ストライプジャパン株式会社
〜越境ビジネスやスタートアップを支援する機能やプログラムも提供開始〜
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ユニファイドコマースソリューション Stripe Terminal の日本市場向け提供を発表し、オンラインと店頭での決済体験の統合を実現
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越境支援ソリューション Stripe Managed Payments を日本事業者向けに提供開始
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スタートアップ支援プログラム Stripe Startups でアーリーステージの事業をサポート

企業向けグローバル・ファイナンシャル・インフラ・プラットフォームである Stripe は、2025 年 9 月 3 日 (水) にビジネスリーダーや決済業界の専門家が一堂に介する「Stripe Tour Tokyo 2025」を開催し、グローバルの決済トレンドおよび日本市場に向けた新たなプロダクトを発表しました。Stripe ユーザーによる総決済額は、世界の GDP の約 1.3 % に相当する 1.4 兆ドル (約 210 兆円) を達成したほか、決済特化型 AI 基盤モデルの開発やステーブルコインプラットフォームである Bridge および暗号通貨ウォレットビルダーの Privy への投資など、プログラマブルな金融プラットフォームの構築を促進しています。「Stripe Tour Tokyo 2025」では、AI やステーブルコインなどのグローバル戦略や各種機能のアップデートを発表したほか、ユニファイドコマースソリューション Stripe Terminal および越境ビジネスやスタートアップを支援する機能やプログラムの提供開始を発表しました。
◆ユニファイドコマースソリューション Stripe Terminal の国内提供開始

Stripe は、この度、ユニファイドコマースソリューション Stripe Terminal の国内提供を開始します。Stripe Terminal は、店頭決済とオンライン決済を統合し、チャネルに関わらず顧客にシームレスな買い物体験を提供するソリューションです。店舗での決済をオンライン決済と連動させ、決済処理やハードウェア、統合レポートを提供します。日本は世界で 25 か国目の Stripe Terminal 提供市場となります。
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ユニファイドコマース:オンライン・店頭決済の統合でデータの壁を解消
Stripe Terminal は、プログラマブルな API と SDK 、統一ダッシュボードを通じ、オンライン決済とオフライン決済の境界を取り払い、事業者が複数のチャネルでリアルタイムに顧客の行動を把握できる環境を提供します。これにより、効率的な在庫管理や迅速な意思決定が可能となり、煩雑な決済業務や消費者の購買モーメント損失を解消します。ガートナーの調査*によると、一貫した顧客体験の提供は事業者の売上を 20 % アップさせる効果があるとされています。
*2022 Gartner® Magic Quadrant™ for Digital Commerce -
顧客ロイヤリティを向上させる高度なカスタマイズ性
Stripe Terminal は、自社の POS (販売時点情報管理) アプリケーション構築を支援するために設計されており、顧客ニーズに合わせた決済フローの高度なカスタマイズを可能にします。Stripe の API と組み合わせることで、各チャネルでシームレスかつ一貫した顧客体験を実現できます。リアルタイムの販売分析や顧客インサイトの取得も可能な統合データ基盤を活用することにより、ユーザーは、顧客の購買履歴に基づくパーソナライズされたサービスを提供して、既存顧客のロイヤルティを向上することができます。 -
Stripe が提供する Stripe Terminal 向けデバイスに対応
BBPOS WisePad 3 および Stripe Reader S700 、S710 に対応
・BBPOS WisePad 3 : POS 端末と Bluetooth ペアリング可能な PIN パッド搭載のモバイルリーダー
・Stripe Reader S700 : カスタム POS に対応する Android ベースのスマートリーダー。スマートフォンのような直感的な操作が可能な Wi-Fi 対応モデル・Stripe Reader S710 : 最新モデル 。スリムなデザインはそのままに、携帯電話回線によるモバイルデータ通信が可能なセルラーモデル (順次対応予定)
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iPhone のタッチ決済に対応
物理的なデビットカードやクレジットカードから Apple Pay や様々なデジタルウォレットまで、iPhone のタッチ決済と Stripe Terminal SDK を使えばシームレスに店頭で非接触決済に対応できます。追加の決済端末やハードウェアは必要なく、iPhone さえあれば、対応するアプリをインストールするだけですぐに非接触決済を導入でき、簡単、安全にプライバシーを守りながら決済を完了することができます。支払いが処理されても、Apple はカード番号を iPhone にも Apple のサーバにも保存しないため、データ漏れがなく、加盟店もお客様も安心してお使い頂けます。
*暗号化されたカード番号は、ストアアンドフォワード方式での取引に限り iPhone に一時的に保存されます。
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PayPay とオンラインおよび店頭決済を連携
Stripe では、今年 4 月に、登録ユーザー数 7,000 万人を誇る日本最大のコード決済サービス PayPay のオンライン決済が加わりましたが、今後は Stripe Terminal を通じた店頭決済でも PayPay の利用が可能となります。 -
Weixin Pay (ウィーチャットペイ) 等の決済手段も順次対応予定
訪日観光客の中で上位にランクインする、中華圏のお客様に最も利用されている QR コードの決済手段である Weixin Pay (ウィーチャットペイ) にも対応。
Stripe Terminal を導入する日本企業として、株式会社 INFORICH の取締役 兼 執行役員 Japan CEO 橋本 祐樹 氏は、次のように述べています。
「グローバルで統一された開発モジュールと、多言語対応が魅力的でした。また、開発メンバーからの信頼も厚く、評判もよかったことから採いたしました。グローバル展開を進めるにあたって、世界共通で利用できる Stripe はとてもありがたい存在です。」
Stripe Terminal についての動画はこちら
ストライプジャパン 代表取締役のダニエル・へフェルナンは、次のように述べています。
「ようやく日本の皆様に、Stripe Terminal をご提供することができることを大変嬉しく思います。Stripe のユニファイド コマース ソリューションでオンライン決済とオフライン決済を一元管理することで、販売チャネルを超えた全体的なデータ分析が可能となり、機会損失の低減や生産性の向上のみならず、パーソナライズしたサービスの提供やマーケティング施策の向上、事業の拡大など、さらなる可能性が広がります。」

また、他にもいくつかのビジネスアップデートも発表しました。
◆越境支援ソリューション Stripe Managed Payments の提供開始
マーチャント・オブ・レコード (MoR) 機能 Stripe Managed Payments を日本のユーザーも利用できるようになります。世界各国の間接税対応や不正対策、不審請求 (チャージバック) 管理、フルフィルメントなどを代行し、新規市場に参入するために必要なすべてのソリューションを一元化して提供します。
◆スタートアップ支援プログラム「Stripe Startups」を日本向けに開始
本プログラムは、ベンチャー投資を受けた初期段階の企業を支援するために設計されています。事業開始時に弊社製品のコストを大幅に相殺するための料金クレジットの提供を含めた財務上のメリットや専門性の高いコミュニティおよび豊富なリソースに創業者がアクセスできるようにし、成長の促進をサポートします。詳細はこちらをご覧ください。
◆韓国の現地決済の利用が可能に
日本のユーザー企業も韓国で一般的なウォレットとカードによる決済を受け付けることができるようになりました。
・対象ウォレット : Naver Pay 、Samsung Pay 、PAYCO
・対象カード : 新韓カード、現代カード、サムスンカードなど、現地発行の全てのカードブランドに対応
ストライプジャパン株式会社 代表取締役 平賀充は、次のように述べています。
「デジタル経済は急速に変化しており、昨年の日本 Stripe ユーザーによる決済総額は前年比 40 % 増となりました。ゲームやデジタルコンテンツ企業など、長く続く円安を逆手に取った国際ビジネスも勢いを見せ、Stripe 上で越境ビジネスを対象に行われた決済総額は 62 % 以上増加しました。事業形態も多角化し、昨年日本市場で 9,000 以上の企業が Stripe 上でサブスク型ビジネスを提供しています。今後も日本のデジタル経済を支え、国内外に拡大し続ける様々な企業の事業拡大をサポートして参ります。」
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Stripe について
Stripe は、プログラマブルな金融サービスを構築する企業です。世界の何百万もの企業が Stripe を利用して、オンラインおよびでの決済や組込型金融、収益モデルのカスタマイズを推進し、より収益性の高いビジネスを築いています。サンフランシスコとダブリンに本社を置く Stripe は、世界の GDP の 1.3 % に相当する年間 1.4 兆 ドル (約 210 兆円) 以上の決済を処理しています。Stripe を利用する企業には、Fortune 100 の半数、Forbes Cloud 100 の 80 %、Forbes AI 50 の 74 % が含まれています。AI とステーブルコインにフォーカスを置いた事業拡大と研究開発への投資を通じて、Stripe はグローバル経済における最先端技術の普及に貢献しています。
詳しくは https://stripe.com/jp をご覧ください。