深谷市産業ブランド推進室
アグリテック交流施設『アグリ:code22深谷』によるマッチングで実現
深谷市では、シリコンバレーのようにアグリテック企業が集積し、先端農業のメッカとなることを目指し、『DEEP VALLEY』とネーミングし、『儲かる農業都市』の実現に向けてさまざま取り組みを行っています。
その取り組みの一つとして、市のアグリテック交流施設『アグリ:code22深谷』では、農業分野における課題解決を目指し、農家と企業のビジネスマッチングを定期的に実施しています。
このたび、『アグリ:code22深谷』のマッチングにより、株式会社アサヒ農園(本社:愛知県稲沢市、代表取締役社長:後藤成紀氏)が、根圏酸素供給技術『酸素爆誕』を使用し、市内の生産者と連携した実証実験を開始しました。
※アグリテック(Agritech)は、農業(Agriculture)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた造語で、テクノロジーを活用した革新的な農業のこと
気候変動や高温多湿条件による酸欠は、作物の根張り不足や収量低下の一因とされています。
『酸素爆誕』は、酸素剤と触媒を使用して土壌中に酸素を供給し、根の活性化と土壌環境の改善を図る資材です。本資材は、市内生産者と連携した実証実験を通じて、作物の生育促進・収量向上・品質改善効果を検証し、持続可能なスマート農業技術としての社会実装を目指しています。
実証実験の結果は、令和7年冬頃を目途に取りまとめを行い、『アグリ:code22深谷』で成果報告会を開催予定です。深谷市では、今後も『アグリ:code22深谷』を通じて、生産者とアグリテック企業のマッチング機能を強化し、先端技術の社会実装を支援することで、地域農業の競争力向上と持続可能性の確立を目指します。


≪実証実験概要≫
・と き:8月下旬~12月末日(予定)
・ところ:深谷市内および近隣圃場
・対象の作物:ニンジン=約5反(露地栽培)、ネギ=約4.5反(露地栽培)、キュウリ=約2.6反(ハウス栽培)
・使用資材:酸素供給剤『酸素爆誕』(2液混合型反応型酸素供給剤)
・主な検証項目:発芽揃い・草勢(NDVI)、収量比較、品質(等級)評価 など
【参考情報】
<株式会社アサヒ農園>https://www.asahi-noen.co.jp/
