東京貿易ホールディングス株式会社
東京貿易ホールディングス株式会社(東京都中央区京橋、代表取締役社長:坪内秀介)のグループ会社である東京貿易マテリアル株式会社(東京都中央区京橋、代表取締役社長:重住寛、以下TML)は、中国最大級の法人向けソフトウェアサービスプロバイダーである用友網絡科技股份有限公司(以下 用友)製の鉄スクラップAI等級判定システムを、日本企業から初めて受注しました。
背景:
日本の鉄鋼業は、年間約12億トンに及ぶCO₂排出量の中で最大の排出源とされ、カーボンニュートラルの実現に向けて抜本的な対策が求められています。その中で注目されるのが「高炉から電炉への転換」です。電炉はCO₂排出を大幅に削減できる一方、原料となる鉄スクラップの品質確保が大きな課題となっており、従来は長年にわたって培われてきた検収員の技量によって維持されていました。
今回の取り組み:
TMLは、今まで検収員の高い技量によって維持されてきた判定業務に対する人への依存度度を下げながら、更に高度化すべく、AIを活用した用友の鉄スクラップ等級判定システムを日本市場に導入。
• 鉄スクラップの高精度な判定により、電炉の安定稼働と高品質鋼材の生産を支援 • 等級判定の工程における省人化・効率化・属人化防止を実現し現場負担を軽減
• スクラップ検収技術の伝承支援
• カーボンニュートラルに向けた鉄鋼業界の構造転換に貢献
今回、日本企業からの初受注に至ったことで、同システムの国内展開に弾みがつくことが期待されており、各電気炉メーカー様からすでに多くの引き合いを頂いております。


用友(Yonyou)について
用友は、ソフトウエア販売数で世界TOP10に入る規模を誇り、会計・ERPなどの基幹業務ソフトに加え、クラウドやAI技術を活用した統合型デジタルプラットフォームを展開。鉄鋼業をはじめとする製造産業のDX・デジタル化を支援し、アジアを中心に豊富な実績を有しています。
今後の展開
TMLは、用友との連携を通じて、日本の鉄鋼業界における脱炭素化とDX推進の両立を支援し、環境負荷低減と産業競争力強化に貢献してまいります。
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東京貿易マテリアル株式会社について
東京貿易マテリアル株式会社は、鉄鋼関連事業という、東京貿易創業以来の“祖業”を受け継ぎながら、「鉄鋼業界における総合マテリアルプロバイダー」として、お客様の課題解決と社会の発展に貢献し続けます。
東京貿易グループとは
持ち株会社である東京貿易ホールディングス株式会社(東京都中央区京橋2-2-1 京橋エドグラン27F、代表取締役社長 坪内秀介)と個性豊かな国内外の16事業会社、合計17会社で構成する事業開発型商社グループであり、1947年の創業から77周年を迎えました。


エネルギーインフラ、スマートマニュファクチャリング、イメージソリューション、マテリアルサプライの4つのセグメントに注力し、各社が専門性の高い事業を展開しつつも、総合力を生かして新しい価値を世の中に提供し続けるグループを目指しています。
東京貿易グループは今後も変革を恐れず、自由闊達な文化の下、イノベーションを起こし、ステークホルダーの皆様が安全・安心な生活、経済、社会活動をおくることができる、より良い社会の実現と持続に貢献します。