ルーヴル美術館展 ルネサンス 広報事務局
「ルネサンス」をテーマとするルーヴル美術館展、開催決定!
来年(2026年)9月より、東京・六本木の国立新美術館にて「ルーヴル美術館展 ルネサンス」を開催いたします。同館のコレクションによる展覧会は、2023年に国立新美術館と京都市京セラ美術館で開催され、約73万人を動員した「ルーヴル美術館展 愛を描く」から3年ぶりとなります。
本展覧会では、イタリアで花開き、15世紀から16世紀にかけてヨーロッパ各地で隆盛したルネサンス美術の本質的な特徴のいくつかを、選び抜かれた50点余りの作品を通して浮かび上がらせることを試みます。出品作の多くは15世紀末から16世紀後半(1575年頃まで)に制作されたもので、ルネサンス様式の誕生そのものよりも、それが広まった時代に焦点を当てています。
ルネサンスは「再生」を意味します。この時代、ヨーロッパの人々は、キリスト教が広まる以前の人間の主体性を重んじた古代ギリシャ・ローマ文化に、よみがえらせるべき理想を見いだしました。画家や彫刻家たちは、古代の美術を手本として学びながら、人間とそのまわりの空間・自然をありありと再現的に表現することを目指すようになります。人物の表情や動作の描写を通して内面の個性を表現すること、それがルネサンスの芸術家たちにとって最も重要な課題の一つになりました。なかでもレオナルド・ダ・ヴィンチは、人間の複雑な感情の描出を終生追求した人といえます。本展は、このルネサンス最大の巨匠の類まれな人物表現の魅力を堪能するとともに、ルネサンス美術の本質に触れる、貴重な機会となるでしょう。
ルネサンス最大の巨匠、レオナルド・ダ・ヴィンチの傑作《美しきフェロニエール》 初来日!
レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452–1519)の真筆とされる絵画作品はわずか15点ほどしか現存しません。ルーヴル美術館にはそのうち5点が所蔵されており、1974年に《モナ・リザ》が来日しました。
それから52年を経て、このたびの展覧会では、同館が誇るレオナルドの傑作の一つである《女性の肖像》、通称《美しきフェロニエール》が日本で初めて公開されます。本展では最新の研究動向を踏まえながら、この作品が生まれた背景や表現上の特徴に光を当てます。

開催概要
展覧会名:ルーヴル美術館展 ルネサンス
会期:2026年9月9日(水)― 12月13日(日)
会場:国立新美術館 企画展示室1E (〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2)
主催:国立新美術館、ルーヴル美術館、日本テレビ放送網、読売新聞社
監修:オリアーヌ・ラヴィット(ルーヴル美術館 絵画部門 学芸員)
宮島綾子(国立新美術館 主任研究員)
※本展は1会場のみの開催です
お問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル)
展覧会HP:https://www.ntv.co.jp/louvre2026/
展覧会SNS X:@louvre2026 / Instagram:louvre2026