国立大学法人千葉大学
千葉県内の飲食店で9月4日(木)より提供。飲食店向けのケグ(樽)も同時に販売開始
千葉大学大学院理学研究院の萩原学教授と学生有志によって結成されたクラフトビール開発プロジェクト「CURAFT(クラフト)」は、千葉市のブルワリー「潮風ブルーラボ」の協力のもと、西千葉キャンパス内に設置された醸造施設「千葉大リサーチブルワリー」を初めて活用し、オリジナルクラフトビール「Go!Go!CURAFT No.1」を完成させました。同商品は、9月4日(木)より提供・販売を開始します。

萩原教授が発起人となって2021年に開始された同プロジェクトは千葉市&足利市の100周年記念ビール「あしたのみち(足楽味千)」や萩原教授の専門である数学(束論)を応用して材料選定した「Chiba Dorado 0(チバドラドゼロ)」など、教員・学生・職員それぞれの専門知識と情熱、また地域の協力者によってさまざまなビールを開発してきました。
当初は有志メンバーのみでの取り組みでしたが、2024年7月に千葉大学として発泡酒醸造免許を取得。西千葉キャンパス内に試験醸造施設「千葉大学リサーチブルワリー」を設置し、クラフトビールの試験的な醸造を同年8月より開始しました。
今回の「Go!Go!CURAFT No.1」は千葉大学リサーチブルワリーを活用して開発された初めてのクラフトビールとなります。同ビールは千葉市内のブルワリー「潮風ブルーラボ」を通じて商品化され、9月4日より「潮風ブルースタンドのぶと」「潮風ブルースタンド蘇我」で店内提供されるとともに、ケグ(樽)による飲食店向けの販売・提供も行います。

■千葉大ビールプロジェクト「CURAFT(クラフト)」について
千葉大学の学生・教員・職員が研究室を超えて一体となって取り組むクラフトビール開発プロジェクトは、萩原教授の発案により、2021年にスタートしました。当初は有志のみによる活動でしたが、学内外からの関心を集め、2024年7月には千葉大学内に発泡酒製造免許が付与されるまでに発展。同年8月には大学構内に醸造施設が設置されました。
活動が活発になることに伴い、同プロジェクトは本年夏より「CURAFT(クラフト)」と名称を変更。CURAFTでは各メンバーの専門性を活かし、レシピ開発、販路検討、ラベルデザインなど幅広い業務を担当しています。現在は教員2名・学生13名の計15名が活動中で、彼らの手によって商品化されるビールは「CURAFTシリーズ」として展開されています。
今後も大学内での試験醸造を強みに、地域や企業とのコラボレーションを通じて、CURAFTならではの「千葉大学発のおいしいクラフトビール」の提供を目指していきます。

■「Go! Go! CURAFT No.1!」について
「Go!Go! CURAFT No.1!」はSession IPAスタイルで、2021年に潮風ブルーラボと共同開発した「あしたのみち(足楽味千)」のレシピを踏襲する形で原点回帰を果たした、千葉大ビールの原点とも言えるシリーズ第一弾の意欲作です。
エルドラドホップとハラタウ・ブランホップをふんだんに使用し、マンゴーや白ブドウを思わせるフルーティで華やかな香りが特長。透き通るストローカラーと軽やかな飲み口は、爽快な喉越しを演出します。アルコール度数は控えめで、クラフトビール初心者の方にも親しみやすく、ビールが苦手な方でもその奥深い香りと味わいを楽しんでいただける一本に仕上がりました。
学生・教職員が一体となって開発・醸造を行ったCURAFTシリーズの第一弾として、千葉大学の挑戦とクラフトビールの魅力を詰め込んだ一杯をお届けします。

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