ビザ・ワールドワイド
〜カード決済導入による大幅なコスト削減と売上増加が明らかに〜
ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:シータン・キトニー、以下:「Visa」)は、この度、ホワイトペーパー「B2Bカード決済導入の価値、取引から変革へ~アジア太平洋地域の大手サプライヤー調査報告」の日本語版を発表します。
このホワイトペーパーは、KoreFusionに委託し、2024年8月から10月にアジア太平洋の12の地域(オーストラリア、中国本土、香港、インドネシア、日本、マレーシア、ニュージーランド、フィリピン、シンガポール、韓国、タイ、ベトナム)の大手事業者1,000社を対象とした定量調査と、アジア太平洋の13の地域(上記12か国とインド)における事業者100社(カード決済導入事業者25%と非導入事業者75%)への詳細な定性インタビューの洞察から、B2B取引におけるカード決済の導入状況とサプライヤーの財務・運営面の利点についてまとめたものです。
調査の結果、大手企業は銀行振込やその他の従来型決済方法でB2B決済を受け付ける際に、重大かつ時として見えにくいコストを負担しており、その総額は、B2B売上高の最大4.7%に達することが明らかになりました。カード決済導入はこれらのコストを大幅に削減する一方で、売上増加といった追加的なメリットも生み出すことで、B2B売上総額の最大4.75%に相当する価値をもたらすことが示されました。カード決済手数料を差し引いても、B2B売上高の2.77%に相当する利益となり、これは最大52ベーシスポイントの利益率向上につながる可能性があります。
主要な調査結果は、次の通りです。
サプライヤーは請求金額の4.7%に相当する高い請求・回収コストに直面している。
これには、請求処理、照合作業、例外処理、債権回収、各種手数料、外部資金調達コストなどの直接的コストに加え、運転資本コストや不良債権などの間接コストなど複数の要因が含まれます。
カード決済を導入している事業者は、カード決済量の増加を望んでいる。
現在、カード決済は、B2B決済の4%未満ではあるものの、カード決済を導入している事業者の96%が、売上増加と決済受付コストの削減を目的に、カード決済量の増加を希望しています。業界・市場間の比較分析では、カード決済率が上昇するにつれて、決済受付に関わる全体的なコストが減少する傾向があることが確認されています。
カード決済導入は、事業者に8つの主要なメリットを提供する。
「売上の増加、不良債権の減少、外部資金調達コストの削減、キャッシュフロー改善、インフレによる価格上昇の将来リスクに対して資金回収を早めてリスク回避が可能、税務上のメリット、日常業務の効率化、例外処理業務の効率化」がメリットとして期待され、これらのメリットを累計すると、カード決済を導入する事業者は、最大475ベーシスポイントの価値を創出することができる可能性があります。
カード決済導入によって事業者が得られる価値は、カード決済導入手数料を上回る。
今回の調査結果によると、カード決済導入が重要かつ即効性のある価値を創出するため、カード手数料を差し引いても、B2B売上収益の2.14%の増加を含む最大277ベーシスポイントのメリットをもたらす可能性が示されました。さらに、日本の事業者だけを見ると、最大369ベーシスポイントのメリットをもたらす可能性が明らかになりました。

「B2Bカード決済導入の価値、取引から変革へ~アジア太平洋地域の大手サプライヤー調査報告」の日本語版ダウンロードのページはこちら(Visa)
Visaは、これからもB2Bカード決済の普及に努め、事業者の効率的なオペレーションとビジネスへの貢献を目指していきたいと考えます。
【Visaについて】
Visaは電子決済の世界的リーダーとして、世界200以上の国と地域における決済取引によって消費者、加盟店、金融機関や政府機関をつないでいます。Visaのミッションは、最も革新的かつ利便性や信頼性が高く安全な決済ネットワークで世界を結び、個人や企業、そして経済の繁栄に貢献することです。私たちは、世界中のすべての人にとっての包括的な経済こそが、世界中の人々の生活を向上させ、経済へのアクセスが決済の未来へつながると信じています。詳しくは、Visa.com(英語サイト)またはwww.visa.co.jp(日本語サイト)をご覧ください。