コクヨ株式会社
教育環境のICT利活用を提案する販促物企画や共同セミナーなどを実施
コクヨ株式会社(本社:大阪市/社長:黒田 英邦、以下 コクヨ)は、学校教育向けのICT利活用を支援するチエル株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:川居 睦)と、全国の教育施設向けに教育環境のICT利活用を提案する販促物の企画・制作や共同セミナーなどをおこなうマーケティング協業を、9月初旬から開始します。

1. 協業の背景
小中学校におけるGIGAスクール構想、そして高等学校におけるDXハイスクール事業が進み、教育現場のICT環境は飛躍的に向上しました。特に高等学校では、2022年度からの新学習指導要領により、「総合的な学習の時間」が「総合的な探究の時間」となり、「社会と情報」及び「情報の科学」が「情報Ⅰ」となったことで、生徒が自ら課題を設定・探究する学習や、プログラミング、データ活用といった、より高度で多様な学習活動を行うようになりました。
両社では、こうした新しい学びを実践するためには、ICT機器の導入だけでなく、空間的な環境整備がなされた、新しい学びのための教育環境(クリエイティブラボやデジタルラボ)が必要になると考え、チエルが持つソフト(ICT)とコクヨが持つハード(空間)を組み合わせて、学校現場に新しいソリューションの提案を共同で実施することとしました。
2. 協業の概要
今回、本協業では、GIGAスクール構想の第2期や、文部科学省の「リーディングDXスクール事業」などで加速する教育DXの動きを見据え、チエルが提供するICTソリューションと、コクヨの教育用家具・空間設計ノウハウを組み合わせた販促物(リーフレット)を企画。従来の教室やPC教室を、創造性を広げる学習環境「クリエイティブラボ」や生徒一人ひとりの意欲が沸く学習環境「デジタルラボ」へとリノベーションする提案を推進します。
具体的には、小中学校向けの「クリエイティブラボ」、高等学校向けの「デジタルラボ」を提案する販促物(リーフレット)を共同で企画・制作し、今後、全国の教育施設向けに展開します。
また、教育施設関係者向けに両社共同で、ウェビナー(小中学校向け・高等学校向け)を、それぞれ10月内で開催予定です。
※リーフレット内容:https://www.chieru.co.jp/kagu-ict/
3. 今後の展望
チエルが提供する各種ソリューションと、コクヨが持つ可動性の高いデスクやチェアーなどの教育施設向け家具、ICT機器の活用を想定した什器などを組み合わせた教育空間提案を検討予定です。
これにより、例えば高等学校における「総合的な探究の時間」でのグループディスカッションや「情報Ⅰ」でのプログラミング演習といった生徒の多様な学習活動に合わせてレイアウトを自在に変更できる、柔軟性の高い「デジタルラボ」へと転換させることが可能になります。
■チエル株式会社の会社概要
代表者:代表取締役社長 川居 睦
所在地:東京都品川区東品川2-2-24 天王洲セントラルタワー22F
設 立:1997年10月
事業内容:授業支援・学習支援システム、教材、情報セキュリティ、学校業務支援など、教育現場で利用されるICT製品の開発・提供
チエル株式会社は、「子供たちの未来のために、世界中の先生の授業をICTで支える」を企業理念に掲げて設立。シェアNO.1のフルデジタルCALLシステムや、タブレット対応授業支援システム、クラウド型教材配信サービスなどの開発・制作を手がける、教育市場に特化したICT専業メーカーです。
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【お問い合わせ先】コクヨお客様相談室