12時41分)

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