株式会社NEXER
株式会社NEXER・AI検索に関する調査

■何か調べる時にAI使う?
スマートフォンやパソコンで情報を調べる際、これまで主流だったのは従来型の検索エンジンでした。
しかし近年では、質問に対して自然な文章で答えてくれる「AI検索」を利用する人が増えつつあります。
そこでこの記事では、50代以下の全国の男女500名を対象に「AI検索」についてのアンケートを実施した結果をまとめました。
※本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。
・引用元が「株式会社NEXERによる調査」である旨の記載
・「株式会社NEXER」の該当記事(https://nexer.co.jp/blog/17690)のリンク設置
「AI検索に関するアンケート」調査概要
調査手法:インターネットでのアンケート
調査対象者:50代以下の全国の男女
有効回答:500サンプル
調査日:2025年8月8日 ~ 2025年8月25日
質問内容:
質問1:普段、インターネットで調べ物をする際、使用することがあるものをすべて選んでください。
質問2:中でも、もっとも使用頻度が多いものを1つだけ選んでください。
質問3:その使用頻度が多い理由を教えてください。
質問4:AIを使って調べ物をする主な理由として当てはまるものを選んでください。
質問5:AIを使って調べ物をしない理由として当てはまるものを選んでください。
質問6:今後、調べ物においてAIにどのようなことを期待したいか当てはまるものをすべて選んでください。
質問7:調べ物においてAIでどのようなことが出来たら良いと思うか、具体的に教えてください。
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。
■2割以上が、検索時に「AIを利用している」と回答
まずは普段、インターネットで調べ物をする際に使用することがあるものをすべて選んでもらいました。

2割以上の方が、検索時に「AIを利用している」と回答しています。
中でも、もっとも使用頻度が多いものを1つだけ選んでもらいました。

「検索エンジン」が8割超えと圧倒的な差ですが、AIをもっとも使っている方も3.8%いるようです。
それぞれ使用頻度がもっとも多い理由を聞いてみたので、一部を紹介します。
「検索エンジン(Google、Yahoo!など)」回答理由
・使いやすいから(10代・女性)
・YouTubeでは調べても出てこない情報でも、safariはほぼ全ての情報が分かるから(20代・男性)
・一般的で情報量も正確性もあるから(20代・男性)
・簡単に情報を仕入れることができるから(20代・女性)
・さまざまな情報源から情報を得ることができるから(30代・女性)
・昔から使い慣れている(30代・男性)
・一番手っ取り早いし、検索しやすいから(30代・女性)
「AI(ChatGPT、Geminiなど)」回答理由
・調べ物や相談をしてるから(10代・女性)
・欲しい回答がすぐでること。話していて楽しい(30代・女性)
・X(旧Twitter)に付属しているものを利用します。自然言語で丁寧に検索できるので質が高いです(40代・男性)
・会社で使えるから(50代・男性)
検索エンジンを最も多く使う理由として「使いやすさ」「情報量の豊富さ」「正確性」などが挙がりました。
昔から使い慣れている安心感や、効率よく情報を得られる点も支持されており、手軽さと信頼性が利用者にとって大きな魅力となっていることがわかります。
一方でAI検索を利用する理由には、「調べ物や相談がしやすい」「欲しい回答がすぐ得られる」「会話感覚で楽しい」「質の高い自然な検索ができる」といった声が挙がりました。
実用性と利便性に加え、親しみやすさが支持されていることがうかがえます。
■AIを使って調べ物をする主な理由、43.7%が「複数の情報をまとめて要約してくれるから」
続いて「AIを使って調べ物をする」と回答した方に、AIを使って調べ物をする主な理由として当てはまるものを選んでもらいました。

43.7%の方が選んだ「複数の情報をまとめて要約してくれるから」に続いて、41.2%の方が「対話形式で質問ができるから」と回答しています。
効率性と使いやすさが支持されていることがわかりました。
一方でAIを使って調べ物をしない方に、その理由として当てはまるものを選んでもらいました。

「検索エンジンの方が使い慣れているから」が41.5%、「まだ使い方がよく分からないから」が29.1%という結果になりました。
従来の安心感と操作への不安が大きな要因となっていることが見て取れます。
■64%が今後、調べ物においてAIに「回答の正確性や信頼性の向上」を期待したい
今後、調べ物においてAIにどのようなことを期待したいか当てはまるものをすべて選んでもらいました。

64%の方が今後、調べ物においてAIに「回答の正確性や信頼性の向上」を期待したいと回答しています。
調べ物においてAIでどのようなことが出来たら良いと思うか、具体的に聞いてみたので一部を紹介します。
調べ物においてAIでどのようなことが出来たら良いと思う?
・正確な情報(10代・女性)
・ネットに書いてあることをまとめるだけじゃなくてAIが自分で考えたことを教えて欲しい(10代・女性)
・調べ物して誤情報がなくなるといいなと思う(20代・女性)
・簡単に説明してくれる機能(20代・女性)
・対話型がもっと進化して、実際に人間と話してるようになればいい(20代・男性)
・過去のことを覚えててくれる(20代・女性)
・デマを事前に排除できるようになれば有難いなと思います(30代・女性)
・どのような情報ソースを切り捨てるか指定したい(30代・男性)
・出典元を明記したうえで解決策を出す。 ネット上ではなく書籍の情報に基づいた確度の高い情報(30代・男性)
AI検索に求められているのは「正確で誤情報のない回答」や「わかりやすい要約」といった基本性能の向上に加え、「対話の進化」や「記憶機能」など人間らしいやり取りのようです。
さらに「出典の明記」や「信頼できる情報源の選択」など、情報の質や透明性への期待も強く寄せられています。
■まとめ
今回は「AI検索」に関する調査を行い、その結果について紹介しました。
約2割の方が、検索時に「AIを利用している」と回答しています。
利用者はまだ2割程度にとどまるものの、AI検索に対しては大きな期待が寄せられていることがわかりました。
特に「誤情報の排除」「正確な回答」「情報源の明示」といった信頼性の向上を求める声が多く、さらに「要約機能」「対話の進化」「記憶機能」など利便性や人間らしさを望む意見も目立ちました。
今後は、従来の検索エンジンの強みとAIの特性をどう融合させるかが、利用拡大のカギになりそうです。
※本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。
・引用元が「株式会社NEXERによる調査」である旨の記載
・「株式会社NEXER」の該当記事(https://nexer.co.jp/blog/17690)のリンク設置
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