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昭和100年×王墓新発見の年に、昭和の“エジプト柄ブーム”を振り返る 古代オリエント博物館 2025年度 秋の特別展「やっぱりエジプトが好き♡ 昭和のニッポンと古代のエジプト」

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株式会社サンシャインシティ

9月27日(土)~11月24日(月・振)開催

 「昭和100年」を迎え、今年2月にはエジプトで新たな王墓が発見される(※)など、古代エジプトへの関心が再び高まる2025年。

 サンシャインシティ(東京・池袋)にある古代オリエント博物館(館長:津村 眞輝子)は、秋の特別展「やっぱりエジプトが好き♡ 昭和のニッポンと古代のエジプト」を9月27日(土)~11月24日(月・振)に開催します。

 日本におけるエジプト人気といえば、東京・京都・福岡を巡回し、合計290万人以上を動員した1965年(昭和40年)のツタンカーメン展が有名ですが、実は、日本ではそれ以前から古代エジプトをモチーフにしたデザインが用いられ、日常生活の様々な場面に登場していました。

 本展では、北名古屋市歴史民俗資料館(昭和日常博物館)の所蔵品を含めた約200点のコレクション
紹介し、昭和30年~40年代を中心に日本に広がった「エジプト柄ブーム」を読み解きます。布・紙・陶磁器・木工・金属、さらにはサブカルチャーまで、古代のモチーフが日常のデザインに息づいた当時の日本社会を振り返り、当時の日本人が抱いた古代エジプトへの興味と憧れ、そして暮らしの美意識を、令和の今の視点で再発見いただけます。

※出典:『「王家の谷」の王墓、ツタンカーメン以来100年ぶりの大発見』ナショナル ジオグラフィック日本版 2025年3月9日配信記事(https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/25/022800113/)

▼▽本リリースのPDFはこちらよりダウンロードできます▽▼

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目次

開催概要

日時:9月27日(土)~11月24日(月・振) 10:00~17:00 (最終入館16:30)

     ※10月2日(木)と11月21日(金)は20:00まで開館(最終入館19:30)

入館料:一般1,000円 大・高生800円 中・小生600円 ※団体割引・障害者割引あり

後援:豊島区、豊島区教育委員会 / 特別協力:サンシャインシティ

協力:北名古屋市歴史民俗資料館(昭和日常博物館)

「やっぱりエジプトが好き♡ 昭和のニッポンと古代のエジプト」展示内容

第1章 布地

古代エジプトのモチーフは、神聖な動物や太陽など様々な柄が布地の模様としてプリントされました。それらの布地で作られたワンピースやスカート、着物や半纏(はんてん)、ハンカチやネクタイ、巾着袋や蚊帳などを紹介します。

スカート / 北名古屋市歴史民俗資料館 所蔵

第2章 紙

古代エジプトの様々なデザインがあしらわれた紙製品を紹介します。

古代エジプトの建築物や墓壁画、人物像などのイラストやデザインは、学校で使うノートの表紙やブックカバーに使われたり、書店の包装紙や紙箱の飾り紙にも使われたりしました。

ノート(社会) / 北名古屋市歴史民俗資料館 所蔵

第3章 陶磁器・ガラス

古代エジプトのモチーフで装飾された陶磁器やガラスを紹介します。マグカップやカップ&ソーサーにティーセット、ポットに徳利や御猪口、茶器セット、コップなど、日用品にすっかり溶け込んだエジプト柄商品は非常に多岐に渡ります。

食器(マグカップ) / 北名古屋市歴史民俗資料館 所蔵

第4章 木

衣装ケースや整理ダンスなどの家具や天袋などの
小襖(こぶすま)、宝石箱や状差し(レターラック)などにも古代エジプトの意匠が用いられました。漆が塗られたものもあり、沈み浮彫など手の込んだ細工が施されています。本章では、そのような木製品を紹介します。

衣装ケース / 北名古屋市歴史民俗資料館 所蔵

第5章 金属・革

古代エジプトのモチーフは、金属や革で作られた灰皿やペン皿にも用いられました。栓抜きは、ハトホル女神を彷彿させるデザインになっており、同女神の頭飾りに栓を抜く機能が与えられ、大変ウィットに富んだ仕上がりになっています。

栓抜き(女神像) / 北名古屋市歴史民俗資料館 所蔵

第6章 サブカルチャー

古代エジプト文明は、昭和時代の漫画やテレビ番組、レコードジャケットなどにも取り入れられました。「ジャイアントロボ」や「勇者ライディーン」では、古代エジプト王が着けるネメス頭巾が用いられており、現在まで連載が続いている『王家の紋章』では、主人公のキャロルと古代エジプト王メンフィスの愛の物語が繰り広げられています。一方、北アイルランドのロックバンドであるロゼッタストーンのレコードジャケットにはヒエログリフが用いられ、日本でも販売されました。

グッズ

本特別展の開催にあわせ、館内のミュージアムショップでは、本展図録に加え、エジプトをテーマにしたグッズを展開いたします。エジプトのミイラマスクをモチーフにした扇子、スカラベをモチーフにしたコンパクトミラーなどのオリジナルグッズや、関連書籍、現地からのインポートグッズなど、本展のテーマに関連した多彩な商品をご用意します。

古代オリエント博物館オリジナル 扇子(古代エジプトのミイラマスクとスカラベ) / 2,400円

古代オリエント博物館オリジナル リバーシブルコンパクトミラー(スカラベ) / 1,320円

担当者コメント

古代オリエント博物館 研究部長 田澤 恵子(たざわ けいこ)

昭和40年(1965年)のツタンカーメン展で爆発的な人気を誇った古代エジプト文明。

実は、古代エジプトについてはそれよりもかなり前から日本人に紹介されていました。

日本人がどのように古代エジプト文明を知り、受け入れ、愛していったのか。

 本展を通して、日本人と古代エジプト文明の響き合いに触れていただければ幸いです。

関連イベント

●講演会

「昭和と古代エジプトをつなぐモノ語り」

古代エジプト研究をバックボーンとする学芸員の視点を通して、北名古屋市歴史民俗資料館(昭和日常博物館)の生活資料群から見出された古代エジプト柄コレクションの構築や活用にいたる道筋と、コレクションの特徴や魅力を紹介します。

※事前申込制。申込方法や講演内容の詳細はウェブページをご覧ください

講師:伊藤 明良先生(北名古屋市歴史民俗資料館 館長)

日時:10月13日(月・祝) 13:30〜15:00

料金:1,000円

会場:サンシャインシティ内会議室

●子どものオリ博体験講座

「エジプト柄のひみつ」

古代エジプトの模様を調べて、自分だけのエジプト柄を考えてみる子ども向けの体験講座です。

※事前申込制。申込方法や講演内容の詳細はウェブページをご覧ください

講師:田澤 恵子(古代オリエント博物館研究部長)、髙見 妙(古代オリエント博物館教育普及員)

日時:10月19日(日) 13:30〜

料金:1,000円

会場:古代オリエント博物館内

●特別講座「神々への奉仕:古代エジプト神殿儀礼の世界」

古代エジプトの神殿は、単なる宗教施設ではなく、世界(宇宙)秩序を維持するための中心的な存在でした。本講演では、神殿儀礼を通じて古代エジプト人がどのように神々との関係を築いていたのか、その精神世界に迫ります。

※事前申込制。申込方法や料金等の詳細はウェブページをご覧ください

講師:田澤 恵子(古代オリエント博物館研究部長)

日時:10月26日(日) 13:30〜15:00

会場:サンシャインシティ内会議室

●子ども向けワークショップ「古代エジプトの神官のお仕事を体験してみよう」

古代エジプトでは、神さまにどんな捧げものをしていたのでしょうか。
衣装を着て道具を使いながら、神官の仕事を通して儀礼を学びましょう。

※事前申込制。申込方法や料金等の詳細はウェブページをご覧ください

講師:田澤 恵子(古代オリエント博物館研究部長)、髙見 妙(古代オリエント博物館教育普及員)

日時:11月8日(土) 13:30〜14:00 / 14:15~14:45 / 15:00~15:30

会場:サンシャインシティ内会議室

●視覚障害者のための展示解説ツアー

目の見えない方、見えにくい方に向けた展示解説ツアーです。
※事前申込制。申込方法や講演内容の詳細はウェブページをご覧ください

日時:10月25日(土) 13:30~ ※1時間程度

料金:無料(入館料のみで参加可能)

●ギャラリートーク

特別展「やっぱりエジプトが好き♡」の見どころを、担当研究員が解説します。

日時:9月27日(土)・10月5日(日)・11日(土)・11月9日(日)・15日(土)・24日(月・振)

   いずれも14:00~ ※30分程度

料金:無料(入館料のみで参加可能)

●月いち!オリ博オンライン講座

月に一度、原則として第3週水曜日に配信する「月いち!オリ博オンライン講座」。

10月・11月の開催分は本特別展にあわせて、以下のテーマで開催します。

※いずれも事前申込制。申込方法や講演内容の詳細はウェブページをご覧ください

10月 「文様から読み解く古代エジプト文明の王権観」

講師:中野 智章先生(中部大学 教授)

配信:10月15日(水) 15:00より 一週間

料金:500円

11月 「古代エジプトの船大工」

講師:山田 綾乃先生(東京文化財研究所 アソシエイトフェロー)

配信:11月19日(水) 15:00より 一週間

料金:500円

■古代オリエント博物館 概要

所在地:東京都豊島区東池袋3-1 サンシャインシティ 文化会館ビル7階

営業時間:10:00~17:00 (最終入場は16:30)

特徴:文明発祥の地といわれる西アジア・エジプト地域の古代文明を紹介する目的で、1978年、我が国最初の古代オリエント地域専門の博物館として開館。西アジア、エジプト地域を中心として、旧石器時代からサーサーン朝時代までの資料約5,000点、及びシリア出土品を多数収蔵する。

問合せ先:古代オリエント博物館 03-3989-3491 https://aom-tokyo.com/

※状況により、内容・スケジュールが変更になる場合がございます。

※画像はイメージです。

※金額はすべて税込です。

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年9月2日 14時00分)

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