日東工業株式会社
世界初(*1)の量産型波力発電の商品化に向け、筐体の量産開発・生産で貢献
日東工業株式会社(本社:愛知県長久手市、取締役社長 黒野 透、以下 日東工業)は、株式会社メタルワン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 渡邉 善之)、株式会社アイキテック(本社:愛知県知多郡、代表取締役社長 林 俊哉)と共同で、再生可能エネルギーの新たな選択肢として波力発電開発に取り組む株式会社グローバルエナジーハーベスト(本社:東京都三鷹市、代表取締役 速水 浩平、以下 GEH)へ出資しましたのでお知らせします。

■出資の背景と目的
近年、脱炭素社会の実現に向け、再生可能エネルギーへの注目が高まっています。国が進める第7次エネルギー基本計画ではエネルギー安定供給と脱炭素を両立する観点から、バランスの取れた電源構成の構築が課題となっています。こうした中で、海洋エネルギーを活用した波力発電は、安定的な発電が可能であり、新たなエネルギー源として期待されています。
GEHは、独自の技術で波力発電装置の開発を推進しており、実用化に向けた量産化モデルの開発を進めています。日東工業は、電気設備のリーディングカンパニーとして多岐にわたる産業分野で培ってきた筐体の量産開発・製造技術を有しています。また、グループ会社のEMソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、以下 EMソリューションズ)は、電気設備設計から施工までを一貫して手掛けています。
このたびの出資は、両社の強みを組み合わせ、GEHが目指す「世界初の量産型波力発電装置」の商品化を加速させることを目的としています。日東工業は、波力発電装置の筐体量産開発・製造を担い、過酷な海洋環境に耐えうる堅牢性とコスト競争力を両立させます。また、EMソリューションズは、発電された電力を安全・安心に活用するソリューションをワンストップで提供し、日東工業グループとして波力発電の普及を支援します。
■今後の展望
日東工業グループは本協業を通じて、次世代の再生可能エネルギーである波力発電の実用化に貢献します。また、エネルギー安定供給と脱炭素を両立させ、バランスのとれた電源構成の構築という社会課題解決に貢献していくとともに、GEHと新たな価値創造に挑戦してまいります。
(*1)特許を取得している往復型回転加速式発電™、及び循環型波力揚水発電™によるもの。
【参考】
■日東工業株式会社
所在地 :愛知県長久手市蟹原 2201 番地
事業内容:高圧受電設備、分電盤、ホーム分電盤、光接続箱、金属製キャビネット、樹脂製ボックス、システムラック、ブレーカ、開閉器、電気自動車(EV・PHEV)用充電器シリーズ、熱関連機器などの電気機械器具製造・販売および発電・売電事業高圧受電設備、分電盤、電気自動車(EV・PHEV)用充電器などの電気機械器具製造・販売および発電・売電事業
ウェブサイト:https://www.nito.co.jp
役割 :筐体の製造、電源設備の設計及び運用、発電電力データの取得および連携
■EMソリューションズ株式会社(日東工業グループ)
所在地 :東京都港区新橋5丁目35番10号 新橋アネックス2階
事業内容:再生可能エネルギー導入のコンサルティングおよび開発、施工、販売
ウェブサイト:https://emsol.co.jp/
役割 :発電された電力の活用に関するソリューションを提供
■株式会社グローバルエナジーハーベスト
所在地 :東京都三鷹市中原4丁目26-7
事業内容:エネルギーハーベスティング(環境発電)技術に於いて、自社開発の複数の特許技術を使用した日本発世界初の製品を研究開発・製造・販売。代表的製品「発電床®」「振力電池®」をはじめとするエネルギーハーベスティング技術は「バッテリレスIoTセンサ」等として様々な分野で需要を創出。現在、波力発電の製品化に注力中。
ウェブサイト:https://globalenergyharvest.co.jp/
※「発電床」、「振力電池」は、株式会社グローバルエナジーハーベストの登録商標です。
■株式会社メタルワン
所在地 :東京都千代田区丸の内2丁目7番2号 JPタワー
事業内容:鉄鋼流通のリーディングカンパニーとして、国内外に100以上の拠点・事業会社を持ち、グローバルに事業を展開している鉄鋼総合商社。自動車や電機産業向けの薄板をはじめ、建材、容器、鋼製家具向け等、様々な鋼材を加工・販売。
ウェブサイト:https://www.mtlo.co.jp/
役割 :素材の供給、量産型波力発電の商品化に向けたサプライチェーンの構築
■株式会社アイキテック
所在地 :愛知県知多郡東浦町大字森岡字栄東1番地1
事業内容:自動車・オートバイのエンジン・ミッション部品及び汎用エンジン部品の製造と販売
ウェブサイト:https://www.aikitec.co.jp/
役割 :歯車増速機の製造、電動自動車eアクスルなどの開発技術との連携