株式会社ハクオウロボティクス
~両社の強みを活かした自動化機器を提供し、物流現場の無人化をもっと簡単に、より身近に~
株式会社ハクオウロボティクス(代表取締役:鈴木 智広、本社:東京都、以下、ハクオウロボティクス)は、三菱重工グループの三菱ロジスネクスト株式会社(社長:間野 裕一、本社:京都府長岡京市、以下、三菱ロジスネクスト)と、ハクオウロボティクスのウォーキー型自動フォークリフト「AutoFork」について、販売協業に係る業務提携を締結しました。
9月1日より全国の三菱ロジスネクスト販売店を通じて販売します。

昨今の人手不足による労働力減少は物流業界においても大きな課題となっています。多品種少量型の生産や配送の小口化・細分化・迅速化などにより物流のニーズは多様化しています。これらに対応する作業者の負担は大きく、効率性の向上とともに物流機器の自動化による無人化・省人化が求められています。
AutoForkは、小回りが利き、操作性に優れたウォーキー型リフトをベース車体としています。このベース車体に、ハクオウロボティクス独自の自動化機能を搭載。納入当日から自動搬送が可能となる簡易なセットアップ機能や、有人・無人の切り替え機能を備えています。ベース車体には、高い信頼性と充実した保証体制を誇る三菱ロジスネクスト製「コーターリフト」を採用。現場での実用性と使いやすさを追求した仕様となっています。
ハクオウロボティクスと三菱ロジスネクストは、誰でも使いやすく、導入しやすいAutoForkを広く提供することで、物流現場の自動化推進をサポートしていきます。

【AutoForkの仕様】

項目 |
内容 |
誘導方式 |
レーザー誘導 |
最大荷重 |
LC500 mmの場合:570 kg |
走行速度 |
負荷時:4.5 km/h |
揚高 |
1,490 mm |
車両重量 |
1,000 kg |
充電器(単層100V) |
搭載型 1.6 kVA |
直角積付通路幅 |
3,000 mm |
直進搬送通路幅 |
1,400 mm |
安全装置 |
周囲360°障害物センサー、バンパー接触センサー、 |
【AutoForkの特徴】
複数のパレットを一括認識し、効率的な搬送が可能です。トラックバースから仮置き場間の横搬送や工場での工程間の搬送などに力を発揮します。

納入当日すぐに使える!「プレイバック機能」
人が操作した走行ルートを覚えて、繰り返し走行できる「プレイバック機能」を装備しています。記憶できる走行ルートは無制限。PC作業は一切不要。納入当日からすぐに使えます。

◆スムーズで正確な動き!「高精度制御」
独自の自動走行アルゴリズムが、高精度制御を実現します。走行・停止精度は±10mm。360°周囲をスキャンし、障害物に対しての減速・停止により人との協働作業を実現します。その場旋回も可能で、狭い通路でも小回りがききます。

◆不整列に置かれた複数のパレットにも対応可能!「複数パレット一括認識機能」
機体右側面にパレット認識用のセンサーを搭載。並べて置かれたパレットを走行中に検知、認識します。パレットの位置と個数を把握すると同時に、フォークをパレットの穴に差し込む角度と走行経路を計算し、効率的にアプローチします。複数のパレットを一度に認識できるため次の作業への移行がスムーズで、搬送効率を高めます。

◆「コンパクトな車体」で優れた旋回性能
車体はコンパクトで取り回し性抜群。自動運転時の最小旋回半径は1,500mm。
直進走行に必要な幅は1,400mmと限られたスペースでも旋回・走行できます。
◆安心のサービス体制
ハクオウロボティクスの専用窓口で24時間電話・リモート対応。
自動化機能はハクオウロボティクスが、有人機能に関わる部分は三菱ロジスネクストがメンテナンスを行うことで、それぞれの専門性を活かした体制でお客様をサポートします。
自動フォークリフト「AutoFork」製品ページ

【展示会情報】
国際物流総合展2025第4回INNOVATION EXPOで実機をご覧いただけます!
AutoForkは、東京ビッグサイト(東京国際展示場) 東4-8ホールで9月10日から12日まで開催される「国際物流総合展2025第4回INNOVATION EXPO」において、ハクオウロボティクスのブース(6-604(東6ホール 奥))でデモ展示を行います。
最短で納入当日から自動搬送できる簡易なセットアップを実現した「プレイバック機能」、3台のAutoForkによる「複数台協調制御」、倉庫や工場での自動搬送を想定し、バーゲートや表示灯といった周辺機器とスムーズに連携する「設備連携」のデモを行う予定です。最新の無人フォークリフトを展示する三菱ロジスネクストのブース(4-103(東4ホール))とともにぜひお立ち寄りください。
【ハクオウロボティクス 国際物流総合展特設ページURL】
https://hakuou.co.jp/event/logis-tech2025
【会社概要】
ハクオウロボティクスについて
所在地:東京都荒川区南千住8-5-7 白鬚⻄ R&D センター202
代表者:代表取締役 鈴木 智広
ハクオウロボティクスは、「『モノを運ぶ』のない世界へ」というミッションのもと、物流の完全自動化を目指すスタートアップ企業です。2022 年に東京都で設立され、倉庫内搬送・工場内工程間搬送に対応した小型自動フォークリフト「AutoFork」の開発・販売を手がけています。独自開発の自動運転ソフトウェアと物体認識技術を組み合わせた複数パレット一括自動認識や、倉庫内に設置されている物流機器との連携作業、最短で納入当日から自動搬送できる簡易なセットアップなど、現場の実用性と使いやすさにこだわった機能を提供しています。2024 年 8 月に物流不動産 世界最大手のプロロジスより出資を受けて事業の拡大を進めています。ロボティクスの力で今後本格化する物流自動化の先端を走り、新たな価値を提供し続けます。
URL: https://hakuou.co.jp/
三菱ロジスネクストについて
所在地: 京都府⻑岡京市東神足 2-1-1
代表者: 代表取締役社⻑ CEO 間野 裕一
三菱ロジスネクストは倉庫から工場、港湾まであらゆる物流シーンをカバーする総合物流機器メーカーです。三菱重工グループの物流機器事業を担当し、2017 年に京都府⻑岡京市を本社として発足しました。国内外で事業を展開しており、従業員数は約 11,000 名、売上高は約 6,656 億円(2025 年 3 月期)、うち 70%以上(同)が海外を占めています。バッテリー式やエンジン式フォークリフト、無人搬送システムなどハードとソフトの両面から「安心・安全」「自動化・自律化」「脱炭素」をキーワードに、さまざまなお客様のニーズに応えるソリューションを提供しています。 事故の無い安全な物流現場を実現するために物流機器の安全機能を充実させ、最先端の AGF(無人フォークリフト)やAGV(無人搬送車)などの省人化システムを通じて自動化を推進、また環境性能の高い製品ラインアップを取りそろえることで物流現場が抱える課題を解決し、持続可能な社会の構築に貢献しています。
URL: https://www.logisnext.com/jp/