堺市役所
~堺・中百舌鳥発のイノベーション創出に向けて~

堺市では、イノベーションを創出するスタートアップ等の支援や堺市における社会課題の解決を図るため、令和3年度より堺市スタートアップ実証推進事業を実施しています。今年度は5月9日~6月30日の間、堺市内で実証事業の実施を希望する新たなビジネスアイデアを募集したところ、全国から30件の応募があり、審査の結果、支援対象5者が決定しました。今後、順次実証事業実施に向けた支援を行います。
支援対象者(五十音・アルファベット順)
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小さな森の学童株式会社
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Fun Foot English
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株式会社mediVR
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株式会社ReTaby
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wakuca
支援内容
①補助金の交付
補助対象経費:施設利用料やプロトタイプ製作費などの実証事業にかかる費用
補 助 率:2分の1以内(補助上限額 100万円)
補助対象期間:交付決定日から令和8年3月31日(火)まで
②市内公共施設、協力企業が有する施設などの実証フィールドの提供
③実証事業実施に必要な市内民間事業者とのマッチング
④行政課題の提供(堺市の担当部署の紹介等)
⑤実証事業のPR支援 等
支援対象者のビジネスアイデア

支援対象者 (代表者・所在地) |
ビジネスアイデア |
実証概要 |
小さな森の学童株式会社 (代表取締役 戸倉 恵利香氏・堺市北区) |
親子のニーズにしっかり寄り添ったフリースクールの開設 |
既存の学童施設を活用して、安心できる固定スタッフと見通しの立つ教育的プログラムを備えた、不登校のこどもたちが安心して通えるフリースクールのモデルを構築し、通いやすさや利用者数、登校復帰への効果を検証する。 |
Fun Foot English (代表 白濵 勇太氏・堺市美原区) |
サッカーを通じて勉強感覚なく英語を学べるスクール |
サッカーを通じて体を動かしながら英語を学ぶ場を提供し、レッスン前後に実施するアンケートで英語学習への意欲や興味の変化を測定することで、学習動機づけと実践的コミュニケーション機能の向上を具体的に検証する。 |
株式会社mediVR (代表取締役社長 原 正彦氏・大阪府豊中市) |
みんなを元気に、まちを笑顔に:VRリハビリで創る共生社会 |
仮想現実(VR)技術を用いたリハビリテーション手法を医療や福祉、教育分野で活用することにより、高齢者やこどもの運動及び認知機能に与える有用性や社会的課題であるウェルビーイングへの寄与性、介護負担に関する波及効果を検証する。 |
株式会社ReTaby (代表取締役 坂野 恵里氏・大阪府大阪市) |
ReTabyが勧める!かかりつけ医療機関発着のお出かけ推進プロジェクト |
かかりつけ医には自力で通院できるが、それ以外に外出機会が少ない高齢者を対象に、堺市内の医療機関を発着とした適切なサポートを伴う日帰り旅行を実施し、高齢者の外出支援の効果等を検証する。 |
wakuca (代表 引野 麻祐氏・東京都) |
隠れた課題である音ストレスを日本発の「イヤーウエア」で静音ウェルビーイング空間モデル創出 |
日常での音疲れを軽減するために当事者のリアルな声を基に開発された「wearplugs(ウェアプラグス)」を堺市内の企業や施設で使用し、効果やニーズの把握、社会実装に向けた着用環境、配布方法などを検証する。 |
<参考>
堺市イノベーション創出の取組
https://www.city.sakai.lg.jp/shisei/toshi/nakamozu-innovation/index.html
さかい新事業創造センター(S-Cube)