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バイブコーディング、40〜60代エンジニアの約4割が利用経験あり。ベテラン層が恐れるのはAIより“技術力の劣化” 50代では年収不安も顕著【ベテランITエンジニア600名調査】

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株式会社モロ

バイブコーディング積極利用は15%にとどまるも、関心層が厚く、導入余地大

シニアエンジニア特化のフリーランス求人サイト「レガシーフォース」を運営する株式会社モロ(本社:東京都港区、代表取締役:前田洋平)は、40代〜60代のITエンジニア600人を対象に、働き方に関する実態調査を実施しました。調査から、キャリア不安や新技術習得に対する意欲、AI活用状況の実態が明らかになっています。

目次

調査サマリ

最大のキャリア不安は「技術力の劣化」
50代は年収不安が突出
約4割がバイブコーディング利用経験あり。関心は高いが実務定着はこれから

日常利用AIツールはChatGPT。コード支援特化型使用は限定的。
新しいスキル「必要なら学ぶ」が全年代で最多

ベテラン層が恐れるのはAIより“技術力の劣化” 50代では年収不安も顕著

年代別グラフ

 今後のキャリアに対する不安を尋ねたところ、最も多かったのは「技術の変化についていけず、スキルが古くなるかもしれない」で202人(33.7%)、次いで「年収が下がってしまうかもしれない」が183人(30.5%)でした。

 年代別に見ると、50代の年収低下への懸念が71人と突出しており、役職定年や昇給鈍化などキャリア後半特有の事情が影響していると考えられます。

一方、「AIの進化で仕事が奪われるかもしれない」との回答は年代が上がるほど減少し、40代73人から60代31人へと半数以下に低下しました。若い世代ほどAIの影響を意識し、年齢が上がるにつれてスキルや収入といった現実的な課題への不安が強まる傾向が見て取れます。また「特に不安はない」と回答した層は40代44人、50代37人、60代60人と年代が上がるほど増加し、60代では不安を抱く層と抱かない層の二極化が浮き彫りになりました。

約4割がバイブコーディング利用経験あり。関心は高いが実務定着はこれから

年代別グラフ

 AIを活用したコーディング支援(以下、バイブコーディング)の利用状況では「興味はあるが使ったことがない」が192人(32.0%)で最多、次いで「試したことはあるが業務では使っていない」が133人(22.2%)でした。「現在積極的に業務で使っている」と回答したのは92人(15.3%)にとどまるものの、両者を合わせると全体の37.5%が利用経験を持つことがわかりました。ベテラン層でも、多くのエンジニアが新技術を「まず試してみる」姿勢を持っていることがわかります。

 年代別に見ると、積極利用は40代37人、50代39人に対し、60代は16人と大きく減少しました。一方で「興味はあるが未使用」の割合は年代が上がるほど増加し、40代53人、50代64人、60代66人となっています。現状は、関心は高いが利用に至っていない潜在層が厚く、環境整備や導入支援次第で普及が進む余地が大きいことが示唆されます。

AI技術習得“必要なら学ぶ意欲あり”が最多

年代別グラフ

 続いて、AI技術の習得に意欲について質問しました。結果、「業務で必要とされれば学ぶ」が266人(44.3%)で最多となりました。「積極的に学びたい」が152人(25.3%)、「学ぶ意欲はない」が104人(17.3%)、「年収が上がるなら学ぶ」が78人(13.0%)と続きました。「業務で必要とされれば学ぶ」層は、40代69人、50代95人、60代88人と、50代・60代でより多くなりました。

新しい言語習得はAIより自発的意欲が低下

年代別グラフ

 AI技術の習得意欲については「業務で必要とされれば学ぶ」が266人(44.3%)で最多となり、全年代に共通しました。一方で「積極的に学びたい」は152人(25.3%)にとどまり、学習意欲は“実務に直結するかどうか”で左右される傾向が見えます。

 新しいプログラミング言語やフレームワークについては、「積極的に学びたい」が116人(19.3%)とAIより36人少なく、「学ぶ意欲はない」は117人(19.5%)とAIより13人多い結果に。AIの方が自発的学習意欲が高く、言語は移行コストや既存資産の整合負担が背景にあるため、意欲が低くなりやすいと考えられます。特に50代では積極的に学びたい層が25人と大きく減少しました。

日常利用AIツール、ChatGPT約37%で最多、コード特化型はまだ限定的

 業務で日常的に使用しているAIツールについては、ChatGPTが223人で圧倒的に多く、全体の約37%を占めました。次いでGemini(旧Bard)が91人、GitHub Copilotが73人となっています。

 一方、「使ったことがない」と回答した層が196人(約33%)と3分の1を占め、AIツール未使用者も相当数存在することが明らかになりました。コード支援特化型のAIツールであるAWS CodeWhispererは26人、Replit Ghostwriterは10人、Codiumは9人、Pro Codeは8人と利用者は現状限定的です。「使ったことはあるが業務で使用していない」層が108人(18%)おり、試用経験はあるものの実践での継続利用に至っていないケースも一定数存在していることが判明しました。

株式会社モロ 代表取締役 前田洋平のコメント

経験は社会の労働資産。環境整備でキャリア不安を解消へ

 今回の調査を通じて、ベテランエンジニアが、AIや新しい技術に対して一定の関心を示しており「必要とされれば学ぶ」という実務に根ざした姿勢であることが明らかになりました。一方で、新しい言語やフレームワークの習得には移行負担や既存システムとの整合といった壁があり、「学ぶ意欲はあるのに環境が整っていない」という現実も浮かび上がっています。

 また注目すべきは、知識と経験を備えたベテランエンジニアであっても、将来のキャリアに不安を抱えている人が多い点です。本来その知見やスキルは「社会の労働資産」であり、正しく評価され活用されることで、人材不足の解消にも直結します。このギャップを埋めることが、今の業界にとって大きな課題であると考えています。

 当社が運営する レガシーフォース は、経験豊富で働く意欲の高いベテランエンジニアを企業とつなぎ、その力を社会で正しく活かす場を提供しています。知見を「労働資産」として評価し、安心して活躍できる環境を整えることを目指しています。今後もレガシーフォースを通じて、次世代への知見継承と人材不足という業界課題の解決に貢献してまいります。

■アンケート利用条件

調査結果を引用する際は「レガシーフォース」の名前を記載の上、引用元として、調査全文の下記リンクを設置してください。

URL:https://freelance.legacyforce.jp/articles/detail/3

【調査概要】

調査概要 シニアエンジニアの働き方意識調査

調査期間:2025年7月

調査対象:40代〜60代のITエンジニア600人(40代・50代・60代各200人)

調査方法:インターネット調査

【会社概要】

会社名:株式会社モロ

所在地:〒105-0013 東京都港区浜松町2丁目7番17号

代表取締役:前田洋平

設立年月日:2024年1月23日

事業内容:ITエンジニアリング、コンサルティング、人材紹介
URL:https://morro.co.jp/
サービスURL:https://freelance.legacyforce.jp/

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年9月4日 09時10分)

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