株式会社竹書房
2025年8月29日(金)
株式会社竹書房(所在地:東京都千代⽥区 代表取締役社⻑:宮⽥ 純孝)は、怪談×漫画×考察が合わさった革新的な書籍
『無縁怪奇録 いんがほどき』著者:斉砂波人, 吉田悠軌 , 高田公太 漫画:綿貫芳子を2025年8月29日(金)に発売いたします。

■内容紹介
稀代の蒐集家・斉砂波人の曰くつき怪談「因果」を『となりの百怪見聞録』の綿貫芳子が漫画化!
3人の怪談作家がそれぞれの視点で怪の真相を考察する冒頭企画のほか、斉砂波人の取材した怪異を、斉砂本人と高田公太と吉田悠軌がそれぞれの解釈で紡いだ深怖い恐怖譚三十篇を収録。
聞き書き怪談の本質に迫る革新的恐怖体験がここにある!
★「因果」取材記録(漁師町Aさん)
日本海沿いの漁師町。
幼い娘が「にょにょさまにもらった」と十円玉を二枚、握りしめて帰ってくる。
「にょにょさまって?」
「にょにょさまは◎△$♪×¥●&%#?!だよ」
娘は笑顔で答えるのだが、なぜか母の耳には肝心の部分が聞き取れない。
娘の声がそこだけ、まるでテープを逆回転しているような音になって聞こえる。
何か変だ。
Aさんは気になりつつも娘の手から十円玉を預かり、ぶたの貯金箱にひとまず入れておいた。
そんなことが一度きりでなく、それから何度も何度も続いた。
それこそ、ぶたの貯金箱がずっしりとしてくるほどに。
ある日、魚市場で娘が歓声をあげた。
「にょにょさまの赤ちゃん!」
小さな指が差す先にあったもの。
それは「ホヤ」であった……。
■編著・怪談提供 斉砂波人より読者の皆さんへ
本書は僕が聞き集めた怪談を僕、吉田悠軌氏、高田公太氏、そして漫画として綿貫芳子氏の四人で形作ったものです。
僕が体験者・関係者から聞いた話を彼らに話し、三人はそれぞれの視点でそれを漫画や怪談の形に紡いでくれました。
本書の意義とは、怪談とは伝聞で伝わるものであることに由来しています。
人から聞いた怪しい話をまた次の人へと語る、書く、描く。
その途中で口を動かす者、手を動かす者がそれぞれの琴線に触れた部分を強調し、そうでない部分が削られ、新たな形を成していく。
その瞬間こそが〝怪談が生まれる瞬間〟なのです。
皆様も本書を読んで、是非語りたくなった怪談を探し、そっと誰かに話してみましょう。
きっと、そこには怪談の大いなる愉しみが待っています。
■作家情報
斉砂波人
怪談収集家、ホラー・怪談作家。学校の怪談ブームで怪談、ホラーに目覚める。
インターネットを駆使して怪談を取材し、コレクションするのが趣味。
2025年『堕ちた儀式の記録』にて単著デビュー。
共著に『荒魂怪談』。
▼作者X:https://x.com/imizuna_namito
綿貫芳子
漫画家。となりのヤングジャンプにて怪奇漫画『となりの百怪見聞録』を連載中。その他の作品に、青春群像劇『真夏のデルタ』、季節と汁物の漫画『オリオリスープ』など。竹書房怪談文庫「煙鳥怪奇録」シリーズの装画も担当。
▼作者X:https://x.com/atomicsource
吉田悠軌
文筆業を中心にTV映画出演、イベント、ポッドキャストなどで活動。著書に「恐怖実話」シリーズ、『よみがえる「学校の怪談」』『教養としての名作怪談 日本書紀から小泉八雲まで』『日めくり怪談』『怪事件奇聞録』など。「煙鳥怪奇録」シリーズ、『国道1号線怪談』『京王沿線怪談』など共著も多数。
▼作者X:https://x.com/yoshidakaityou
高田公太
青森県弘前市出身、在住。元・陸奥新報の記者。県内の怪異スポットを幅広く取材、味わい深い郷土怪談を書き続ける。代表作に『絶怪』『恐怖箱 青森乃怪』『恐怖箱 怪談恐山』、田中俊行との共著に『呪念魂』、鶴乃大助との共著に『青森の怖い話』、煙鳥、吉田悠軌との共著に「煙鳥怪奇録」シリーズなど。
■書誌情報

『無縁怪奇録 いんがほどき』
発売:2025年8月29日(金)
定価1,650円(本体1,500円+税)
判型:四六判
【詳細ページ】
【試し読み】







