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カーボンオフセットで脱炭素化した鉄筋を国内で初めて建物に採用

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株式会社大林組

株式会社大林組(本社:東京都港区、社長:佐藤俊美)は、低炭素資材の活用推進の一環として、カーボンオフセットにより製造時CO2を100%削減した鉄筋を、大林組技術研究所(東京都清瀬市)において建設中の実験棟「オープンラボ3(OL3)」で、第2期部分の基礎配筋に採用します。本鉄筋の建物への適用は国内で初めてとなります。(※1)

OL3 第2期部分(手前の棟)
目次

1.背景

2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、リサイクル素材や、天然素材、環境負荷に配慮された技術を活用した建材開発が進められています。一方、建物の主要部材として多く使用される構造用鉄筋は、鉄筋製造時に多くのCO2を排出しており、建設段階における環境負荷低減に向けた課題の一つとなっています。

2.取り組み内容

今回、リユース材の活用などにより建設時のCO2排出量の削減を目指すOL3新築計画の第2期部分の基礎・地中梁主筋部において、東京鉄鋼株式会社(本社:栃木県小山市)製のCO2削減鉄筋「タンカロン」を採用しました。

本鉄筋は、同社の環境リサイクル事業における廃棄物処分技術(※2)により創出したCO2削減量を、鉄筋製造時に生じるCO2にオフセットして割り当てることで、鉄筋製造時のCO2排出量を100%削減した鉄筋です。

3.今後の展望

大林組は、建設現場での資源の有効活用に積極的に取り組み、環境に配慮した資材を採用することで、サステナブルな社会の実現を目指し、大林グループの長期ビジョン「Obayashi Sustainability Vision 2050」で掲げる脱炭素社会の実現に貢献します。

※1 本鉄筋の建物への適用は国内で初めて

自社調べ(2025年8月、カーボンオフセットにより製造時CO2を削減した鉄筋の建築工事への採用)

※2 廃棄物処分技術
東京鉄鋼が保有する廃プラスチック炭化炉施設を用いて廃プラ処分時のCO2排出量を削減。自動車や家電のリサイクルで回収した破砕残渣(プラスチック・ゴム・布類など)を炭化(無酸素加熱)処理し粉体カーボン化することで、完全焼却処理する場合よりもCO2の排出量を大幅に抑えることが可能となった。なお、生成された粉体カーボンは鉄筋製造時のコークスの代替品としても活用される

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年9月2日 10時00分)

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