東日本旅客鉄道株式会社
○東日本旅客鉄道株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:喜㔟 陽一)(以下「JR東日本」)は、大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:大友 浩嗣)と大和ハウスリアルティマネジメント株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:伊藤 光博)と、埼玉県さいたま市大宮駅西口において、桜木駐車場用地活用事業「(仮称)桜木PPJ 」(以下「本プロジェクト」)を2025年4月15日に着工いたしました(※)。
○このたび本プロジェクト開発敷地内に、寝台特急カシオペア号の1号車スロネフ E26(以下「本車両」)を移設展示することとなりました。展示内容の詳細は決まり次第お知らせいたします。
○寝台特急カシオペア号の移設展示を通じ、本プロジェクトが、大宮の立地や既存の都市の魅力等の強みを生かしながら、ヒト・モノ・情報等が集まり相互に交流し「新しい価値」を創造・発信する場となり、多様な資源が集まる「東日本の対流拠点形成に資する機能の導入」の実現に繋げるべく、さいたま市が進めるまちづくりに貢献してまいります。
※)【参考】 2025年4月23日付プレスリリース:
■さいたま市「大宮駅」西口の新しいランドマーク 桜木駐車場用地活用事業「(仮称)桜木 PPJ」着工
https://www.jreast.co.jp/press/2025/20250423_ho01.pdf
1.(仮称)桜木PPJについて
本プロジェクトは、「大宮駅」西口の市営駐車場「桜木駐車場」の一部において開発する、総延床面積30,000㎡を超える大型複合施設です。商業棟、オフィス棟、駐車場棟、フィットネス棟、MICE・結婚式場棟の計5棟で構成され、本プロジェクトは、新たなビジネス、文化、ライフスタイルを生むウェルビーイング拠点「Omiya Well-being Station」をコンセプトとし、竣工は2027年春を予定しています。

2. 移設展示について
<コンセプト>
本車両を移設展示することにより、(仮称)桜木PPJを「鉄道のまち大宮」を象徴する施設とし、地域エリアのシンボルとなる施設として整備します。
本車両および隣接して整備予定の広場空間とともに、地域の憩いの場、様々なイベントが行われる賑わい空間として、地域交流に資する移設展示とします。
<計画>
①設置場所:(仮称)桜木PPJ開発敷地内(北東の広場空間に隣接し整備予定)
②移設車両:1号車スロネフ E26(展望室タイプのカシオペアスイートを有する車両)
③展示内容:具体的な展示内容は検討・調整中です。詳細が決まり次第お知らせいたします。
【展示案】解説板等寝台特急カシオペア号の来歴を学べる機能整備、見学デッキ等の整備、鉄道ふれあいフェアや(仮称)第五地区公園等と連携したイベント等の実施など

(参考)(仮称)桜木PPJ施設概要

(参考)寝台特急カシオペア号概要
1.「カシオペア号」諸元

2.「カシオペア号」略歴

3.特徴
○名称由来は、夜行列車をイメージできる「星座」名より採用。「カシオペア」はギリシャ神話に登場する王妃の名前。カシオペアは北極星を中心に「北斗七星」と対となり一晩中北の空に輝く星座で、独特の「W型」をしており、これが“オールダブルデッカ-(2階建て)”“オール2人用個室(ダブル)”等をイメージできることから名称として採用された。
○JR東日本では客車としてはじめての本格的なステンレス鋼を用いた軽量構造を採用した。寝台車と食堂車は2階建て構造として、空間の有効活用を図っている。また、座席車(ラウンジカー)は高床構造化して眺望の向上を図っている。
○客室は、カシオペアスイートが7室(うち6室はメゾネットタイプ、1室は展望タイプ寝室)、カシオペアデラックスが1室。いずれもシャワー・トイレ・洗面台が完備されている。またカシオペアツイン80室は居間兼寝室タイプの二人用個室でトイレ・洗面台が設置されている。
○2000年(平成12年)度第43回鉄道友の会ブルーリボン賞受賞。

