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福島大学とQFF、中性子線スピーディ育種®でプラスチック分解菌を強化

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QFF

― 廃棄プラスチックのバイオリサイクル技術開発を開始 ―

株式会社クォンタムフラワーズ&フーズ(本社:茨城県水戸市、代表取締役CEO:菊池 伯夫、以下「QFF」)は、福島大学・杉森大助教授が推進する「廃棄プラスチックのバイオリサイクル技術の開発」において、中性子線スピーディ育種®(非GMO)を用いたプラスチック分解菌の改良プロジェクトを開始しました。

中性子線スピーディ育種®で、プラスチック分解菌を改良するプロジェクトを開始。

■ 背景と目的

世界的に深刻化するプラスチックごみ問題は、地球環境や生態系に大きな負荷を与えています。年間約4億トンものプラスチックが生産され、その一部が不適切な処理や管理の不備により、陸域から海洋へと流出することで、海洋汚染やマイクロプラスチックによる影響が社会課題となっています。福島大学・杉森大助教授は、ニトリルゴム(NBR)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)といった難分解性プラスチックの分解メカニズムを解明し、分解産物を高付加価値物質に変換する「バイオアップサイクル技術」の開発を進め、有価物としての価値を高めることで課題解決に取り組まれてきました。既に、分解可能な菌株探索や酵素遺伝子の同定、分解産物の生分解性バイオプラスチック原料としての利用可能性など、有望な成果を報告しています。

しかし実用化に向けては、分解速度や効率性の向上が課題として残されています。今回QFFは、自社独自技術「中性子線スピーディ育種®」を用い、杉森研究室が保有するプラスチック分解菌に中性子線照射を実施。生存率を保ちながら多様で有効な変異を導入し、分解菌の増殖強化などの菌株の性能向上や酵素の機能強化を図ります。

 

■ 今後の展望

本プロジェクトを通じ、廃棄プラスチック問題の解決と循環型社会の実現に寄与することを目指します。今後は、プラスチック分解菌の共同開発や、環境・素材分野での微生物改良に関心を持つ企業・研究機関との幅広い連携を推進してまいります。

■ 代表者コメント

クォンタムフラワーズ&フーズ 代表取締役CEO&CTO 菊池伯夫
「福島大学との連携により、中性子線スピーディ育種®技術を環境課題解決に活用できることを大変嬉しく思います。廃プラスチックのバイオアップサイクルは世界的な挑戦であり、今回の研究成果が産業応用へとつながるよう全力で取り組んでまいります。」

QFF 代表取締役CEO 菊池伯夫

■ 会社概要

株式会社クォンタムフラワーズ&フーズ ]

所在地:茨城県水戸市見川町2563-77ルレーブ見川2-101

代表者:代表取締役CEO 菊池伯夫

事業内容:中性子線スピーディ育種®サービスの提供、量子バイオテクノロジーの研究開発

設立:2018年7月

URL:https://qff.jp

本件に関するお問い合わせ先

株式会社クォンタムフラワーズ&フーズ ビジネスソリューション部:内藤

E-mail:shunsuke.naito@qff.jp Tel:03-6661-1611


出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年9月4日 10時00分)

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