株式会社FitCree
AI時代の価格競争に翻弄されるクリエイターを救い、「見せるだけ」に留まらないポートフォリオ体験を実現する。FitCreeは、クリエイターの価値が正当に評価される持続可能な市場の構築を目指します。

株式会社FitCree(本社:東京都渋谷区、代表取締役:奥山 翔悠)は、生成AIの台頭とSNS普及による価格競争に直面するクリエイターの課題解決を目指し、ポートフォリオとクラウドソーシングを一体化させた新サービス「FitCree(フィックリー)」のβ版を2026年1月にリリースします。これに先立ち、本日2025年9月3日より事前登録の受付を開始しました。
本サービスは、これまで300名以上のクリエイター、325社のクライアントからヒアリングした声に基づき開発しており、AIが作品の背景にある”想い”と企業のニーズを繋ぐことで、クリエイターが価値で選ばれる新しい市場を創っていきます。
「FitCree」開発の背景
昨今、生成AIの急速な進化とSNSを通じた個人受注の一般化によって、クリエイター市場は大きな変革を迎えています。誰もが手軽に作品を生み出せるようになった一方で、過去の実績や価格(安さ)だけで評価されがちになり、「そのクリエイターならではの価値」が見えにくくなっています。実績作りのために低価格で受注する新規クリエイターの増加や、AIによる代替を理由としたクライアントからの値下げ要求により、多くのクリエイターが翻弄され、作品に込められるべき本来の目的や想いよりも、価格や納期が優先される状況が生まれてしまっています。
当社が行ったクリエイター300人以上への調査では、多くのクリエイターが「仕事獲得のためにポートフォリオを公開している」と回答した一方で、オンライン上で仕事を探すクリエイターの6割以上が「ポートフォリオから十分に仕事に繋がっていない」という結果が出ています。
ポートフォリオは、営業職にとっての「営業資料」に近いものです。ところが現在のオンライン環境には、その営業資料を商談や契約に結びつける導線がありません。そのため、多くのクリエイターが努力しても成果に繋がらない状況が生まれています。加えて、クリエイター以外からすると「ポートフォリオ」という言葉自体に馴染みがなく、その価値が正しく理解されにくい課題もあります。
加えて、従来のクラウドソーシングはスキルやサービス内の実績を前提とした案件ベースの仕組みで、新規参入にはハードルがあります。一方で、ポートフォリオだけを公開できるサービスも存在しますが、受発注や納品、支払いまで完結させることはできません。
さらに企業側も深刻な課題を抱えています。自社アンケート(クリエイターに発注経験のある企業325社対象で複数回答可)では、「クリエイター探しに時間と労力がかかる」(119社)、「希望するクリエイターを見つけるのが難しい」(114社)、「信頼できる人かどうか判断が難しい」(91社)といった声が多く挙がりました。加えて、「ポートフォリオが分かりづらい」(80社)という回答もあり、企業にとっても「誰に依頼すれば自社の想いを理解してくれるのか分からない」という大きな不安が存在しています。
「FitCree」の目的
「FitCree」は、こうした課題を解決するために生まれた、業界初の“ポートフォリオ起点型クラウドソーシング”です。(※)
クリエイターはスキルや実績よりも先に作品(ポートフォリオ)を投稿することでクリエイティブに対する熱量を届け、そこから受発注・納品・支払いまでを一気通貫で完結可能。これにより、経験値問わず全てのクリエイターが参入しやすく、クライアントにとっても「共感できるクリエイター」と出会える場を提供します。
「クリエイターの価値の毀損」と「企業とのミスマッチ」という双方の課題を解決し、創造性が正当に評価され、好きや得意を活かした持続可能なクリエイターエコノミー市場を築くため、「FitCree」を開発しました。
「FitCree」の特徴

「FitCree」は、単なる仕事のマッチングプラットフォームではありません。クリエイターの”想い”とクライアントのニーズを繋ぎ、価値に基づいた共創を生み出すための3つの特徴を備えています。

AIがタグ付けするかんたん作品投稿
作品のURLや画像をアップロードするだけで、AIが各職種ごとに約2,000個のタグの中から自動でタグを付与。イメージや仕様用途などが割り当てられ手間なく投稿できます。豊富なタグによってクライアントが検索しやすく、より精度の高いマッチングを可能にします。
さらに「なぜ作ったのか」「どんな課題を解決したのか」といった想いも添えられるため、スキルだけでなく人柄や価値観が自然に伝わります。

“見せるだけ”ではない戦略的ポートフォリオ機能
従来の単一的なポートフォリオサイトの課題を解決。クライアントの業界(例:飲食業界向け)や依頼内容(例:SNSリール動画向け)に合わせて、実績を柔軟に組み替えられる「ターゲット別ポートフォリオ」を作成可能です。これにより、クリエイターは自身の強みを最も効果的な形で届けられます。

価格競争から脱却する独自の評価システム
取引数やクライアントからの評価に応じて手数料が割引される、クリエイターのエンゲージメントを高める仕組みを導入。良質な仕事がクリエイター自身の利益に直結する設計にすることで、不当な価格競争からクリエイターを守り、価値ある仕事が正しく評価される環境を目指します。
1分30秒でわかる『FitCree』▼
動画制作クリエイター:Yuki Nakanishi(taracyu)X:@taracyu
サービス概要
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サービス名:FitCree(フィックリー)
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サービス内容:ポートフォリオとクラウドソーシングを一体化させた、クリエイター特化型プラットフォーム
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β版リリース予定:2026年1月
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事前登録開始日:2025年9月3日(水)
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事前登録特典:β版への先行案内のほか、サービス手数料の割引などを予定。
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公式サイト/事前登録URL:https://fitcree.com/
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対象ユーザー:
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クリエイター側
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価格競争に悩むフリーランス
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副業で活動するクリエイター
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自身の作品で仕事を得たい学生(特にアニメ、イラスト、デザイン、写真などビジュアル領域)
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クライアント側
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自社の想いやビジョンに共感してくれるクリエイターを探している企業・個人
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担当者コメント

株式会社FitCree/代表取締役CEO 奥山翔悠
私たちの身の回りにあるすべてのモノやサービスには、必ずと言っていいほどクリエイターの力が関わっています。AIが急速に進化する時代においても、人が作品に込める「想い」は代替できません。むしろ、AIが作業を補完することで、人間にしか生み出せない創造性の価値はこれからさらに高まります。
FitCreeは、クリエイターの「想い」を可視化し、適切なクライアントに届けるプラットフォームです。持続可能な職業としてのクリエイティブを支え、より豊かな社会をともに創り出していきます。
今後の展開
株式会社FitCreeは、クラウドソーシングを起点に、クリエイターが自身の作品を販売できるEC領域、そして知識や経験を共有するスキルシェア・教育分野へと事業を拡大していきます。単なる受発注の場にとどまらず、「実務」「物販」「学び」を循環させるエコシステムを築き、クリエイターの経済的自立を後押しします。今後は国内にとどまらず、グローバル展開を通じて世界中のクリエイターと企業を結びつけ、想いが国境を越えて届く未来を実現していきます。
※自社調べ、2025年9月3日時点、日本国内における「ポートフォリオサービスとクラウドソーシングのサービス」として
【本件に関するお問い合わせ先】
メール:info@fitcree.com
会社概要

ミッション |
世界中のクリエイターの“想いを繋ぐ” |
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会社名 |
株式会社FitCree / FitCree inc. |
所在地 |
東京都渋谷区道玄坂1丁目10番8号渋谷道玄坂東急ビル2F−C |
設立 |
2025年4月 |
代表取締役 |
奥山 翔悠 |
事業内容 |
クリエイターに特化した |
公式サイト |