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恵寿総合病院、外来・入院患者向けAIパートナー「ユビー」の実証実験を開始

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Ubie株式会社

生成AIによる患者寄り添いサービスで、地域医療DXの新たなモデルケース創出へ

 Ubie株式会社(本社:東京都中央区、共同代表取締役:阿部吉倫・久保恒太、以下「Ubie」)は、社会医療法人財団董仙会 恵寿総合病院(所在地:石川県七尾市、理事長:神野正博、以下「恵寿総合病院」)が、患者の疑問や悩みに寄り添うAIパートナー「ユビー」を活用した入院患者向け実証実験を開始したことをお知らせいたします。外来患者20名での先行検証において、質問解消度、寄り添い度、友人への推奨度がいずれも5段階評価で平均4.4〜4.5という高評価を獲得したことを受け、対象を入院患者さんへと拡大し、患者の医療体験向上と医療従事者の業務効率化の両立を目指します。

目次

■取り組み背景

能登地域の民間病院唯一の地域医療支援病院である恵寿総合病院は、医療DXを積極的に推進し、これまでもUbieの生成AIサービスを活用して医療文書作成業務の効率化や看護業務の負担軽減を実現してきました(*)。医療現場では、患者さんが「職員に聞くほどではない小さい疑問」を抱えながらも、医療従事者への遠慮や、適切な情報源へのアクセス困難により、疑問や不安を解消できずにいるケースが多く見られます。一方、医療従事者は様々な業務に忙殺されており、一人ひとりの患者さんの疑問や悩みに向き合いたくとも十分な時間を割く余裕がないという課題があります。特に入院患者さんにとって、些細な疑問でも気軽に相談できる環境は、安心感と医療体験の向上に直結します。こうした背景のもと、恵寿総合病院は患者さんの医療体験向上と医療従事者が患者さんと向き合う時間の創出を目指し、UbieのAIパートナー「ユビー」の実証実験を決定いたしました。

(*)プレスリリース

恵寿総合病院とUbie、生成AIを活用した「医師の働き方改革」の実証実験を実施
恵寿総合病院、退院時看護サマリ作成業務に生成AIを適用した業務効率化の有用性を確認

■先行検証結果

恵寿総合病院では、まず外来患者20名を対象に「職員に聞くほどではない小さい疑問」への対応効果を検証しました。患者さんには、病院関連の疑問や悩みについてAIパートナー「ユビー」を実際に体験していただき、アンケート調査を実施いたしました。

<先行検証の成果>

• 質問解消度:平均4.5/5(5段階評価)

• 寄り添い度:平均4.4/5(5段階評価)

• 友人への推奨度:平均4.5/5(5段階評価)

• 「職員に聞くほどではないが、小さい疑問を聞いてみたいと思ったことがある」:平均4.1/5(5段階評価)

この結果から、AIパートナー「ユビー」が患者さんの疑問解消に高い効果を発揮し、医療従事者の業務負担軽減に貢献する可能性が強く示されました。

■本格実証実験

<実証実験概要>

期間:2025年[修正予定日]から約1ヶ月間

対象:産科(外来妊婦健診、入院)および本館5階東病棟(入院前案内、現在入院中、緊急入院)の患者さん

検証項目:

・病院オペレーションへの負荷

・患者満足度への貢献

・医療従事者の業務効率化への貢献

AIパートナー「ユビー」は、病院関連の疑問には恵寿総合病院の患者説明資料等を基に回答し、病院関連以外の疑問にはUbie医師チームが選定した信頼性の高いコンテンツを基に回答します。

■今後の展望

恵寿総合病院は、本実証を通じて患者さんの疑問や不安を生成AIで解消し、医療従事者がより患者さんと向き合う時間を創出することで、医療の質向上と働きがいのある職場環境の実現を目指します。将来的には院内全体への展開により、生成AIを活用した患者寄り添いサービスの地域医療DXモデルケースとして確立することを目標としています。

Ubieは、今回の実証実験で得られる成果を基に、患者さんと医療従事者双方にとって最適な医療体験を提供できるよう、サービスの改善と機能拡充に努めてまいります。「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」というミッションの実現に向け、医療現場のDX推進に貢献してまいります。

■社会医療法人財団董仙会 恵寿総合病院 理事長補佐 神野 正隆 氏

医療機関にとって最も大切な「安心して療養に専念できる環境づくり」、そして当院のVisionの一つである「職員と患者の満足度100%」を本気で実現するため、私たちはこのたびUbieと共に新たな取り組みを開始いたしました。本取り組みでは、生成AIが患者さんに寄り添い、不安をやわらげる一方で、医療従事者はより専門性の高いケアに集中できるようになります。これにより職員の働きがいややりがいが高まるとともに、患者さんが抱く「聞きたいけれど聞きづらい疑問」や「一般論ではなく、いま自分がかかっている病院のことを知りたい」という潜在的なニーズにいつでも応えることが可能となります。これは単なる業務効率化にとどまらず、医療体験そのものを再定義する革新的な挑戦だと考えています。当院では、今回の実証実験を通じて、テクノロジーと人間味あふれるケアが融合した新たな医療モデルを創造し、地域医療の未来を切り拓いてまいります。

【医療機関向け「ユビーメディカルナビ」について】

「ユビーメディカルナビ」は診療の質向上を支援する医療機関向けサービスパッケージです。問診業務効率化を図る「ユビーAI問診」や、認知向上をサポートする「ユビーリンク」などを提供しています。「ユビーAI問診」は紙の問診票のかわりにスマートフォンやタブレットを活用した、医療機関の業務効率化を支える問診サービスです。医師は文章に翻訳された問診内容と病名辞書の結果を活用することで、電子カルテ記載に伴う事務作業が大幅に削減されます。結果として、より患者さんに向き合う時間が増え、診察等の医師にしかできない業務により集中していただけるようになります。2024年10月時点で、病院・クリニック合わせて全国47都道府県・1,800以上の医療機関で導入されています。第三回日本サービス大賞で「厚生労働大臣賞」と「審査員特別賞」を受賞しました。2024年5月からは、複数の生成AIを活用し、病院内のさまざまな業務効率化を支援する「ユビー生成AI」を開始しています。2024年12月に「生成AI大賞2024」にて特別賞と優秀賞を受賞しました。

ユビーメディカルナビ:https://intro.dr-ubie.com/

ユビー生成AI:https://intro.dr-ubie.com/hospitals/generativeai_lp

【Ubie株式会社が提供するサービス一覧】

▽生活者向け 症状検索エンジン「ユビー」

日本版:https://ubie.app/

US版:https://ubiehealth.com

▽医療機関向け「ユビーメディカルナビ」

https://intro.dr-ubie.com/

▽医療機関向け「ユビーメディカルナビ 生成AI」

https://intro.dr-ubie.com/hospitals/generativeai_lp

▽製薬企業向け「ユビー for Pharma」

https://ph-ubie.com/

【Ubie株式会社について】

「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」をミッションに掲げ、医師とエンジニアが2017年5月に創業したヘルステックスタートアップです。AIをコア技術とし、症状から適切な医療へと案内する「ユビー」と、診療の質向上を支援する医療機関向けサービスパッケージ「ユビ―メディカルナビ」等を開発・提供。誰もが自分にあった医療にアクセスできる社会づくりを進めています。

所在地  :〒103-0023 東京都中央区日本橋本町三丁目8番4号 日本橋ライフサイエンスビルディング4 5F

設立   :2017年5月

代表者  :共同代表取締役 医師 阿部 吉倫・共同代表取締役 久保 恒太

URL   :https://ubie.life

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年9月2日 11時00分)

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