マジセミ株式会社
マジセミ株式会社は「【タクト短縮】制御データ急増時代を支える「スタンドアロン型制御用PCIeカード」のすすめ」というテーマのウェビナーを開催します。

■ 制御システムの高度化とPC化の加速
近年、製造装置や生産ラインはますます高度化し、多軸ロボットの高精度同期制御や、インライン検査装置による画像データ活用など、ネットワークを介してやり取りされる制御データ量が急増しています。
こうした中、装置間の同期や高速モーション制御を担ってきたPLCに加え、大容量データ処理や高度な演算を可能にする産業用PCベースの制御システムの活用が拡大しています。
■ 性能強化だけでは解決できない負荷集中の課題
しかしながら、PC化で処理能力は向上したものの、高解像度画像解析や多軸モーションのフィードバック、センサーの高周波サンプリングなど高負荷処理の多様化により、CPU・通信帯域・OSスケジューリングにかかる負荷は加速度的に増大しています。その結果、要求性能を安定して満たせないケースが増えています。
この課題に対し、現場ではCPU性能向上やマルチコア化、リアルタイムOS導入、PLCやI/Oモジュールの増設といった方法で性能強化を進めてきました。しかし、これらの方法だけでは負荷集中や遅延を根本的に解消できず、構成の複雑化や配線の迷路化を招き、システムの信頼性や稼働安定性にも悪影響を及ぼします。
■ 制御データ急増時代を支える「スタンドアロン型制御用PCIeカード」
本セミナーでは、CC-Link IE TSN対応PCIeカード『AdEXP1589』を活用し、PCのCPU負荷を軽減しつつ、高速・大容量・高精度な同期制御通信を実現する方法をご紹介します。
『AdEXP1589』は、産業用PCに増設するスタンドアロン型制御用PCIeボードです。1Gbps通信と高精度な時刻同期機能により、装置間の同期精度±1µs以下を実現します。さらに、制御通信や演算処理の一部をカード内の専用プロセッサに任せることで、PCの負荷を大幅に削減。ジッタ(動作のばらつき)、応答遅延を抑制し、制御ネットワークの安定した長期運用と保守性向上を両立します。
■ こんな方におすすめ
・多軸モーション制御や装置間同期制御を行う製造装置メーカーの開発・設計担当者
・制御データ量の増加によりタクト短縮や応答安定化に課題を感じている生産技術エンジニア
・CC-Link IE TSNネットワークを活用した高速・大容量制御通信の導入を検討している方
・産業用PCベースの制御システムでCPU負荷の増加を回避しながらネットワーク制御の性能向上を実現したい方
・保守性や拡張性を重視し、システム更新・改修コストの削減を目指している方
■主催・共催
株式会社アドバネット
■協力
CC-Link協会
株式会社オープンソース活用研究所
マジセミ株式会社
マジセミは、今後も「参加者の役に立つ」ウェビナーを開催していきます。
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