株式会社トキハナ
20代〜50代の約6割が「結婚式=新郎新婦が主役になるべき」と回答

LINEでできる式場探し『トキハナ(https://tokihana.net/)』を運営する株式会社トキハナ(本社:東京都港区、代表取締役社長:安藤 正樹、以下 「トキハナ」)は、価値観の多様化により「目立ちたくない」「主役感が苦手」と感じる若者が増える中で、結婚式に潜む無意識の思い込みに焦点を当てた意識調査を20代〜50代の332人に向けて実施しました。
「結婚式=こうあるべき」という“無意識の思い込み”が当事者を悩ませる
かつて、結婚式の主催者は「親」であり、仲人がいて、挙式は家と家の結びつきでした。しかし1990年代以降、主催の中心は新郎新婦本人に移り、結婚式は“ふたりが自由に創るもの”へと変化してきました。
さらにSNSの普及によって、結婚式の情報は多様化・可視化され「結婚式=こうあるべき」とされてきた常識が“選択肢の一つ”になりつつあるのが現代です。
にもかかわらず、今なお多くの人が「結婚式は“主役になる場”である」「花嫁は白いドレスを着るべき」「バージンロードは父と歩くもの」などといった固定観念に縛られ、「それをやらなければいけない圧力」によって、自分らしい選択がしづらくなっているという現実があります。
・調査結果で見えた、当事者と“世間”のギャップ
1)6割が「結婚式=新郎新婦が主役になるべき」と回答

結婚式に潜む無意識の思い込みについて調査したところ「結婚式=新郎新婦が主役になるべき」と考える人は59.6%と過半数を超えました。
特に、50代以上の世代では「主役であるべき」と考える割合が7割近くに達し、世代間による固定化された価値観の押しつけが浮き彫りになりました。
2)新郎新婦の立場では、54.3%が「結婚式で自分たちが主役になるのは嫌」と回答

このように”主役になるべき”という世間の思い込みがある一方で、過去の調査では、実際に結婚式を挙げた若者の過半数が「主役になるのは嫌だ」と感じていることが明らかになっています(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000086.000027297.html)。
この結果から、世間一般と当事者である若者とのあいだに大きな価値観のギャップが存在していることが浮き彫りになりました。
実際には「自分たちが目立つことよりも、大切な人たちと幸せな時間を共有したい」と考えるカップルも多い一方で、スポットライトを浴びる演出こそ結婚式にふさわしいとする世間の押し付けに違和感を抱き、自分たちらしい結婚式を実現できなかったり、定番のスタイルが合わないために結婚式そのものを諦めてしまう人も少なくありません。
3)「花嫁は白いウエディングドレスを着るべき」「バージンロードは父と歩く」は変化しつつある価値観

「花嫁は白いウエディングドレスを着るべき」と回答した人は36.0%、「バージンロードは父親と歩くべき」と答えた人は31.2%となり、いずれも約3人に1人が従来の価値観を支持する結果となりました。
かつては「白いドレス」「父親と歩く」が当たり前とされてきましたが、現在は徐々に多様な価値観が広がりつつあります。
ドレスの色については、当事者である20代女性の約半数が「そう思う」と回答し一定の支持が残る一方で、男女別に見ると「白いドレスにこだわらない」と答えた割合は男性が38.5%、女性が46.0%と、特に女性の方が柔軟な考えを持つ傾向が見られました。
また、バージンロードについても、母親や両親と歩く、新郎と並んで入場するなど多様なスタイルが浸透しており、必ずしも「父親と歩く」に限られていません。
しかし「父親と歩くべき」と考える人は20〜30代の若年層でやや多く、世代や立場によって価値観に揺らぎが残っていることがうかがえます。
これは、従来の慣習に縛られ、“自分たちらしい結婚式”を自由に選びにくい状況が若者世代でも依然として存在することを示しています。
4)「結婚式は儀式的な慣習にのっとるべき」は最も薄れつつある価値観

「結婚式は儀式的な慣習にのっとるべき」と回答した人は全体の27.8%にとどまり、本調査項目の中では最も“べき論”が薄い結果となりました。
特に20〜30代では「そう思わない」や「わからない」といった柔軟な回答が多く、結婚式を形式よりも“ふたりらしさ”で考える姿勢が広がっていることが伺えます。
一方で、上記の「花嫁は白いドレスを着るべき」といった問いに対しては36.0%が「そう思う」と回答しており、 “儀式的な慣習”という言葉で問われると距離を置きたくなるが、自然な流れの中で聞かれると無意識に賛同してしまう傾向も見受けられます。
慣習には違和感があるものの、「なんとなくそういうものだよね」という曖昧な同調のあいだで揺れる現代的な価値観を象徴しており、 “選んだ”ようでいて、実は“選ばされていた”ことに気づきにくい構造が潜んでいる可能性を示唆しています。
5)“誰かがそう思っている気がする”という空気感が、結婚式を縛っている

「自分はそう思っていないが、周囲の人は上記に挙げられたような“結婚式=〇〇すべき”という価値観を持っていると思う」と回答した人は44.2%にのぼりました。
しかし、実際にはいずれの設問でも「そう思う」と回答した割合は30〜60%で、全員がそう考えているわけではありません。
つまり、誰も明確に押しつけていないのに、“空気”としての価値観が存在し、ふたりの自由な選択を縛っている構造が可視化された形です。
演出は多様化しても“新郎新婦=主役”の思い込みが残り、結婚式の自由を縛っている現実
今回の調査で、結婚式という人生の大切なイベントが“見えない誰かの目”や“昔ながらの慣習”によって、無意識のうちに価値観を固定化されている現状が明らかになりました。
演出や進行など表面的な部分は多様化しているものの、「新郎新婦=主役であるべき」という本質的な思い込みはいまだ根強く、結婚式には前向きだけど主役になりたくないと考える人とのギャップが、自分たちらしい結婚式を阻んだり、結婚式そのものを諦めさせてしまう要因となっています。結婚式のフォーマットも大きくは変化しておらず、業界としての変革も必要と考えられます。
誰かの常識に縛られない“自分たちらしい結婚式”への実現
こうした課題が浮き彫りになる一方で、今回の調査では「白いドレスを着るべき」「父親と歩くべき」「儀式的な慣習にのっとるべき」だと「思わない」と答えた人が平均で4割を超えており、価値観の変化も見えてきました。
過去との直接的な比較データはないものの、社会の流れを踏まえると、かつてより多様な考え方が浸透してきていると推測されます。
つまり「結婚式=こうすべき」という価値観は徐々に“選べるもの”へと変わりつつあり、今後は「こうあるべきだ」という“べき論”がさらに薄れていくでしょう。
だからこそ「自分たちの時代はこうだった」という言葉を無意識のバイアスとして押し付けず、ふたりが選んだ“自分たちらしい結婚式”がスムーズに実現できる環境になるよう、トキハナも新しい選択肢を発信していきます。
調査概要
・自社サンプリング調査
調査期間:2025年8月4日〜8月8日
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:結婚式を実施した20代〜50代の男女
有効回答者数:332名
回答者の属性:【性別】男性50.0%、女性50.0%
【年代】20代:25.0%、30代:25.0%、40代:25.0%、50代:25.0%
出典・詳細情報
出典記事:https://tokihana.net/articles/186391/
株式会社トキハナ
「ネットとリアルで新しい価値を」を理念とし、「これまでの常識を解き放ち、誰もが自分らしい選択をできる世界に」をビジョンに掲げ「人とテクノロジーの力で、結婚するふたりの人生を支えるインフラになる」をミッションに、LINEでできる式場探し「トキハナ」を提供。累計GMV200億円、参画式場数700、日経クロストレンド「未来の市場をつくる100社」選出。
商号 : 株式会社トキハナ
代表者 : 代表取締役社長 安藤 正樹
所在地 : 〒105-0004 東京都港区新橋1-18-21 第一日比谷ビル 5階
設立 : 2016年5月
資本金 : 6,039万円
電話番号 :03-6555-2646
URL : https://tokihana.co.jp/
事業内容 :
トキハナOne https://one.tokihana.net/
リクシィブライダルコンサルティング https://consulting.tokihana.co.jp/
リクシィキャリア https://career.tokihana.co.jp/
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